8月14日、デグニティ・ヘルス・スポーツパークでゴングが打ち鳴らされる「WBOバンタム級王者ジョンリール・カシメロvsWBAセカンド王者ギレルモ・リゴンドー」。

軽量級ボクシングを識るファンにとって、蠱惑的なまでに魅力的なカードです。
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当初予定されていたこのカードが「カシメロvsノニト・ドネア」に変更。

両陣営がドーピング検査をめぐってトラッシュトークを交換する中で、ドネアの妻レイチェルをカシメロ陣営が侮辱したことで破談してしまいます。

これが、事実をなぞった経緯ですが、そもそも両陣営にはドーピングに深く関わった人物が栄養管理を担当しており、特にドネアには史上最悪のドーピング犯罪者ビクター・コンテが付いています。

ドーピング検査を厳格にするゲームを突き詰めてしまうと不利になるのはドネア。そもそも、ドネアはカシメロとの試合に消極的だった…。

Boxing fans widely believed that Donaire didn’t like the match-up with Casimero, so he opted to pull out, using the trash-talking that he’d been doing as an excuse.

一部メディアは「多くのボクシングファンはドネアがカシメロを挑発して巧妙に試合を潰した」という見方を示しています。

これまでにも、ドネアはカシメロからのスパーリングパートナー指名を拒否するなど、カシメロとの〝対戦〟を敬遠してきました。

ドネアはゴールデンボーイ・プロモーションズへの移籍に失敗したことで、ボブ・アラムの怒りを買い、次々と求められる厳しいマッチメイクを断り、契約解除を懇願した〝逃避〟の過去があります。

真実がどこにあるのかわかりませんが、日本メディアと一部の低脳なファンが一方的にドネアの肩を持っているのは笑うしかありません。どこまでバカなのか、ということです。

さて、ドネアの逃亡?で元の鞘に収まったこの試合、勝敗と展開の予想は非常に難しい試合です。

まず、カシメロは進化しています。そして、リゴンドーは退化しています。

全盛期のリゴンドー相手なら、いかに「誰に勝っても不思議ではない」意外性を両拳に充満させているカシメロでも荷が重すぎますが、2021年8月14日のリゴンドーは全盛期から遠く離れたボクサーであることは明らかです。

二人の実力曲線はすでに逆転交差しているのか?それとも、キューバのジャッカルにまだ鋭利な牙が残っているのか?

あらためて直近の試合を見直すと、リゴンドーに勝ち目はない、と見ます。

もちろん、その理屈では「テオフィモ・ロペスがワシル・ロマチェンコに勝てるわけがない」「ドネアが井上尚弥に善戦するわけがない」となってしまうのですが…。