野球やサッカー、テニス、陸上…ほぼ全てのスポーツにおいて、使用される道具は上位のプロになればなるほど、特別注文品になり、アスリートは使い慣れたギアを愛用します。
フィギュアスケート選手の場合は微妙なフィット感を大切にして同じシューズ、同じ靴紐を何年も使い続けることが珍しくありません。
しかし、ボクシングの場合は公正を期してというよりも不正防止のため、新品のグローブを試合前に開封して使います。
相手陣営が見守る中で開封、バンテージを巻くのも、やはり相手陣営とコミッショナーが不正を働いていないか監視する中で行われなければなりません。
それだけ、ボクシンググローブやバンテージは不正をしやすい道具なのです。
ナックル部分のクッションを抜いたり、バンテージに異物を仕込んだり、その方法はさまざまです。

2009年1月、アントニオ・マルガリートはシェーン・モズリー戦前、バンテージを巻くときにパッドが不自然に濡れていることを敵陣営から指摘され、パッドはカリフォルニア州アスレティック・コミッションが徴収。
すぐに検査・分析すると…。パッドには、時間が経つと石膏のように固まる溶液が染み込んでいたことが発覚しました。
長谷川穂積戦前のフェルナンド・モンティエルや、内藤大助戦前の亀田興毅は、陣営がしっかり確認しなかった隙に異物が仕込まれたということがまことしやかに語られましたが、真相は誰にもわかりません。
大方の期待を裏切り、長谷川は失神ストップ負けを喫し、内藤も完敗したという結果だけが事実です。
彼らの陣営に、ナジーム・リチャードソンのような切れ者がいたなら…もしかしたら試合展開、結果は違うものになっていたかもしれません。
また、ノニト・ドネアとの再戦で、井上尚弥がドネア陣営がいない状況でグローブを開封してしまい、ドネアが激昂したこともありました。
Aサイドに慣れきっている井上陣営はこのルールを知らず、これまでも同じことをやっていたのかもしれません。圧倒的Bサイドの対戦相手は、井上の機嫌を損ねて試合ができなくなるのが最悪、何をされても我慢していたのかもしれません。
しかし、フロイド・メイウェザーがマルコス・マイダナの使用グローブに因縁をつけて試合中止を仄めかした一件など、こうした事例はAサイドがパワハラ的に行うのものです。
その意味で、ひどい言い方に聞こえるかもしれませんが、圧倒的Bサイドで米国でも居場所のない不人気ボクサーのドネアが文句を言うのは身の程知らずです。
Bサイドは黙って耐えて、大番狂せを起こすしか、世界に認めてもらう抵抗の手段はないのです。
ボクシングとは、そんな不公平で理不尽なスポーツなのです。
前置きが長くなりました。
12月10日、WBOウエルター級王者テレンス・クロフォードが、ダビッド・アバネシヤンとの防衛戦の第6ラウンド開始直後、レフェリーが試合を止め、クロフォードのグローブチェックをネブラスカ州アスレティック・コミッションに要請。
チャンピオンが使用していたグローブは、右は親指の部分が、左は側面の皮が裂けていました。
事後にエバーラスト社が「縫い目に不備があった」と認め、クロフォードが誤った使い方をしたせいではないと謝罪しています。
フィギュアスケート選手の場合は微妙なフィット感を大切にして同じシューズ、同じ靴紐を何年も使い続けることが珍しくありません。
しかし、ボクシングの場合は公正を期してというよりも不正防止のため、新品のグローブを試合前に開封して使います。
相手陣営が見守る中で開封、バンテージを巻くのも、やはり相手陣営とコミッショナーが不正を働いていないか監視する中で行われなければなりません。
それだけ、ボクシンググローブやバンテージは不正をしやすい道具なのです。
ナックル部分のクッションを抜いたり、バンテージに異物を仕込んだり、その方法はさまざまです。

2009年1月、アントニオ・マルガリートはシェーン・モズリー戦前、バンテージを巻くときにパッドが不自然に濡れていることを敵陣営から指摘され、パッドはカリフォルニア州アスレティック・コミッションが徴収。
すぐに検査・分析すると…。パッドには、時間が経つと石膏のように固まる溶液が染み込んでいたことが発覚しました。
長谷川穂積戦前のフェルナンド・モンティエルや、内藤大助戦前の亀田興毅は、陣営がしっかり確認しなかった隙に異物が仕込まれたということがまことしやかに語られましたが、真相は誰にもわかりません。
大方の期待を裏切り、長谷川は失神ストップ負けを喫し、内藤も完敗したという結果だけが事実です。
彼らの陣営に、ナジーム・リチャードソンのような切れ者がいたなら…もしかしたら試合展開、結果は違うものになっていたかもしれません。
また、ノニト・ドネアとの再戦で、井上尚弥がドネア陣営がいない状況でグローブを開封してしまい、ドネアが激昂したこともありました。
Aサイドに慣れきっている井上陣営はこのルールを知らず、これまでも同じことをやっていたのかもしれません。圧倒的Bサイドの対戦相手は、井上の機嫌を損ねて試合ができなくなるのが最悪、何をされても我慢していたのかもしれません。
しかし、フロイド・メイウェザーがマルコス・マイダナの使用グローブに因縁をつけて試合中止を仄めかした一件など、こうした事例はAサイドがパワハラ的に行うのものです。
その意味で、ひどい言い方に聞こえるかもしれませんが、圧倒的Bサイドで米国でも居場所のない不人気ボクサーのドネアが文句を言うのは身の程知らずです。
Bサイドは黙って耐えて、大番狂せを起こすしか、世界に認めてもらう抵抗の手段はないのです。
ボクシングとは、そんな不公平で理不尽なスポーツなのです。
前置きが長くなりました。
12月10日、WBOウエルター級王者テレンス・クロフォードが、ダビッド・アバネシヤンとの防衛戦の第6ラウンド開始直後、レフェリーが試合を止め、クロフォードのグローブチェックをネブラスカ州アスレティック・コミッションに要請。
チャンピオンが使用していたグローブは、右は親指の部分が、左は側面の皮が裂けていました。
事後にエバーラスト社が「縫い目に不備があった」と認め、クロフォードが誤った使い方をしたせいではないと謝罪しています。
グローブが不良品だと分かったら、コミッショナーは、予備のグローブを装着するよう指示しなければなりませんでしたが、あろうことかそのまま試合を続行させてしまいました。
こうした事態に備えて、グローブは本番と予備を合わせて2組準備しているはずですが、それをコミッショナーが知らなかった可能性も示唆されています。
それにしても、幻滅しかわいてこない、お粗末な事件でした。

コメント
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フシ穴の眼
が
しました