「130ポンド、ジュニアライト級はスーパースターの踏み台」。
とは言っても、それはオスカー・デラホーヤやフロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオら「本物のスーパースター」の話です。
〝スーパースター未満〟のファイター、特にフェザー級やジュニアフェザー級から上がってきた選手にとっては130ポンドはキャリア的にも終着駅になるケースもあります。
また、ジュニアライト級を踏み台にして羽ばたくスターの後ろ姿を見送るだけの内山高志や三浦隆司のような、130ポンドで心中するファイターもいます。
このクラスを踏み台にしたスーパースター候補でもエイドリアン・ブローナーやマイキー・ガルシアのように「憧れのウェルター」では何者にもなれないというケースが普通に当たり前です。
フライ級上がりでウェルターを席捲したマニー・パッキャオはいかに変態かが、よくわかります。
しかし「スーパースターの踏み台」という微妙なジュニアライト級を終着駅にするファイターにもドラマがあります。
とは言っても、それはオスカー・デラホーヤやフロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオら「本物のスーパースター」の話です。
〝スーパースター未満〟のファイター、特にフェザー級やジュニアフェザー級から上がってきた選手にとっては130ポンドはキャリア的にも終着駅になるケースもあります。
また、ジュニアライト級を踏み台にして羽ばたくスターの後ろ姿を見送るだけの内山高志や三浦隆司のような、130ポンドで心中するファイターもいます。
このクラスを踏み台にしたスーパースター候補でもエイドリアン・ブローナーやマイキー・ガルシアのように「憧れのウェルター」では何者にもなれないというケースが普通に当たり前です。
フライ級上がりでウェルターを席捲したマニー・パッキャオはいかに変態かが、よくわかります。
しかし「スーパースターの踏み台」という微妙なジュニアライト級を終着駅にするファイターにもドラマがあります。
Saturday 3, April 2021
Caesars Palace Dubai, Dubai, United Arab Emirates
Junior Light weight Contest, 12 Rounds
World Boxing Organisation World Super Feather Title
ジャメル・ヘリングvsカール・フランプトン
伊藤雅雪から番狂わせでタイトルを奪った35歳のヘリングは、これが3度目の防衛戦。
挑戦者のフランプトンは2016年にBWAAとESPN、リング誌の Fighter of the Year 三冠を達成したアイルランド史上最高傑作の一人。
経験値でヘリングを圧倒するフランプトンは、一つ年下の34歳。
レオ・サンタクルスとの激闘2連戦、ノニト・ドネアをバンタム級へ叩き戻した一戦など軽量級のビッグネームと印象的な試合を繰り広げてきたThe Jackalと、誰に勝ったか?という点では誰にも勝っていないSemper Fi(忠実な兵隊)。
しかし、シュガー・レイ・ロビンソン杯まで獲得したフランプトンにとって、ヘリングはモチベーションを燃やしにくい相手です。
そして、元海兵隊のサウスポーはハートが強く、やりにくい相手です。
試合の焦点は「身長・リーチともに165㎝のフランプトンが、178㎝/183㎝のヘリングとの距離を潰せるか?」。
フランプトン有利で立ちあがったオッズは徐々に接近、試合二日前の現在は両者とも19/20(1.95倍)と完全に並びました。

大勝負です。
欧米ではコアなマニアしか興味のないジュニアフェザー級以下の超軽量級ですが、そんなコアなマニアが最も高く評価しているボクサーの一人が、ウズベクのMJです。
オッズは26歳のMJ勝利が1/6(1.67倍)、31歳の岩佐4倍。明白にアンダードッグです。
海外メディアは「ウズベキスタンで開催される初の世界タイトルマッチ。国民的英雄のMJの勝利濃厚」という論調です。
いいですねえ、番狂わせの衝撃を大きくしてくれる舞台演出をしっかり整えてくれています。
ボクシング人気が高いウズベキスタン、これまでにルスラン・チャガエフ(元WBA世界ヘビー級王者)や、WBOライト級を17度も防衛したアルトゥール・グレゴリアン、シドニー五輪1回戦でミゲール・コットを下して金メダルを獲得したムハンマド・アブデュラエフら、スタイリッシュなボクサーを数多く輩出してきました。
アフマダリエフも、その系譜をしっかり受け継いだテクニシャンです。
“Iwasa is a very experienced former world champion – a tall, strong, aggressive lefty,” said Akhmadaliev. “I think he is a real samurai. He always comes forward and aims for a big fight. I respect him and his mentality. I expect a very good, exciting fight.”
岩佐は経験豊かな元チャンピオン、長身で攻撃的なサウスポー。彼は本物のサムライだ。常に前に出て打撃戦を厭わない彼の根性を尊敬する。素晴らしい試合になるだろう。
岩佐は身長171㎝、リーチ182㎝。アフマダリエフは166㎝、173㎝。
このリーチ差を生かした試合が出来ると思っちゃいけませんし、岩佐もそうは思ってないでしょう。簡単な相手ではありません。
さて、会場のフマ・アリーナ。フマは、古代遺跡でも御馴染みのペルシア神話に登場する〝フェニックス〟。
「その影が落ちた者が王になる」という伝説があります。
きっとフマは、最初にリングに登場する岩佐に影を落とすはずです! 間違いありません!
地元の大観衆を前に硬くなった王者を岩佐が猛攻、前半でストップ勝ちを予想します。
挑戦者のフランプトンは2016年にBWAAとESPN、リング誌の Fighter of the Year 三冠を達成したアイルランド史上最高傑作の一人。
経験値でヘリングを圧倒するフランプトンは、一つ年下の34歳。
レオ・サンタクルスとの激闘2連戦、ノニト・ドネアをバンタム級へ叩き戻した一戦など軽量級のビッグネームと印象的な試合を繰り広げてきたThe Jackalと、誰に勝ったか?という点では誰にも勝っていないSemper Fi(忠実な兵隊)。
しかし、シュガー・レイ・ロビンソン杯まで獲得したフランプトンにとって、ヘリングはモチベーションを燃やしにくい相手です。
そして、元海兵隊のサウスポーはハートが強く、やりにくい相手です。
試合の焦点は「身長・リーチともに165㎝のフランプトンが、178㎝/183㎝のヘリングとの距離を潰せるか?」。
フランプトン有利で立ちあがったオッズは徐々に接近、試合二日前の現在は両者とも19/20(1.95倍)と完全に並びました。

すぐにどちらかにブレるでしょうが、予想が難しい試合です。
個人的にはフランプトンの手数とフットワークにヘリングが終盤で崩れると予想します。
このイベントはアラブ首長国連邦のドバイの高級リゾート&カジノ、シーザース・パレス・ドバイで行われます。
映画なんかでもよく登場するカジノです。お洒落です。
6月実施で交渉が進んでいるという「マニー・パッキャオvsテレンス・クロフォード」の会場候補にも挙げられています。
いろんな国でリングが設営されるのもボクシングの面白さの一つですが、日本のボクシングファンにとって週末はこの試合こそがマスト・シー!です。
なんとウズベキスタンのタシケントです。Humo Arena、めっちゃ格好良いです。
2019年3月竣工とのことですから、まだ新しいドーム。普段はスケートやホッケーで使われる「アイスアリーナ」。キャパ1万2500席ですが明後日の夜はフルハウスでしょう。
それにしてもタシケント!です。世界史マニアとしては堪らない名前、音です。サマルカンドもウズベキスタンなんです。死ぬまでに行ってみたいなあ。
個人的にはフランプトンの手数とフットワークにヘリングが終盤で崩れると予想します。
このイベントはアラブ首長国連邦のドバイの高級リゾート&カジノ、シーザース・パレス・ドバイで行われます。
映画なんかでもよく登場するカジノです。お洒落です。
6月実施で交渉が進んでいるという「マニー・パッキャオvsテレンス・クロフォード」の会場候補にも挙げられています。
********
いろんな国でリングが設営されるのもボクシングの面白さの一つですが、日本のボクシングファンにとって週末はこの試合こそがマスト・シー!です。
なんとウズベキスタンのタシケントです。Humo Arena、めっちゃ格好良いです。
2019年3月竣工とのことですから、まだ新しいドーム。普段はスケートやホッケーで使われる「アイスアリーナ」。キャパ1万2500席ですが明後日の夜はフルハウスでしょう。
それにしてもタシケント!です。世界史マニアとしては堪らない名前、音です。サマルカンドもウズベキスタンなんです。死ぬまでに行ってみたいなあ。
Saturday 3, April 2021
Humo Arena, Tashkent, Uzbekistan
Super Bantam Contest, 12 Rounds
World Boxing Association Super World Super Bantam Title
International Boxing Federation World Super Bantam Title
大勝負です。
欧米ではコアなマニアしか興味のないジュニアフェザー級以下の超軽量級ですが、そんなコアなマニアが最も高く評価しているボクサーの一人が、ウズベクのMJです。
オッズは26歳のMJ勝利が1/6(1.67倍)、31歳の岩佐4倍。明白にアンダードッグです。
海外メディアは「ウズベキスタンで開催される初の世界タイトルマッチ。国民的英雄のMJの勝利濃厚」という論調です。
いいですねえ、番狂わせの衝撃を大きくしてくれる舞台演出をしっかり整えてくれています。
ボクシング人気が高いウズベキスタン、これまでにルスラン・チャガエフ(元WBA世界ヘビー級王者)や、WBOライト級を17度も防衛したアルトゥール・グレゴリアン、シドニー五輪1回戦でミゲール・コットを下して金メダルを獲得したムハンマド・アブデュラエフら、スタイリッシュなボクサーを数多く輩出してきました。
アフマダリエフも、その系譜をしっかり受け継いだテクニシャンです。
“Iwasa is a very experienced former world champion – a tall, strong, aggressive lefty,” said Akhmadaliev. “I think he is a real samurai. He always comes forward and aims for a big fight. I respect him and his mentality. I expect a very good, exciting fight.”
岩佐は経験豊かな元チャンピオン、長身で攻撃的なサウスポー。彼は本物のサムライだ。常に前に出て打撃戦を厭わない彼の根性を尊敬する。素晴らしい試合になるだろう。
岩佐は身長171㎝、リーチ182㎝。アフマダリエフは166㎝、173㎝。
このリーチ差を生かした試合が出来ると思っちゃいけませんし、岩佐もそうは思ってないでしょう。簡単な相手ではありません。
さて、会場のフマ・アリーナ。フマは、古代遺跡でも御馴染みのペルシア神話に登場する〝フェニックス〟。
「その影が落ちた者が王になる」という伝説があります。
きっとフマは、最初にリングに登場する岩佐に影を落とすはずです! 間違いありません!
地元の大観衆を前に硬くなった王者を岩佐が猛攻、前半でストップ勝ちを予想します。






コメント
コメント一覧 (3)
いつか、《Jr.ライト級最強の男》と呼ばれる
ボクサー出現したら、Jr.クラス誇りに
なるのですが...
フシ穴の眼
が
しました
一時期、手の届かない馴染みのあるタイトルのような気がします。
フィリピンのフラッシュエロルデ、ビラフロア、
南アフリカのミッシェル?
Jr.ライト級で記録をたてたのですが、
やはり、誰に勝てたか? のせいで、
マイナーにされるのは、さみしいですね。
岩佐には、異国の地で、スーパーフェザー級王者になってほしいです。
フシ穴の眼
が
しました