久しぶりのPFPシリーズはスポーツイラストレイテッド誌から。

①カネロ・アルバレス
②テレンス・クロフォード
③オレクサンダー・ウシク
④井上尚弥
⑤エロール・スペンスJr.
⑥タイソン・フューリー
⑦ジョシュ・テイラー
⑧ワシル・ロマチェンコ
⑨ローマン・ゴンザレス
⑩ノニト・ドネア

さすがスポイラ、シブいチョイスです。

ここでも、ウシクとフューリーという〝PFPパラドクス〟を引きずっていますが、ロマゴンを入れてファン・フランシスコ・エストラーダを外し、なおかつドネアを滑り込ませる…シブい。

まず、ロマゴンについては「オフィシャルではエストラーダに判定負けだったが、多くの目撃者と同様に、スポイラもあの試合は勝っていたと見る。ジャッジに勝利を盗まれた」。

多くのメディアがオフィシャルの結果を反映させるのに対して、このスタンスは素晴らしいです。

「PFPたるもの、所詮は独善」という真理をしっかり理解しています。

さて、スポイラのドネア評です。

***39歳のファイターがPFPランキングにチャージすることは滅多にない。

それが9年ぶりのPFP復活劇となると前代未聞だろう。

惨敗以外の予想が出来なかった井上尚弥との戦いを判定まで持ち込み、そこから2連勝。

先日は同胞フィリピン人のレイマート・ガバリョを4ラウンドで仕留めた。

2018年にバンタム級に出戻ったドネアは、5戦して4勝1敗。その1敗が井上だったが、モンスターをそのキャリアで最も苦しめてみせた。

39歳のドネアは井上との再戦を熱望している。

さらに、ロマゴンとエストラーダが予定しているラバーマッチの勝者と対戦できるのであれば、115ポンドに落とす準備があるとSports Illustrated誌に語った。

In the smaller weight classes, there are few fights bigger than that. 

軽量級の中でもさらに小さいクラスにおいて、滅多にない複数のビッグファイトが、39歳の行く先に待っている。***

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「井上vsドネア#1」での大健闘は誰もが認めるものの、再戦の必要はないと多くの人が考えました。

しかし、ノルディーヌ・ウバーリとガバリョを貫禄十分に撃沈したドネアが、井上にとってバンタム級に残された唯一にして最大の脅威であることは、もう間違いありません。

「井上が、ウバーリやガバリョと戦えば、もっと手こずる」という見方が正しいのか、間違っているのかはわかりません。

ただ、ドネアに対して積極的に前に出たウバーリやガバリョは、井上相手ならバックステップを多用するでしょう。

もし、ドネアに対したように攻勢を取ろうとしてくれたなら、井上はもっと凄惨なフィニッシュを見せつけたかもしれません。

井上とドネアの共通の対戦相手、世界屈指のヘタレ、オマール・ナルバエスが二人に対したのも対照的なスタイルでした。

アルゼンチンのヘタレがドネア戦のように36分間完全サバイバルモードで逃げまくれば、井上も捕まえることはできなかったでしょう。

井上に対した中途半端な立ち上がりを、ドネア戦でやっていたならヘタレが二匹目のフェルナンド・モンティエルになっていたはずです。

まあ、ドネアをPFPランキングに入れるのは、当然とまでは行かないまでも、十分納得できます。 

「39歳」を連発してることから「年齢同一時」なPFP基準も持ち込んでのランキングなのかもしれません。