ジュニアフライ級の日本(世界?)最強決定戦。敵地で2戦連続防衛した〝国際派〟の京口紘人と、国内で強敵を退けてきた寺地拳四朗。

ライト級の日本最強決定戦。米国で世界のトップを体験した中谷正義と、国内でライバルを蹴落としてきた吉野修一郎。

互いに非常に重たいものをステイクして激突する、日本人対決。


超軽量級は国内レベルが高いから、無理に海外で戦う必要はない。 ライト級は世界のレベルが頭抜けているから、世界のレベルを体感するため積極的に日本を出て戦うべき…そんな月並みな方程式だけでは説明できない複雑な結果が出ました。


無敗でリング誌王者でもある京口は寺地よりも世界評価は高く、その意味ではリスクを背負った戦いに挑みました。

一方の寺地は矢吹正道に見事な雪辱を果たしたとはいえ、レコードに傷が付き、キャリアにアクセントが欲しいタイミングでした。



WBC王者の寺地は、京口のリング誌とWBAタイトルも吸収。何よりも、京口を相手にあの勝ち方。PFPの扉が開かれる可能性が膨らみました。


米国ではESPN+、欧州でDAZNが生配信、もちろんとんでもない時間帯ですからボクシングファンでもまず見ていません。それでも、明け方まで起きて見たコアなマニアの方々は幸せでした。いいもん見れましたね。

ひどい睡眠不足で会社や学校に行くことになっても、彼らに後悔は全くないでしょう。

insane fight credit to both men, round 5 WOW(この試合は正気の沙汰じゃねぇ!どっちもスゲぇ、第5ラウンドなんてヤバすぎる)。〜boxingscene.comのコメント欄から

33歳の中谷正義は、キャリア最後の試合になるかもしれません。京口はまだ28歳ですが、やはりこの1敗は重すぎます。

もし再戦条項があったとしても、行使するのが憚られる内容と結末です。

それでも、谷が深ければ深いほど、そこから這い上がってきたアスリートは、私たちにより大きな感動を与えてくれるものです。



とにかく、素晴らしい試合でした。