115ポンド、ジュニアバンタム級からPFPファイターが続々輩出されたのは、このクラスに優れた選手が集まったというだけでなく、2年以上も1位に君臨した全戦全勝のローマン・ゴンサレスが2017年にシーサケット・ソールンビサイに敗れたからでした。 

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チョコラティトにガジョ、井岡、シーサケット・ソールンビサイ、ドニー・ニエテス…この5人が入れ替わり立ち替わり、PFPランキングを賑わせてきましたが、今は誰の名前も見つけることができません。

再戦でもチョコラティトを失神KOしたタイの重戦車は当然、PFPランクに突入。

元々評価の高かったファン・フランシスコ・エストラーダも加えた3人に、井岡一翔やドニー・ニエテスもランキングを賑わし、この5人のうち3人がPFPリストに同時アップされる時期が4年近くも続きました。

しかし、オレクサンダー・ウシクやドミトリー・ビボル、アルツール・ベテルビエフ、ジャーメル・チャーロらが印象的な勝利を飾る中で、115パウンダーたちはPFPから弾き出され、多くのランキングで一人も見当たらなくなってしまいました。

主力のプレーヤーの高齢化から、ジュニアバンタムの夏は終わったように見えますが、井岡に勝っていればPFP確実だった田中恒成や、盤石の強さでフライ級に君臨していた中谷潤人の転級、さらにこのクラスで旋風を巻き起こしながら階級を下げるジェシー・ロドリゲスなど、すでに実績のある若い才能が芽吹いています。

チャンピオンの顔ぶれはWBAがジョシュア・フランコ、WBCは空位、IBFはフェルナンド・マルチネス、WBOは井岡一翔。

リング誌とリネラル王者はファン・フランシスコ・エストラーダ ですが、この3年で3試合しかリングに上がっていません。

また、軽量級史上初のPFP1位に輝いたローマン・ゴンサレスも試合間隔が開いています。

46試合を戦ってきたエル・ガジョは32歳、54試合のチョコラティトは35歳 。軽量級としては若くなく、その小さな肉体には歴戦のダメージも蓄積されています。

それでも、軽量級随一のホットクラスの主役は12月3日にリング誌タイトルを賭けて、決着のラバーマッチを戦う二人です。

中谷潤人やバム・ロドリゲス、マルチネス、恒成らのニューカマーはもちろん、井岡にとっても
あと13日に迫った「エストラーダvsゴンサレス」は、彼らが狙う「ラスボス決定戦」でもあります。

日本のファイターが頂点に立って欲しいという気持ちは強いものの、最後にプライドを見せつけるラスボスの姿を目に焼き付けたい、そんな思いも否定できません。