このブログのテーマは、おおっぴらにしにくい真実を好き勝手に書くことです。

誤解を招くこともあるでしょう。
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例えば「スポーツに貴賎はある」。

同じ陸上競技の中でも、100m走と110m障害では注目度=選手待遇=報酬が全く違います。日本記録が出たとしても、10m長くてハードルを置いただけでメディアの扱いは雲泥の差があります。

もちろん、ここにチャイニーズマネーというフリカケをかけると110m障害でも劉翔のようなスターが誕生するのですが…。いずれにしても「スポーツの貴賎」は様々な角度から見ることができる「事実」です。
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日本人で世界記録を出しても、競歩選手ではHUBLOTから声はかかりません。

マラソンと競歩の関係も同じです。走るか歩くかだけで、かたや世界とは到底戦えない低レベルでも日本記録が出れば大騒ぎ、1億円の報奨金が数度掛けられるほど。かたや、世界記録を出してもスポーツ欄の片隅に白黒写真で報じられるだけ。

ボクシングの場合はもっと残酷かもしれません。見た目は全く同じことをしていてもバンタム級など軽量級と、ミドル級など世界的な人気階級では注目度が全く違います。

井上尚弥と村田諒太、両者の実力評価と注目度はもしかしたら「100mと110m障害」よりも大きな格差があります。

もし、井上がミドル級で同じことをやっていたら?もし、村田がバンタム級のセカンドタイトルを獲ったり獲られたりしていたら?

日本でもこれほどの格差があるのですから、米国だとそれがどこまで巨大化するのか、パッキャオのジュニアフェザー級とウェルター級の報酬を比べなくてもわかるでしょう。

ESPNは「井上なんて誰も知らない」なんて絶対書きませんし、トップランクが村田と契約することも、その対戦相手が試合の数ヶ月前に日本で顔見せ会見するなんてことも絶対にありえません。

ただ、政治家や陸連関係者が「競歩の世界記録?あんなの意味ない」「110m障害なんて面白くない」「バンタム級なんて米国では空気以下」なんて口にしたら大問題です。一般人でも、そんなことを言葉にする人は軽蔑されるべきです。そんな人は例外なく、競歩を知りません。

それでも「スポーツに貴賎がある」というのは動かしがたい事実で、そこを知ってからものを言うのか、そうでないかには大きな差があります。

ここで、井上信者を馬鹿にすることがあるのは彼らが、あまりにも愉快だからです。

「スポーツに貴賎がある」ことを知らないのに、したり顔で「リング誌のPFPは権威がある」「米国でスーパースターになるから日本では見れなくなる」「PPVに乗ればファイトマネー20億円」なんて剽軽な脳みそをしてるのですから、そりゃ面白くてたまりません。

もちろん、ちゃんと読めばわかるはずですが、私は「スポーツに貴賎がある」事実を由とはしていません。

伊東浩司が競歩選手の動きから多くを学び100mの日本記録を出し、室伏広治が世界トップの活躍と問答無用の身体能力を見せつけ、フライ級のパッキャオが軽量級のスタイルを人気階級に持ち込んで大暴れしたことは、至上の喜びでした。

「切り捨てられた競技や人々」は価値がなかったから切り捨てられたのではありません。凡庸な周囲がその価値と才能に気づかなかった、もっと正確に言うと気づこうとしなかったからです。

最近では、プロ野球で育成選手からトップ選手に飛躍する才能が息吹いていることも、スポーツの発展という最も重要な観点からも乱舞して喜ぶ状況です。

もちろん、育成からスーパースターになった彼らは〝100m〟や〝ミドル級〟で才能が過小評価されていただけで、競歩や軽量級とは違う〝地続き〟のフィールドで戦っていたのですが。


▶︎昼休み、ちゃちゃっと書こうと携帯ポチポチしてましたが、前置きだけで終わり。本題の大坂なおみは次回じゃー。