田中教仁が6月28日にタイ・ラヨーンでWBCストロー級王者パンヤ・プラダブスリ挑むことが急遽決定しました。

三迫事務が発表したのが9日、試合まで20日を切ったタイミングです(打診が来たのは5月末とのことです)。

両者は昨年8月にもタイ・ナコンラチャーシーマーで対戦、田中が判定で敗れており、10ヶ月越しのダイレクトリマッチ。

初戦のスコアは119−109/118−110/116−112 のユナニマス、このスコアは敵地である影響は全くなく、119−109でも十分納得できる内容でした。

田中はWBC10位ですが、Transnational Boxing Rankings BoardやESPN、リング誌などまともな世界ランキングでは圏外、世界挑戦の資格のある実力はない、と見られています。

もちろん、田中には一片の“罪”もありません。WBCのランキングが狂っているだけです。

再戦する理由は、誰がどう考えても見つかりません。 



プラダブスリは4月に日本で重岡優大と予定していたタイトルマッチが、来日直前にインフルエンザに感染してしまい中止。

重岡優は代役のウィルフレド・メンデスと暫定王座決定戦を争い7ラウンドKO、プラダブスリとの団体内統一戦が既定路線でした

三迫貴志会長が語った「プラダブスリ陣営がWBCに重岡戦の前に防衛を挟みたいと要請し、WBCから6月中なら認めるとの回答を得て今回の試合になったと聞いている」という背景は、プラダブスリはもちろん、田中にとっても、そして承認料が稼げるWBCにとってもウィン-ウィンでしょうが…。

ファンからすると、日本人がタイで世界王者を奪取するという大快挙のチャンスが巡ってきたという期待よりも、ボクシング界の腐敗をまた見てしまった苦い思いの方が強いのではないでしょうか。