セ・リーグ開幕連敗記録は1979年のヤクルトが持つ「8」でした。

プロ野球記録は1955年のトンボと1979年の西武の「12」。

どんな記録も、いつか必ず塗り替えられる運命にあります。

そうです。我が阪神タイガースがセ・リーグ記録を「9」に更新しました。

43年前のヤクルトは引き分けを一つ挟んでいますから、昨日の阪神が混じりっ気無しの8連敗した時点でセ・リーグ記録を更新していたことになります。

1955年のトンボも途轍もない手練れ軍団だったとリスペクトしますが、12連敗は完全に視野にとらえています。

トンボ、ロックオン!

ちなみに阪神の自己ベストも1998年と1999年にマークした「12」。

週明けからは、この12が当面の意識すべき数字になります。

そこから先は、もう誰の背中も見えません。自分との戦いに突入します。

プロ野球の連敗記録は千葉ロッテマリーンズが1998年に樹立した「18」。

阪神はまだ9連敗、富士山なら五合目、マラソンなら折り返しです。

セ・リーグ記録はやはりヤクルトが持つ「16」で、1970年と2019年に爪痕を残しました。

しかし、世界に目を向けると1988年にボルティモア・オリオールズが21連敗を記録。

この大記録に追いつくには、ここから更に12連敗しなければならないという神技です。

もう一度、国内に目を戻すと、大相撲では2019年〜2021年にかけて104連敗という、気が遠くなる不滅の大記録が生まれています。

大相撲は2位記録でも「89」。さすがの阪神でも、ここには手が届きそうもありません。

しかし、大相撲で3位の32連敗は、あながち不可能とは思えません。

モハメド・アリは言いました。「インポッシブル・イズ・ナッシング!」。

大谷翔平は言いました。「絶対無理とか言われると、なんか絶対やりたくなっちゃうんです」。


イチローがジョージ・シスラーを、大谷翔平がベーブ・ルースを呼び覚ましたように、いま、阪神タイガースはトンボ1955や、千葉ロッテ1998、ヤクルト1970&2019、ボルティモア1988という地中深くに埋められていた金字塔を掘り起こそうとしているのです。

ピッタリ追走してくるビッグボスは確かに不気味な存在ですが、後ろを振り向いてはいけません…いや、この場合は前か?

とにかく、前だけを向いて負け続けるのです…いや?後ろか?

すでに1勝をあげちゃってるビッグボスがライバルなんて考えていると、スケールの大きな連敗はできません。

阪神のライバルはトンボ1955であり、ボルティモア1988なのです。なんなら大相撲と勝負してしても構いません。阪神は誰が相手でも負けません!…いや、勝ちません!

敵は歴史なんじゃ!!!

この偉大な旅路がどこまで続くのか、しっかり見守ろうではありませんか!