ボクシングなどスポーツの試合が決まると、多くのブックメーカーがオッズを立ち上げます。
ドキュメンタリー(「42 to 1」)にもなったマイク・タイソンvsバスター・ダグラスに代表されるように、大番狂わせの衝撃をわかりやすく伝える増幅装置の役割も果たしてきました。
このブログでも、専門家予想に交えてオッズもご紹介することが多いのですが、今夜はPotential Oddsを並べてみます。
Potential Oddsは試合実施が決定していない、ファン渇望の注目のマッチアップで立ち上がります。
「マニー・パッキャオvsフロイド・メイウェザー」は2015年2月に試合決定しましたが、Potential Oddsはなんと、パックマンが2008年にオスカー・デラホーヤを圧倒した試合直後から多くのブックメーカーで掛け率が発表されていました。
「パックメイ」は約7年間も寝かされて、腐ってしまったマッチアップでした。
ボクシングのレベルは違いますが、2016年にPotential Oddsが立った「アンソニー・ジョシュアvsデオンティ・ワイルダー」も引っ張って寝かせてるうちに2020年にワイルダー、2019年にジョシュアが相次いで惨敗、商品価値は暴落。
今年こそ実現と言われていますが、まだ交渉成立のニュースは聞くことができていません。
ジョシュア勝利は4/7(1.57倍)、ワイルダー5/4(2.75倍)。妥当な数字に見えます。
どちらもヘビー級の強打者で、脆さも併せ持つスリリングなパンチャー。ワイルダーの決め台詞「トイレはもちろん、スマホにも目を落とすな」という、サドンデスな結末もありえます。
そして、サウジアラビアが1億5000万ドルで招致に手を挙げた「ジョシュアvsタイソン・フューリー」。「今年2試合」という話も持ち上がっていますが、第1戦決定の報もまだ届いていません。
ジョシュア勝利8/5(2.6倍)、フューリー4/7(1.57倍)。盛り上がるヘビー級戦線ですが、フューリーの勝ち上がりが濃厚です。
それでも、ヘビー級はパンチャーズ・パラダイス。何が起きても不思議ではありません。
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そして、今、ヘビー級に次いでホットなクラス、ライト級から2試合。
「テオフィモ・ロペスvsワシル・ロマチェンコ」はトップランクのハウスメイドで出来る再戦。
立場は入れ替わりますが、ロペス6/5(2.2倍)に対してロマ11/10(2.1倍)。レイザーシン(カミソリ1枚)の超僅差とはいえ、今回もロマが有利。
まあ、ウクライナのハイテクは6月26日に中谷正義が破壊するので、この再戦は幻に終わります。
そして「テオフィモ・ロペスvsガーボンタ・デービス」の無敗対決。
ロペス4/5(1.8倍)、デービス5/4(2.25倍)。こちらも、体格だけでなくデービスの対戦相手の質があまりにも低いため、テイクオーバーやや有利の予想になるのは仕方がありません。
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華のウェルター級からは、もちろん「テレンス・クロフォードvsエロール・スペンスJr.」。
クロフォード8/13(1.16倍)、スペンス5/4(2.25倍)。
ウェルター級では弱い相手ばかりと戦っているクロフォードですが、スペンスの交通事故の影響が測りきれていないことからオッズは逆転。
まともなウェルター級を一人も経験していないクロフォードは、このままトップランクの狭い畑の中で朽ち果てていくのでしょうか?
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Potential Oddsは人気階級の人気選手の注目試合が対象になるだけに、超軽量級が中心の日本人選手の名前はまず見当たりません。
まともなオッズでも「井上尚弥vsノニト・ドネア」ですら、なかなかオッズが出ず、YouTuber対決のずっとあとになって立ち上がるなど、米国での関心の低さは慢性的・致命的に重症です。
マイク・ダスマリナス戦のオッズは、いつ頃立ち上がるのでしょうか?(MGMのスポーツブックではそろそろ立ち上がってもいい時期ですが)。



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