9月12日、ディグニティ・ヘルス・パークでの開催で決定していたマイク・タイソンvsロイ・ジョーンズJr.のエキシビションが11月28日に延期されました。

両陣営が話し合いの機会を持ち「観客を入れた方がゲート収入が見込める」というタイソン陣営の提案が認められたものです。

そりゃそうです、そりゃそうですが、それって初めからわかってたことでしょう。

PPVで動画配信する Triller は宣伝のためのドキュメンタリーシリーズを10編制作して、視聴者を集める予定でしたが、8月第二週になってもオンエアされないので不穏な空気が流れてはいました。

観客を入れた方が儲かる。そんなことにこのタイミングで気づいたとは、常識では考えられません。
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However, there has been a myriad of complications since the announcement.

正式発表してからいくつもの複雑な問題が起きてしまった。=意訳すると「有観客にするためというのが延期の本当の理由ではない」ということです。〜延期をスクープしたリングtv.〜

ヘッドギアの問題は「付けない」ことでカリフォルニア州アスレティック協会(CSAC)と両陣営が合意していましたが、エキシビションとはいえ安全面からVADAも乗り出し、試合までのランダムテストを提案していました。

また「7秒KO」で波紋を呼んだセニエサ・エストラーダvsミランダ・アドキンスの一戦を管轄したCSACには「深刻な事故につながる犯罪的ミスマッチ」と厳しい非難が集中しており「このほとぼりが冷めないうちにタイソンvsジョーンズを強行して何かあれば、協会の存続に関わる」という声が内部から上がっていました。

エキシビションが正式発表されたのが7月23日で、翌日に「7秒KO」が起きてしまい、VADAも「基準の緩いCSACのドーピング検査ではやりたい放題になる」と警告、これを受けたCSACが「興行収入が上がる有観客まで待つ」ことを理由に、延期を決めたと考えるのが最も自然です。

「両陣営の話し合い」というのは猿芝居ですね。本当に話し合いの場を持ったのかどうかも怪しい。

それにしても、発表翌日に「7秒KO」はあまりにもタイミングが悪すぎました。

VADAの警告に対して「エキシビションに厳格なドーピング検査は不要」と突っぱねていたCSACでしたが、メディアやファンから「7秒KO」を非難する集中砲火を浴びてしまうと、タイソンvsジョーンズを強行することはできません。

現役時代、強烈な薬物依存にまみれていた二人のコメントはまだキャッチできていませんが「VADAが入ってくるの?じゃあやりたくない。ってか俺ら検査通らないし」というのが本音かもしれません。