今回はちょっと視点をずらして。

多くの人は、21世紀の日本最高ファイターは井上尚弥だと言われても異論はないでしょう。

最近、ボクシングを身始めた方なら「21世紀」どころか、オールタイムでも井上を最高だと信じきっているかもしれません。

もちろん「最高のファイターは誰か?」なんて、現実に、全盛期に対決しなけれは、誰にもわかりません。

井上とノニト・ドネアはどちらが優れているか?井上は初戦で完勝、再戦で圧勝しましたが、キャリアを通して見たとき、どちらが上でしょうか?

ボクシングにおける評価基準をしっかり持ち出すと「誰に勝ったのか?」という問いかけに、どちらが質の高い答えを出せるでしょうか?

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もし、寺地拳四朗と京口紘人が実際に拳を交えていなければ、少なからずの人が「京口の方が優れている」と考え続けたでしょう。

井上とドネア、寺地と京口は現実のリングで戦うことができました。

しかし、階級や時代が隔たると、脳内リングでしか戦うことができません。

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全く意味のない問いかけになります。

「日本ボクシング史上最高は誰か?」。

「時代」は重い補正装置です。70年近く前のオリジナル8の時代にフライ級王者になった白井義男をどう評価すべきなのか。

「日本」というキーワードからも、階級難易度という別の難題が降りかかってきます。

ストロー級の高山勝成と、ミドル級の竹原慎二は単純比較できるのか?

今回は、BoxRecの日本歴代ランキングから。

https://boxrec.com/en/ratings?r%5Brole%5D=box-pro&r%5Bsex%5D=M&r%5Bstatus%5D=&r%5Bdivision%5D=&r%5Bcountry%5D=JP&r_go=

1位は井上尚弥。

以下、10位までは内山高志、大場政夫、山中慎介、ファイティング原田、西岡利晃、井岡一翔、柴田国明、海老原博幸、小林弘。

日本国内で評価の高い具志堅用高は17位、辰吉丈一郎は26位。御大、白井は28位。

世界王者に手が届かなかったにもかかわらず、トップ20に入っているのが関光徳で16位。具志堅より上です。

22位が田中恒成で、18位の中谷潤人より下。

鬼塚勝也は37位で、38位の井上拓真の一つ上にすぎません。

小原佳太は48位で、49位の竹原や62位の村田諒太よりも上。

日本初の3階級制覇を達成した亀田興毅は76位で、75位の石田順裕より下。

129位はコウジ有沢、130位はクレイジー・キム。140位が新井田豊、141位は平仲明信。

見れば見るほど、ツッコミどころ満載です。