リング誌とIBF、WBAのベルトを保持する井上尚弥がバンタム級コレクションをコンプリートするには、あと二つのピースを奪取しなければなりません。

残るストラップは、延期の末に対戦が白紙となったジョンリール・カシメロのWBOと、弟・拓真を倒したノルディーヌ・ウバーリのWBC。

二人とも因縁を含む相手です。 

カシメロは先月、ShowTIMEのPPVイベントのアンダーカードでデューク・マイカーを3ラウンドで粉砕。

最初に世界を獲ったジュニアフライ級から数えて4階級目のバンタム級でも、31歳のフィリピーノは全く変わらぬ強打をキープしています。

「誰に負けても不思議ではないが、誰に勝っても不思議ではない」(マニラブリテン紙)という天賦の野生は、井上にとって最大の脅威と言って差し支えないでしょう。
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WBSSでは完全統一王者は生まれませんでしたが、これからこの4人が「準決勝」から「決勝」へ流れ込むのでしょうか?

そして、ウバーリ。昨年11月に暫定王者・拓真との団体内統一戦に完勝。

12月12日には、ノニト・ドネアを相手に3度目の防衛戦を迎えます。

34歳と軽量級では年齢を積んでいるモロッコ系フランス人は、北京2008とロンドン2012に出場したオリンピアン。ゾウ・シミンとマイケル・コンランというビッグネームに敗れてメダルには届かなかったものの、世界選手権で銅メダルを獲得するなどエリートアマです。

兄アリもジュニアウェルター級の元プロボクサーで、現在は弟のトレーナーとマネジメントを手がけています。

カシメロ、ウバーリはともに井上とはプロモーションが違うとはいえ、そこは軽量級、対戦に大きな障壁はありません。

とりあえずは、ジェイソン・マロニーです。手ぶらの相手は物足りませんが、ここでモタついていてはどうしようもありません。

「力の差を見せつけてKOします」(井上)。その言葉通りの結果が出るはずです。