予期せぬ大番狂わせを突きつけられたとき、ファンはもちろん専門家ですらステレオタイプの反応に終始してしまうのが常である。
「今日のタイソンはいつもの調子じゃなかった」。
「あんなに反応が鈍いバレラを見たのは初めて」。
「デラホーヤは脱水症状で戦える状態ではなかった」。
ふざけたことを言っちゃいけない、それは全部、自分が考えていた予想を根底からひっくり返されたことへの言い訳じゃねぇか。
もう一度、思い返してみろ。 戦前の情報で番狂わせの予兆が溢れていたにもかかわらず、お前たちはこう考えていたはずだ。
「どんなに不調のタイソンでもリングに上がれば相手はビビって怖気付く。今までもそうだった」。
「調整不足でもバレラは試合になったら本領を発揮する。それがバレラのバレラたる所以」。
「デラホーヤはミドル級まで制した大男、減量失敗でもフライ級上がりが勝てる相手じゃない」。
大番狂わせの引き金を引くのは、当たり前だが敗者ではない。勝者だ。
「あの日あのときのバスター・ダグラス」だから大番狂わせが引き起こされたのだ。
「あのときリングに上がってたのは元フライ級王者じゃない。マニー・パッキャオだ」 から噛ませ犬の処刑場に見えたリングが、下克上と無礼講の劇場に変わったのだ。
タイソンやバレラ、デラホーヤは一番美味しそうに見えた料理を選んだつもりだったが、その時点で大番狂わせのカウントダウンタイマーのスイッチを押してしまっていたのだ。

さて、ロドリゲスは「あの日のダグラス」でしょうか?あるいは「パッキャオ」でしょうか?
勝てば二桁防衛に王手をかける29歳のフィリピン人は、絶対に触れてはいけないジョーカーのカードをすでに引いてしまったのでしょうか?
リング誌電子版から。
********ジョナサン・ロドリゲスは完全なアンダードッグと見られています。
しかし、素晴らしいトレーニングキャンプを送り、大番狂わせへの意欲に漲っています。
家族のために必ず勝つ、というのはもちろん、世界最高のボクシング大国メキシコの伏兵たちが大番狂わせを起こしていることからも刺激を受けているのです。
明日の夜、コネティカット州アンキャスビル・モヒカン・サン・カジノで行われるイベントはSHOWTIMEで全米に生中継されます。
世界王者アンカハスにとっても大舞台、ロドリゲスにとっても一世一代のビッグチャンスです。
25歳のメキシカンは23戦(22勝16KO1敗)のキャリア全てを母国で戦い、世界挑戦はこれが初めて。
2018年3月にホセ・エストラーダ・ガルシアにスプリットデジションで惜敗してから6連勝、そのうち5つをKOで終わらせているロドリゲスは勢いに乗っています。
「あの敗北で目が覚めた。ずっと無敗で気の緩みがあった、規律にかけていた。自分の甘さに気づいたんだ。あれからボクシングへの取り組みが180度変わった。家族や子供のために戦う意識も大きくなった。あらゆる意味で、成熟したファイターに変わったんだ」。
「あの敗北の1週間前に二人目の子供、娘が生まれたんだ。兄弟や家族が祝福してくれた、試合を応援してくれたというのに、私は負けてしまった。もうあんな思いは絶対にしたくない。家族ががっかりする顔を見るのはあの日が最後だ」。
しかし、ロドリゲスが挑戦するのは普通の王者ではありません。
8連続防衛(6KO)中のアンカハスは全階級を通じても最も安定した王者の一人で、パッキャオを彷彿させる強打のサウスポー。
オッズも専門家予想も王者に大きく傾いています。
それでも、ロドリゲスの自信は揺らぎません。
「アンカハスがどんな出方をしてきても対応できる。アウトボックスでいなすことも、カウンターで迎撃することも。指名挑戦者になってから、とにかくずっとアンカハスのことだけを考えて練習してきたんだから」。
パンデミックがなければ、この試合は昨年4月11日に行われているはずでした。
そして、近年、アンダードッグの対場から大番狂わせを起こしているメキシカンの存在も、ロドリゲスの刺激になっています。
「マウリシオ・ララ(ジョシュ・ウォリントン戦)やアンヘル・フィエロ(アルベルト・マチャド戦)がビッグネームを粉砕するのを目の当たりにすると、私にも出来る、私もやらなきゃならないと力が湧いてくる」。
ロドリゲスのキャリアで最大の勝利は、ファン・フランシスコ・エストラーダへの挑戦経験もあるフェリペ・オルクタ。エストラーダと判定までもつれた相手をストップしたのです。
しかし、アンカハスに勝てばそんな金星も遥かに霞んでしまいます。
That would allow me to then face Estrada, Chocolatito, or Ioka in the future.
「この勝利がどこにつながるのかよく理解している。エストラーダやローマン・ゴンザレス、井岡一翔と戦う道が開けるんだ」。***********
先ほど行われた前日計量で、アンカハスは114.8ポンド、ロドリゲスはリミット一杯115ポンドでクリア。
オッズは、メインのジャロン・エニスvsセルゲイ・リピネッツと同じ10−1と、ミスマッチを示すゾーンに突入しています。
しかし、SHOWTIMEとPBCが「未来のPPVスター」と慎重に育てているエニスと、PPVスターにはなりえない超軽量級では話が違います。
奴らにとっては「エニスは絶対勝ってもらわないと困る」存在ですが「アンカハスvsロドリゲス」はどっちが勝っても良いという位置付けです。
大番狂わせの可能性が大きいのが、後者であるのは言うまでもありません。
どっちで番狂わせが起きて欲しいか?となると、もちろん前者ですが。
それにしても、あっちの報道はエニス一色です。ノンタイトル戦の分際で…。こういうの、逆はありえないですからね、欧米では。
エニス、惨敗して欲しい。。。。
「今日のタイソンはいつもの調子じゃなかった」。
「あんなに反応が鈍いバレラを見たのは初めて」。
「デラホーヤは脱水症状で戦える状態ではなかった」。
ふざけたことを言っちゃいけない、それは全部、自分が考えていた予想を根底からひっくり返されたことへの言い訳じゃねぇか。
もう一度、思い返してみろ。 戦前の情報で番狂わせの予兆が溢れていたにもかかわらず、お前たちはこう考えていたはずだ。
「どんなに不調のタイソンでもリングに上がれば相手はビビって怖気付く。今までもそうだった」。
「調整不足でもバレラは試合になったら本領を発揮する。それがバレラのバレラたる所以」。
「デラホーヤはミドル級まで制した大男、減量失敗でもフライ級上がりが勝てる相手じゃない」。
大番狂わせの引き金を引くのは、当たり前だが敗者ではない。勝者だ。
「あの日あのときのバスター・ダグラス」だから大番狂わせが引き起こされたのだ。
「あのときリングに上がってたのは元フライ級王者じゃない。マニー・パッキャオだ」 から噛ませ犬の処刑場に見えたリングが、下克上と無礼講の劇場に変わったのだ。
タイソンやバレラ、デラホーヤは一番美味しそうに見えた料理を選んだつもりだったが、その時点で大番狂わせのカウントダウンタイマーのスイッチを押してしまっていたのだ。

IBFジュニアバンタム級タイトルマッチ
王者vs
さて、ロドリゲスは「あの日のダグラス」でしょうか?あるいは「パッキャオ」でしょうか?
勝てば二桁防衛に王手をかける29歳のフィリピン人は、絶対に触れてはいけないジョーカーのカードをすでに引いてしまったのでしょうか?
リング誌電子版から。
********ジョナサン・ロドリゲスは完全なアンダードッグと見られています。
しかし、素晴らしいトレーニングキャンプを送り、大番狂わせへの意欲に漲っています。
家族のために必ず勝つ、というのはもちろん、世界最高のボクシング大国メキシコの伏兵たちが大番狂わせを起こしていることからも刺激を受けているのです。
明日の夜、コネティカット州アンキャスビル・モヒカン・サン・カジノで行われるイベントはSHOWTIMEで全米に生中継されます。
世界王者アンカハスにとっても大舞台、ロドリゲスにとっても一世一代のビッグチャンスです。
25歳のメキシカンは23戦(22勝16KO1敗)のキャリア全てを母国で戦い、世界挑戦はこれが初めて。
2018年3月にホセ・エストラーダ・ガルシアにスプリットデジションで惜敗してから6連勝、そのうち5つをKOで終わらせているロドリゲスは勢いに乗っています。
「あの敗北で目が覚めた。ずっと無敗で気の緩みがあった、規律にかけていた。自分の甘さに気づいたんだ。あれからボクシングへの取り組みが180度変わった。家族や子供のために戦う意識も大きくなった。あらゆる意味で、成熟したファイターに変わったんだ」。
「あの敗北の1週間前に二人目の子供、娘が生まれたんだ。兄弟や家族が祝福してくれた、試合を応援してくれたというのに、私は負けてしまった。もうあんな思いは絶対にしたくない。家族ががっかりする顔を見るのはあの日が最後だ」。
しかし、ロドリゲスが挑戦するのは普通の王者ではありません。
8連続防衛(6KO)中のアンカハスは全階級を通じても最も安定した王者の一人で、パッキャオを彷彿させる強打のサウスポー。
オッズも専門家予想も王者に大きく傾いています。
それでも、ロドリゲスの自信は揺らぎません。
「アンカハスがどんな出方をしてきても対応できる。アウトボックスでいなすことも、カウンターで迎撃することも。指名挑戦者になってから、とにかくずっとアンカハスのことだけを考えて練習してきたんだから」。
パンデミックがなければ、この試合は昨年4月11日に行われているはずでした。
そして、近年、アンダードッグの対場から大番狂わせを起こしているメキシカンの存在も、ロドリゲスの刺激になっています。
「マウリシオ・ララ(ジョシュ・ウォリントン戦)やアンヘル・フィエロ(アルベルト・マチャド戦)がビッグネームを粉砕するのを目の当たりにすると、私にも出来る、私もやらなきゃならないと力が湧いてくる」。
ロドリゲスのキャリアで最大の勝利は、ファン・フランシスコ・エストラーダへの挑戦経験もあるフェリペ・オルクタ。エストラーダと判定までもつれた相手をストップしたのです。
しかし、アンカハスに勝てばそんな金星も遥かに霞んでしまいます。
That would allow me to then face Estrada, Chocolatito, or Ioka in the future.
「この勝利がどこにつながるのかよく理解している。エストラーダやローマン・ゴンザレス、井岡一翔と戦う道が開けるんだ」。***********
先ほど行われた前日計量で、アンカハスは114.8ポンド、ロドリゲスはリミット一杯115ポンドでクリア。
オッズは、メインのジャロン・エニスvsセルゲイ・リピネッツと同じ10−1と、ミスマッチを示すゾーンに突入しています。
しかし、SHOWTIMEとPBCが「未来のPPVスター」と慎重に育てているエニスと、PPVスターにはなりえない超軽量級では話が違います。
奴らにとっては「エニスは絶対勝ってもらわないと困る」存在ですが「アンカハスvsロドリゲス」はどっちが勝っても良いという位置付けです。
大番狂わせの可能性が大きいのが、後者であるのは言うまでもありません。
どっちで番狂わせが起きて欲しいか?となると、もちろん前者ですが。
それにしても、あっちの報道はエニス一色です。ノンタイトル戦の分際で…。こういうの、逆はありえないですからね、欧米では。
エニス、惨敗して欲しい。。。。
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