小中学校は短期授業再開も断念して、休校延長が決まってしまっています。子供たちは大量の「宿題」と「ステイホーム」の二重苦。

こんな時期に、私は人生初のモテ期に突入。といっても年頃の異性にモテるわけもなく…。

数日前に今日、近所のお父さん、お母さんから子供と遊んであげてほしいとリクエストされていました。今日が子供の日とは気付かず…。

私は学校の先生でもないし、自治会の役員でもありません。

ただ、休火山的におっさん野球してる仲間の1人が中学校の先生で、そこの子供に野球を教えるようになりました。

以前も書きましたが、その中学校で配布した運動会のハンカチに「The 21th …」とプリントされてるのを目にしてしまい「お前らの学校の先生、馬鹿だな」「第21回運動会を英語にするなら21stが正解」とハーフやクオーターの話も交えて即席授業したまでは良かったのですが…。

中学生の1人が「◯◯先生は馬鹿」と学校で言いふらしてしまいました。

その先生が激昂して、みんなの前で「どこが間違ってる!」とその子を吊るし上げたのですが、その子は私の即席授業の受け売りをそこで展開してしまい、その先生は大恥をかいてしまったのです。

そして、なぜか私が呼び出されてしまう騒動がありました。

そこで「子供たちに変なことを吹き込むな」みたいな言い方を一方的にされたから「変なこと?明らかに間違ったこと書いてるから訂正したんです。あなた、本当に英語教師ですか?」と静かに返したところで、その先生が泣いてしまって…。

私にとっては一刻も早く忘れたい〝事故〟でしかなく、知人の先生にも謝って「もう私が子供を教えないほうがいい」と申し出ました。その先生は「悪いのは完全に向こうの方」と言ってくれましたが、これ以上変なトラブルになるのは子供が可哀想です。私も面倒臭いし。

「あんな基礎的なことを知らなかった私たちも悪いし、いなくなる方が子供にとって可哀想」と押し切られて、野球は続けることに。

「これからはおとなしく生きよう」「勉強には口を出すまい(それまでも勉強を教えたことなど一度もありませんが)」と決めましたが、私が「英語が得意で教えるのが上手い」と、大学時代の同級生や会社関係の人に漏れると死ぬまで笑い者にされるフェイクニュースが父兄の間に広まって、長期休暇の宿題を英語以外の教科も即席で教えることが何度かありました。

最初は野球部の数人から、他の部員、さらには全く野球部とは関係のない子供まで…。

正直、時間もかけたくないし1日40分5人で、宿題は必ず自分でやって持ってきてもらうようにしましたが、このブログを読んでいただいている方はご存知のように前置きや、本題からそれてそっちが本題になることも多くて…。

どうしても「何でこんな頭の悪い問題出すかなあ?」ということをしょっちゅう言っちゃうんです。

本当にあらゆる科目で、突っ込みどころ満載で「井上尚弥はファン・カルロス・パヤノを沈めたジャブクロスを「打った」のか?それとも「撃ったのか?」を書いたのも「こんな問題を出されたら、ただでさえ悪いお前らの頭がますます悪くなるやん…可哀想に」と感じたのがフックでした。

もちろん、あの〝事故〟以来、子供には「先生に『頭の悪い問題出すな』とか絶対言うなよ、今度トラブルになったらお前ら全員と縁切るからな」と言い聞かせています。

また、前置きが長くなりました。

この自粛の中で先月、野球部の子と誰にも会わずにのびのび走り回れるお遊び「We are not not Aloneゲーム」をやったところ、これがまた父兄に伝わって「ぜひ!」とお願いされたのでした。

「運動部じゃなくても女の子でも足手まといにならないか?」と心配する父兄もいましたが、運動量だけなら超ハードですがやりきれちゃうのが「We are not not Alone(俺たちは一人ぼっちだ)ゲーム」なのです。

映画「未知との遭遇」からの命名ですが子供たちは誰もわかっちゃいませんが、音がいいのか気に入られてます。


人が集まるのは①駅近の公園・河川敷、②近くに駐車場のある公園・河川敷、です。駐車場はなくても公園は周囲の住宅から人が集まってテント張って、球技して3密完成してしまうので、公園は外します。

このご時世で、人に会わないような場所があるか?もちろん、全く視界にも入らないのは不可能なのでスタートからゴールまで「チーム以外の誰にもすれ違わない」のが唯一のルールです。

今日のメンバーは小中生8人。4人ずつのチームに分けて約5メートル間隔でコースを走る、チームはもっと間隔をあける。

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駐車場などない高速道路下からスタート。誰もいません。先月は「激しい練習ができない」と言った中学生にここでサーキットトレーニングさせましたが、今日はWe are not not Alone 。

ここから河川敷へ。主流の河川敷は人がひしめいていますから、そこを「誰ともすれ違わずに」支流へ出るのが最初の関門。ジョガーや散歩の人が来たら迂回するか、迂回ルートがなければエスケイプスペースでやりすごすのはアリ。
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「後ろから自転車!」と子供たちは大騒ぎでエスケープスペース↑へ避難。「大声出したら帰るよ」と厳しめに注意。可哀想ですが、このご時世です。
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河川敷で大きな鯉のぼりが泳ぐ周囲は人が多く、ハイリスクですがエスケープスペースから、1人ずつ一瞬の隙を見つけダッシュしてパチリ。女の子の1人が戻る途中に自転車とすれ違ってしまいました。

落ち込んでたらどうやって励まそうかと心配するまでもなく「もう1回やりたい!」と言ってくれて、再チャレンジで成功。

写真はご両親にメール。
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主流の河川敷は上にメインストリート、下に細いサブレーンがあります。サブレーンは人がほとんど視認できませんが、万一ジョガーが走って来たら迂回路がありません。

迂回路が無いのでエスペープスペースまで逃げるしかありません。挟み討ちに遭うとワンナウト、敗北のリスクがありますが、チームを上下に分けて支流を目指します。
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用水路は落ちたら面倒なのでレールの外側を歩かせます。黙って歩いてると、子供はすぐ近寄るので「ソーシャル!ソーシャル!」「ディスタン!ディスタン!」の掛け声で距離をキープ。これは効果大でした。

「忍者のように小さな声で」と言っても子供は興奮状態。
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さて、ここで何が売られていたか?

あれこれ言いながら支流を目指します。「ネギ」「キャベツ」「にんじん」「小松菜」…「へー、小松菜なんてよく知ってるな」なんて真面目な会話が交錯するなか「キーマカレー」とくだらないことを口走った中学生に、他の子供たちは大爆笑。

久しぶりの屋外と心地よい疲労感で、ハイになってる子供ほど制御できないものはありません。
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はい、ここからはほとんど人とすれ違わずに走れます。迂回したチームが道に迷ったか心配になって、携帯に電話しようとしたところで合流。

「迂回路でお前ら人とすれ違っただろ?」と4人に聞きますが「すれ違うわけがない!」と断言。本当かな。

「人が誰もいなかったら騒いでもいいんでしょう!」と奇声をあげるバカも現れ始めますが、自動販売機で飲み物を買うと、やっと静かに。

すでに10km以上走ったり速歩してるのに、運動なんかしたことないという女の子もめっちゃ元気。あとからお母さんから「あんなに美味しいジュース飲んだの初めてだって言ってました」と嬉しいご報告。
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途中、河川沿いの林から鶏の声がして、ちょっと探すとまさかの鶏舎を発見。

慎重に本流に戻って、全員無事完走。といっても、家までは、こっからまだ4〜5kmはあります。
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時間にして4時間弱、走行距離23km。とんでもない運動量です。

同じ運動量の練習をしようとしても、あの子たちの誰も出来ないはずですが、ゲーム感覚だとやり切れちゃうんです。

「持久走が苦手」という女の子にも「ちょっと練習したら1500m5分30秒で簡単に走れる」と言うと「無理〜」と答えると思いきや、けっこうその気でした。

どっちのチームの勝ちなのか、誰も口にしてなかったのは疲れて忘れてのと、ゴールした達成感からでしょう。

勉強も一緒で「覚えなきゃ」では身につきません。「ああ、こういうことか!」を繰り返すことです。

なんて偉そうに書きましたが、結構な気を遣って走ったせいで(言い訳)、いつも以上に疲労してしまいました。帰宅したら、ほとんどすぐ寝こんでしまい22時過ぎに起きる始末…。

「また行こう!!!」と大量の元気なラインメールに「もう行くか!明後日からまた仕事!お前らみたいにずっと休みじゃないの!!!」と返事。

We are not not Alone ゲームなんて、本当はあってはいけないお遊び。

私みたいな怪しい大人に管理されずに、子供たちだけで普通にじゃれあって、マスクをせずにみんなで大騒ぎしながら走り回る、そんな当たり前の日常が戻るよう、この異常事態が1日でも早く終息しますように。

あまり友人のいない私にとって、子供の家族も含めた30人近いグループメールは結構特別なコミュニティです。

とはいえ、こんなのは年に1度で十分です。