9月1日 大田区総合体育館

WBO世界ジュニアバンタム級 


リング誌のジュニアバンタム級で3位(王者にファン・フランシスコ・エストラーダが就いているため実質評価は4位)、PFPで10位に評価される井岡はこれが3度目の防衛戦。

軽量級の32歳は決して若くはありません。しかし、まだ一度も明白な敗北を喫していないリングマスターは今がプライムタイムと言って差し支えないでしょう。

115ポンドに上げてからの5試合はマクウィリアムス・アローヨ(大差判定勝ち)、ドニー・ニエテス(1-2のSD負け)、アストン・パリクテ(10ラウンドTKO)、ハビエル・シントロン(三者一致の判定勝ち)、田中恒成(8ラウンドTKO)と世界基準の強豪相手に充実した内容と結果を残してきました。

対するロドリゲスは、井岡と同じ105ポンド・ストロー級から上がってきた28歳のメキシカン。ストロー級で2団体統一王者になっている点も共通していますが、ジュニアフライとフライ級では無冠、井岡に勝つと2階級カエル跳びでの2階級制覇となります。

2015年にドニー・ニエテス、モイセス・フエンテスに連敗も、そこから15連勝11KOと数字上は勢いに乗っていますが、この15試合の中に評価できる対戦相手はいません。

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現在のジュニアバンタム級シーンは軽量級では珍しく、評価の高いファイターが顔を揃えています。

リング誌/WBC王者エストラーダと、元PFPキングでWBA王者ローマン・ゴンザレスの2強にWBOの井岡が迫り、試合間隔が空いているものの2強と互角以上に渡り合ったシーサケット・ソールンビサイ、IBFのピースを9連続防衛中のジェルウィン・アンカハス、4階級制覇のドニー・ニエテスまでがトップ戦線。

疑惑の3連戦を戦ったジョシュア・フランコとアンドリュー・モロニー、ロマゴンに番狂わせを許したカリド・ヤファイ、私生活の乱れから更生したカルロス・クアドラス、そしてリング誌7位につけるロドリゲスらが第2グループを形成しています。

今年3月、WBCは「エストラーダvsロマゴン」と「シーサケットvsクアドラス」を〝準決勝〟にセットしたSuperfly Tournamentの開催を発表しましたが、承認団体主導のプロモート力欠如と、そもそも不人気の軽量級のためテレビ局が難色を示し、暗礁に乗り上げています。

「選手とテレビ局が妥協したら一気に進展する」(トム・ラフラー)とはいえ、選手としては大きな試合なら普段以上の報酬が欲しい、テレビ局は井上尚弥のようなカモネギ的に日本から放映権料が入るわけでもなし、では妥協点は見えません。

プロモーターの問題をクリアして、井岡を巻き込む日本開催にするのがベターでしたが、後の祭りです。

さて、井岡にとってロドリゲスは格下、勝ち方が求められます。

〝WBCトーナメント〟の勝者との最強決定戦は、日本開催なら相当盛り上がるでしょう。

実施の雲行きが怪しい 〝WBCトーナメント〟がたち消えになればなったで、エストラーダかロマゴンを日本に呼んで欲しいところです。