Feb. 18: Pomona, California (DAZN)

Luis Nery vs. Azat Hovhannisyan

12 rounds, WBC junior featherweight title eliminator


来月18日、日本限定の〝悪童〟ルイス・ネリとアバト・ホバニシャンがWBCジュニアフェザー級王座挑戦権を賭けて戦うことが決定しました。

ゴールデンボーイ・プロモーションズとサンフェルの共催。

日本では「山中慎介との2戦で醜態を晒した〝悪童〟」ですが「実力はある」というのが一般的なイメージでしょうか?

個人的には山中戦前から、欠陥が目立つファイターという印象しかありませんでした。まず、ジャブがまともに打てないのに驚きました。

スピードと多彩なパワーパンチは世界基準、勝負度胸もありますが、17階級でなければクラス10には入りません。


それでも、実は勉強熱心なのでしょう。ジュニアフェザー級に上げてからは、真っ直ぐに出せない、引きが遅かったジャブが劇的に改善されていました。スピードにも目立った鈍りは見られません。

「欠陥を抱えていた荒削りな若いファイター」が、懸命に学習して 「バランスの取れたボクサー」に〝まとまる〟。 よくある話です。

しかし、ネリの場合は最大の特長である荒々しい野生が喪失してしまいました。荒れ球の剛球投手が中途半端にコントロールを意識して、悪い意味でまとまってしまった、そんな感じでしょうか。

これは、アジャストの過程、進化の途上ではなく、ネリというボクサーの限界なのだと思います。

「山中の対戦相手で試合前のトラブルが目に余った」「井上尚弥とのビッグファイトの可能性がある」という以外に、ボクサーとしてのネリには全く興味がありません。

ホバニシャンも強打が売りの良いファイターですが、完全に底の見えています。

現在のWBCタイトルホルダーはWBOも保持するスティーブン・フルトン。

「5月内定」と言われている井上とフルトンのタイトル戦で、モンスターが勝てば、初防衛戦でネリとの対戦もありうる状況です。

JBCはネリを永久追放しているから、日本開催は無い…なんてことはありません。

マイク・タイソンなど犯罪歴が問題となって来日できなかったボクサーは珍しくありませんが、ネリのケースはボクシング界がブロックしているだけ。

井上のプロモートに関わる帝拳がネリの来日を許すかどうか。

気の早い話ですが、井上vsネリ。盛り上がるでしょう。

そうなったら、ネリにはドーピングや体重超過は論外にしても、しっかり〝悪童〟ぶりを発揮してもらい、煽りまくって欲しいところです。

試合自体は、すぐに終わって盛り上がらないでしょうから。