WBOジュニアバンタム級王者・井岡一翔が悲願の統一戦に挑むまで、あと39日になりました。

昨年12月にもIBF王者ジェルウィン・アンカハスとの団体統一戦が内定していましたが、コロナ禍の影響で中止に。

交渉のパイプがあったアンカハスはフェルナンド・マルチネスに敗れて10度目の防衛戦に失敗。井岡にとって「メリットのない相手」になります。

一年越しに実現する悲願は、相手はジョシュア・フランコに、ストラップもWBAに代わりました。

オッズは33歳の井岡勝利が8/13(1.62倍)、27歳のフランコ11/8(2.38倍)。ずーっと変わりません。欧米のブックメーカーやボクシングファンに馴染みのない軽量級のマッチアップでは、珍しいことではありません。

専門家評価が世界的に高い井上尚弥や中谷潤人らの試合でも、同じです。

もちろん、これが人気階級のウェルター級やヘビー級の統一戦なら話は違います。

…逆にいうと、欧米の軽量級オッズはあまりアテにならない、ということです。

井岡が経験で大きく上回っており、ホームアドバンテージもありますが、フランコはしぶといというか、ややこしいというか、楽に勝てる相手ではありません。

オスカル・ネグレテとアンドリュー・マロニーとの3連戦は、選手には責任はないとはいえ、まあうんざりする展開でした。

ここ7試合、ホセ・アレハンドロ・ブルゴスを挟んでネグレテとアンドリューとのダイレクトリマッチ3連戦。

見る人を飽き飽きさせるフランコですが、戦う相手としては厄介です。

どんな展開になるか?と聞かれた井岡は「理想はKOする形が一番いいなと思ってますけど、この世界戦、まして統一戦という舞台でそんな甘い戦いではない。内容というよりはもう勝つことだけを考えてます」と語っていますから、難しい戦いになることは織り込み済みでしょう。
2012年にやはり団体統一戦を争った八重樫東もタフな相手でしたが、フランコもやりにくいファイターでした。

10年越しで団体統一戦を戦う井岡の、息の長い実力者ぶりには改めて感服するしかありません。

ビッグファイトが地上波から有料ネット配信に大きく傾いていますが、大晦日の夜には「これがボクシングだ!」というような〝名作〟を見られることを期待しています。


というわけで、井岡がプロフェッサーの渾名を持つブランコに厳しいレッスンを施した末に、終盤ストップ勝ちすると予想します。