Forbes、米国版と日本版の「MONEY IN SPORTS〜スポーツマネーランキング2021」特集から、私見雑感を交えて徒然に。

世界的なパンデミックで試合数が激減、テレビ放映権料や入場料収入がかつてない低迷に悩む中で、2019年から2020年にかけて選手報酬が激減したスーパースターが目立ちました。
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一方で、パンデミックがまださめやらぬ2021年は総収入1億ドル以上を稼いだアスリートが過去最高の4人を記録。

これまで1億ドル越えを果たしたのはロジャー・フェデラー、フロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオ、ネイマール、タイガー・ウッズの4人だけでしたが、今年は1位コナー・マクレガー(1億8000万ドル・約198億円)、2位リオネル・メッシ(1億3000万ドル・約143億円)、3位クリスチャーノ・ロナウド(1億2000万ドル・約132億円)、4位ダック・プレスコット(1億750万ドル・約107億円)と一気に4人がエントリー。
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トップ50の内訳を見ると、アメフトとバスケ、つまり米国の2大人気スポーツが全体の62%を占めます。

プロボクシングからはカネロ・アルバレスがただ一人、3400万ドルでアンドレス・イニエスタらと48位タイでトップ50に滑り込みました。

このトップ50入りの最低ライン3400万ドルも過去最高と、パンデミックで入場料収入が激減しているにもかかわらず、トップ選手の収入は増大しているという矛盾が起きているのです。

そのカラクリは選手報酬以外のエンドースメント(スポンサー契約料)、イベントなどの出演料、サイン入りボールなどのスポーツモラビリア、ライセンス料、その他ビジネス活動で得た収入がこの10年で倍増と急伸しているのです。

トップ10で、この選手報酬が総収入の5割に満たない〝エンドースメント長者〟は4人。フェデラーに至っては選手報酬は約3万ドルに過ぎなかったにもかかわらず、その他収入は9000万ドルと、収入内訳だけならもはやアスリートではありません。

出資するスポーツブランドONが今秋にも株式上場を予定しており、2022年のランキングではフェデラーが史上最高額を更新して返り咲きすると見られています。

マクレガーが今年度トップに立った最大の収入源は、保有しているウィスキーブランド「PROPER12」の売却益。

これってアスリート長者番付? という事態になっています。

しかし、Forbesのランキング基準は変わっていません。変わったのはトップ選手の収入構造です。

これまで、ゴルフやテニスの専売特許だった巨額のエンドースメントを他のスポーツ選手も獲得、選手報酬への依存度は年々軽くなる傾向が強まっているのです。

かつて、フロイド・メイウェザーが「副収入ゼロ」という驚愕の不人気ぶりを見せつけながらランキングに入リ、首位に立ったこともありました。

プリティボーイ時代は少額ながらナイキやアメックスなどのスポンサードを受けていましたが、マネーになると企業は軒並み撤退。

世界一稼ぐアスリートが副収入ゼロ!どこまで嫌われてるんだ、という話です。

ファンや企業から蛇蝎のごとく忌み嫌われていることを問い詰められたマネーは「俺だってウィニングからエンドースメントをもらってる」と大見得をきりましたが、Forbesでは100万ドル以下は切り捨てゼロにされます。

たぶん、切り捨てラインが1万ドルでもゼロだったでしょう。ウィニングからのスポンサードは、下手しなくても数十万円だったと思われます。


そんな、選手報酬100%だった頃のメイウェザーが、今更ながら狂おしいまでに愛おしく感じるのは私だけでしょうか?



前置きが長くなりました。。。