「シャクール・スティーブンソンvsロブソン・コンセイサン」の前日計量で、リング誌/WBO/WBCジュニアライト級王者のスティーブンソンが1回目の計量で131.6ポンドと1.6ポンド(0.726㎏)オーバー。

2回目の計量に臨むことはもちろん、全裸で秤に乗り直すためのパーテーションが用意されましたが、それも拒否。この瞬間、3つのタイトルが剥奪されました。

空位となった3つのタイトルはコンセイサンが勝利したときのみ王者になります。





生まれ故郷で防衛戦を迎えるはずだった25歳のスティーブンソンは 「私はプロフェッショナルとしてこれまで体重をきっちり作ってきた。しかし、130ポンドまで削るのはもう限界。健康と安全を優先しなければならない。次の試合はライト級(135ポンド)で戦う」と言い訳。

コンセイサンは129.6ポンドでクリア。 「彼は私を偽物呼ばわりしたが、偽物は彼の方だと自分で証明した」。

試合は決行されると見られますが、その場合は300万ドルと見られるスティーブンソンの報酬から一定割合の罰金が、ニュージャージー州アスレティックコミッションに徴収される模様です。 

それにしても…。

団体と階級が増殖する中で、いつでも挑戦できる世界タイトルの価値は暴落。減量がうまくいかなくても、無理に体重を削ってまでこだわるほど価値があるものではなくなったということです。

「王座剥奪されたら上の階級に行って複数階級制覇したらいい」という考えです。

プロボクシングは、体重超過を犯した選手を不戦敗にして試合を中止することが難しいビジネスモデルだけに、タイトルの価値を上げない限りこの傾向に歯止めはかからないでしょう。