第1ラウンドは「PFPでの存在感」、第2ラウンドは「複数階級制覇の体重スパン」 でいずれもカネロ・アルバレス、第3ラウンドはKO能力とCompuBoxのデータから「パワーパンチ」をテーマにして井上が取りました。
第4ラウンドもCompuBoxから「ジャブ」をテーマにします。
どんなスポーツでも〝カウント球〟〝釣り球〟があります。ボクシングにおけるジャブは基本的に手首を返さずに速い引きを意識して放つパンチで、次に打ち込むパワーパンチの導火線になることはあっても、必殺の一撃ではありません。
また、パワーパンチは当たらなければ大きな意味は持たない「火力」ですが、ジャブはヒットさせるよりも「牽制」や「距離測定」などの役割を果たすことが重要な「レーダー」「触覚」です。
その意味で、ジャブの的中率に大きな意味を見出すのは禁物ですが、このリードパンチを数多く打つボクサーは「ジャバー」に大別するのは差し支えないでしょう。

ドネアも「思いっきりねじ込んでくる、こんなんジャブちゃうよ!」と言うでしょうが…。
◾️AVG JAB THROWN/ROUNDPUNCHES◾️
①KID GALAHAD 40
②JOE JOYCE 38.7
③KENSHIRO TERAJI 38.3
④OLEKSANDR USYK 38.2
⑤REGIS PROGRAIS 38.1
⑥JAMAL JAMES 37
⑦DMITRY BIVOL 36.3
⑧CALLUM SMITH 35.1
⑨ERROL SPENCE 34.4
⑩CARLOS CUADRAS 33.9
1ラウンド当たりに放ったジャブの平均数では、カネロ・アルバレス(18.1発)は完全圏外。井上尚弥は33.3発と惜しくもトップ10入りを逃しています。
変幻自在のジャバーであり、ボクサーであり、ファイターでもある寺地拳四朗の3位は納得です。
このベスト10には、リードを起点にしたボクシングを完成させているジャバーたちが顔を揃えました。
そして、今度は着弾数。
トップはゲンナジー・ゴロフキン、4位に井上尚弥とパンチャーが顔を覗かせます。
カネロはここでも4.1発で圏外。
拳四朗は10位に〝転落〟。「手数は多いが着弾数は少ない」 ことになりますが、彼のボクシングを見たことがある100人が100人、この数字で「拳四朗はジャブが下手」とは思いません。
相手を牽制し、正確に距離を測り、空間を把握する〝ヒットしないが有効なジャブ〟が 多いのです。
これが着弾率となると「手数は多いが着弾数の少ない」拳四朗の名前が10傑から消えるのは当然。
GGGとワイルダーがワンツーの時点で、このランキングがパワーパンチの色彩を濃くしているのが明らかです。
GGGやワイルダー、井上の手首を返して相手に大きなダメージを与えることを意識したリードブロー、つまり「教科書的にはジャブではない」パンチを〝ジャブ〟と数えているのです。
井上の的中率は25.5%で5位。カネロは22.7%で10位には入りませんでしたがヒット率は跳ね上がりました。
井上とカネロは拳四朗のように「偵察」や「距離測定」の役割を左リードよりも、フットワークによって得意の中間距離に持ち込むスタイルです。
そして、リードを主としてパワーパンチとして使うのもこの2人の共通点。
そして、このタイプのファイターにとって最も相性が悪いのはジャバーです。もちろん、両者の技量が接近していたら、という大前提がありますが。
その意味で、カネロにとってドミトリー・ビボルは悪夢のジャバーでした。
そして、来月25日に井上が対峙するスティーブン・フルトンは異常なまでの決定力の無さと体格を考慮すると、本当ならジャバーであるべきボクサーですが、そこまでの技量は全く認められません。
井上が戸惑うような「煙幕」や「バリア」のようなジャブを、来月になるとフルトンが急に習得していたなんてことは無いでしょう。
さて、カネロと井上の「ジャブ(リード)」対決は、このパンチの性格が多彩なだけに甲乙つけるのが難しいのですが、ジャブをワンツーの導火線としてマスターしている井上の10−9。
ここまでの4ラウンド合計は38−37でカネロ。
1ラウンド当たりに放ったジャブの平均数では、カネロ・アルバレス(18.1発)は完全圏外。井上尚弥は33.3発と惜しくもトップ10入りを逃しています。
変幻自在のジャバーであり、ボクサーであり、ファイターでもある寺地拳四朗の3位は納得です。
このベスト10には、リードを起点にしたボクシングを完成させているジャバーたちが顔を揃えました。
そして、今度は着弾数。
◾️AVG JAB LANDED/ROUNDPUNCHES◾️
①GENNADY GOLOVKIN 9.9
②DMITRY BIVOL 8.6
③JOE JOYCE8.5
④NAOYA INOUE 8.5
⑤KID GALAHAD 7.9
⑥OLEKSANDR USYK 6.8
⑦LEO SANTA-CRUZ 6.7
⑧LIAM SMITH 6.6
⑨CALLUM SMITH 6.6
⑩KENSHIRO TERAJI 6.2 トップはゲンナジー・ゴロフキン、4位に井上尚弥とパンチャーが顔を覗かせます。
カネロはここでも4.1発で圏外。
拳四朗は10位に〝転落〟。「手数は多いが着弾数は少ない」 ことになりますが、彼のボクシングを見たことがある100人が100人、この数字で「拳四朗はジャブが下手」とは思いません。
相手を牽制し、正確に距離を測り、空間を把握する〝ヒットしないが有効なジャブ〟が 多いのです。
これが着弾率となると「手数は多いが着弾数の少ない」拳四朗の名前が10傑から消えるのは当然。
◾️JAB CONNECT PERCENTAGEPERCENTAGE◾️
①GENNADY GOLOVKIN30%
②DEONTAY WILDER27.3%
③ANTHONY DIRRELL25.9%
④DAVID BENAVIDEZ25.9%
⑤NAOYA INOUE25.5%
⑥ANTHONY JOSHUA25.3%
⑦TONY HARRISON24.5%
⑧DMITRY BIVOL23.7%
⑨VASILIY LOMACHENKO23.6%
⑩DEVIN HANEY23.5% GGGとワイルダーがワンツーの時点で、このランキングがパワーパンチの色彩を濃くしているのが明らかです。
GGGやワイルダー、井上の手首を返して相手に大きなダメージを与えることを意識したリードブロー、つまり「教科書的にはジャブではない」パンチを〝ジャブ〟と数えているのです。
井上の的中率は25.5%で5位。カネロは22.7%で10位には入りませんでしたがヒット率は跳ね上がりました。
井上とカネロは拳四朗のように「偵察」や「距離測定」の役割を左リードよりも、フットワークによって得意の中間距離に持ち込むスタイルです。
そして、リードを主としてパワーパンチとして使うのもこの2人の共通点。
そして、このタイプのファイターにとって最も相性が悪いのはジャバーです。もちろん、両者の技量が接近していたら、という大前提がありますが。
その意味で、カネロにとってドミトリー・ビボルは悪夢のジャバーでした。
そして、来月25日に井上が対峙するスティーブン・フルトンは異常なまでの決定力の無さと体格を考慮すると、本当ならジャバーであるべきボクサーですが、そこまでの技量は全く認められません。
井上が戸惑うような「煙幕」や「バリア」のようなジャブを、来月になるとフルトンが急に習得していたなんてことは無いでしょう。
さて、カネロと井上の「ジャブ(リード)」対決は、このパンチの性格が多彩なだけに甲乙つけるのが難しいのですが、ジャブをワンツーの導火線としてマスターしている井上の10−9。
ここまでの4ラウンド合計は38−37でカネロ。
コメント