私が「太陽の季節」を読んだのは高校時代でした。

発表されてから30年近くが経ち、当然ながら当時の熱気は全く感じることはできませんでした。

私にとっては「時代の先端を走る流行作家」ではなく、バブル期に盛田昭夫との共著「『NO』と言える日本 新日米関係の方策 The Japan That Can Say No」を発表、大臣や東京都知事を歴任した「モノを書く政治家」でした。

中国や韓国では多くのメディアで「右翼の政治屋が死んだ」と批判を込めて報じられました。

彼は中国を「シナ」と呼び、「三国人発言」も非難を浴びました。

このブログでも一度、彼を取り上げたかもしれません。そのときはきっと否定的な意味だったと思いますが、魅力的な人間は例外なく清濁併せ持つものです。
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最も輝いていた時代を知らない私でも、彼が日本という船の舵を取ろうとした、もしかしたら少しは舵に手をかけていたのかもしれない、そんなことはよくわかっていました。

著作を読む限り、熱烈なボクシングファンでもありました。しかし、私がこのスポーツに魅せられた80年代にはボクシングをテーマに何かを書くことはなかったように思います。

やはり、熱狂的なボクシングファンだった三島由紀夫がまだ生きていたなら、同じようにボクシングへの興味は冷めてしまっていたのかもしれません…。

また、一つの昭和が終わります。