juanma-gamboa (1)
フアン・マヌエル・ロペスが元ガールフレンドへのDV容疑で現地時間7日の夜に逮捕されました。

アンドレア・オジェダは、火曜日の早朝、SNSに4枚の写真を投稿し、目の下が腫れている顔など怪我の様子を公開。「これがファンマが私にしたことです」とコメントを添えました。

ロペスが自分の車に座っていた彼女を殴る前に、彼女を「puta(売春婦)」と蔑んでいる動画も共有しています。

プエルトリコ出身のサウスポーで、ジュニア・フェザー級とフェザー級でタイトルを獲得したファンマ(36勝6敗32KO)は、カグアス警察署に出頭しました。

オジェダは「ファンマはDV常習者で、アルコール依存症」とも書き込んでいます。

ロペスは過去にも同様の容疑を何度かかけられています。

2015年には、元ガールフレンドのジェラルディン・クレスポに対して鼻に怪我を合わせたDVの容疑をかけられましたが、クレスポがこれ以上の訴訟を望まなかったため、告訴は取り下げられました。

オジェダがロペスを告発した後に、元パートナーであるマランジェリー・ロサダもロペスについて「自分は肉体的な虐待を受けたことはない」と証言しています。

しかし、ロサダは「精神的な問題、不安、不倫、多くの重圧、アルコール依存症、うつ病…ファンマはとても支配的な人」とも語っています。

現在38歳のロペスが最後に戦ったのは、2019年5月18日。

プエルトリコでエミリアーノ・マルティン・ガルシアとの8回戦で結果はドロー。それから2年以上リングを離れています。


×××××××××

ファンマ…。

抜群の攻撃力と打たれ脆さが同居した、見ていて面白いプエルトリカンでした。

トップランクが次代のスーパースター候補として、ユリオルキス・ガンボアとの〝決勝〟を見据えたフェザー級ウォーズ構想を暖めていました。

しかし、その前にファンマがオルランド・サリドに2度も破壊され、ボブ・アラムの皮算用は引き裂かれてしまいます。

サリドとの初戦はファンマが圧倒的有利、再戦も有利と見られていましたが、今になって思い返すとブッカーも専門家も揃いも揃ってフシ穴だらけでした。

古くはアリvsリストン、ホリフィールドvsタイソン…初戦で露呈した敗者の致命的な弱点を見たにもかかわらず、人間は脳内に構築した幻想にしがみつきたくなる生き物です。

それにしても、最近ならジョシュアvsワイルダー など、早くやらないから商品価値が下がる…この世界ではよくある話です。

長谷川穂積のフェザー級進出で、日本のボクシングファンはガンボアも巻き込んだビッグファイトを期待していましたが、その長谷川も明白に有利予想のジョニー・ゴンザレス戦で番狂わせに沈みます。


犯罪者を擁護する気は毛頭ありませんが、スーパースターを目指したボクサーが警察沙汰に堕ちてしまうのは残念です。

こうした事件がプエルトリコに多いのは、それだけ有名なボクサーがいることの裏返しでもあります。

一方で、プエルトリコでボクサーになるということはどういう生い立ちと環境で育つということなのか、という本人責任だけを問えない部分もあるのかもしれません。