その世界は、新人選択の順番を前年度の最下位から指名できます。戦力均等のためです。

また、その世界は多くの若者たちの憧れの的。飛び抜けた才能と不断の努力と理解ある周囲の支援、そして多少の運が絡まって、ようやく生き残れるような過酷な世界です。

逆にいうと雑魚では生き残れない世界。天才の集団です。

均等に分配された天才が構成する集団で競争しているわけですから、一方的に強いとか、一方的に弱いとかそんな格差は生まれません。

しかし、摩訶不思議なことが起きるのがこの世界の習わしです。

同じ相手と三試合ずつ戦って、三連敗、それを三回繰り返すと、やっと九連敗ですが、常識的にはそんな芸当ができる訳がありません。

戦いが始まる前に、指揮官が「今季で辞めまーす」とか「優勝しようとは全く思っていません」などと断言したら別ですが。