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好天、土曜日。普通なら皇居はジョガーでごった返してるところですが、静かです。

人に会うお約束で、皇居の中を散歩しながらお仕事、贅沢です。こんな日本晴れなのに、会議室でやる必要はありません。

人待ちの間に、アスリートとネーミングライツ、スポンサーの話。

さすがに皇居はネーミングライツは無いでしょうが。「ソフトバンク・パレス」とか…。



イチローや松井秀喜、三浦知良、中田英寿が〝本場〟〝最高峰〟挑戦にあたって、受け入れ側の目に最も魅力的に映ったのは彼らの実力ではなく、日本からもたらされる放映権料などのスポンサー収入でした。

ペルージャ移籍会見で、中田サイドがスポンサーに関する質問を一切禁じたのは、中田らしい滑稽な反骨でしたが、それが彼の強さの源泉だったのかもしれません。

それでも、会見でスポンサー企業の話は厳禁…考えてみればこれほどおかしな話はありません。

タイのボクサーがジムの名前や、自動車メーカー「トヨタ」、ジュースの銘柄「CP」、自動車バッテリーの「3Kバッテリー」、不動産業の「ナコントンパークビュー」を名乗り、台湾プロ野球にはインスタントラーメンの銘柄「阿Q」を外国人選手名にしたり、日本ではスポンサー名を選手名にしちゃうのは少し抵抗があるものの「ルイシト小泉」や「イーグル京和」も同じですから、アジア的な発想かもしれません。

しかし、これは欧米では嫌がられるんです。日本では建物などのネーミングライツがようやく定着しましたが、建物に企業名がつくことには違和感がありました。

欧米では「売れるものならなんでも売る、でも名前は別。スポンサー名をチーム名にするのも論外」ということかもしれません。

話が「名前」「ネーミングライツ」に逸れそうなので、アスリートとスポンサーの話に舵を戻します。

先日の大坂なおみです。セリーナ・ウィリアムスを撃破したあとの会見で尊敬するコービー・ブライアントが活躍したロスアンゼルス・レイカーズのジャージを羽織りながら、その下にタンクトップを着た右肩から下は〝露出〟。日清食品などのスポンサーロゴが見えるようにしていたのは明らかでした。

Naomi Osaka was repping the Lakers during her post-match presser .

ESPNやBBCをはじめ、海外メディアはこの振る舞いを「さすがコートの外でも女王(最もカネを稼ぐアスリート)だ」と賞賛しています。

彼女が露出したのは右肩だけではありません。

実力で世界最高のメジャースポーツで頂点を極めた自信と、スポンサーへの感謝を表現するのが義務というプロフェッショナリズムも、見事に露出しました。

大坂の女子No.1アスリートを支えているのは、選手報酬ではなくスポンサー企業です。そして、そのほとんどが日本の企業です。

自然にスポンサーをアピールできるのは、彼女が持つ天性の才能もあるでしょうが、自信とプロ意識の高さがそうさせたのです。

いよいよ、今日です。

「実力、経験で圧倒的有利だが、油断したら足元をすくわれる相手」(BBC)というのが海外メディアの共通した見方です。

ジェニファー・ブレイディもパワーのある選手、テニスではボクシング用語が結構使われますが、まさにヘビー級のパンチャー同士の対決です。