Sebastian Fundora (No. 2) vs. Carlos Ocampo (No. 10)
12 rounds – junior middleweights


フンドラは今回もサイズを生かせずに、ずるずるのファイトを36分間披露してしまいました。

タワーリング・インフェリノが繰り出す長距離砲で、オカンポは早くも2ラウンドで鼻血。それでも、26歳のメキシカンはフンドラの懐に潜り込み、接近戦に持ち込みます。

24歳のフンドラは、打たれ強さと豊富なスタミナを見せながらオカンポを消耗させますが、身長197㎝/リーチ203㎝の長い四肢を畳んで窮屈そうに戦う姿は滑稽にすら映りました。

エリクソン・ルービン戦で浮かび上がった課題は、もはや解決出来る種類のものではなく、細胞レベルに染み付いた宿痾、不治の欠陥です。

長いリーチは、ジャブで相手を波打ち際に釘付けに出来ないなら、それは短所でしかありません。

疲弊で手数が出なくなったオカンポに、主審ジャック・レイスは8ラウンド終了のインタバルで「ぐらついたり、反撃できない状態になったら試合を止める」と警告。

終盤になると距離の長いジャブを有効に使い始めますが、逆です。本来なら、序盤からもっと右リードを多用して、相手を追い詰め、終盤に距離を詰めて弱った相手にトドメを刺すべきなのですが。

おそらく、フンドラはそういうプランを思い描いていたのでしょうが、相手が弱るまでそれが出来ないという、完勝のスコアを額面通りに受け止めることができない現実を突きつけられました。

スコアは117-111, 118-110,  119-109 。

〝鈍行列車〟オカンポにポケットの中への侵入をやすやすと許してしまうフンドラは、ジャーメル・チャーロやブライアン・カスターニョを相手にすると破滅的な結末しか想像できません。

打たれ強さとスタミナは階級トップレベルですが、今日の相手はトップレベルではありません。採点通りの完勝ですが、〝恵まれない体格〟のままの戦い方を続けていると挫折はすぐそこに待っています。

当たり前ですが、ShowTimeの評価は高いですが…。






Fernando Martinez (No. 4) vs. Jerwin Ancajas (No. 8)

この試合もアンダードッグのアンカハスがまずますのスタートを切りますが、尻すぼみ。

手数と回転力を前面に出した分厚いアタックが持ち味のアンカハスでしたが、再戦でもマルチネスにお株を奪われた格好。

アンカハスにとって118-110, 118-110, 119-109の数字以上に、内容が悪すぎました。

まだ30歳、粘り強さも見せましたが、ここらあたりが潮時かもしれません。