凄いスポーツを目の当たりにしてしまうと、居ても立ってもいられなくなる性分です。

思いっきりサンドバッグを叩きたいけど、いまはそんな環境にありませんから、わーーっと横浜まで走って来ました。

途中で河川敷に入って1km走。3分28秒。今は、これが一杯一杯。

横浜スタジアムへ。
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かつて横浜市議会で「街のイメージダウン」とまで指差された不人気球団も、いまは女性客も増えてフルハウスになることも珍しくありません。

大規模な改修工事でスタンド席も6000席も増設しています。

と言いつつ、横浜までダッシュしたのは、今日のワイルダーvsフューリーのイベントでジミー・レノンJr.が何度も連呼、リングのカンバス中央でもデカデカと広告していたアイリッシュウィスキー「プロパー・ナンバー・トゥエルヴ (Proper No. Twelve) 」を入手して、そいつを飲みながら録画を見直そうと思いついたからです。

これを知ってる人は酒飲みではなかなかいないでしょう。聞きなれない銘柄なのは、それもそのはずUFCファイターのコナー・マクレガーが2年前にプロデュース、販売したばかりのウィスキーだからです。

しかし!…心当たりの酒屋を何軒か回りましたが…残念!発見できず!

仕方がないので「プロパー・ナンバー・トゥエルヴ」と同じ蒸留所で作られている「ブッシュミルズ」にしようかと迷いましたが、やはりアイリッシュの「ウェストコーク」のカスクストレングスにしました。

「ウェストコーク」は、蜂蜜系の旨味が魅力のシングルモルトでは何度か飲んでいましたが、スパイシーで個性的というブレンデッドのカスクストレングスは初体験。

というか、ブレンデッドでカスクストレングスというのも珍しい。これにしたのはアルコール度数62度、ほとんど加水していないパンチの強さです。

まさにウィスキーのヘビー級です!ヘビー級はボクシングのカスクストレングスなのです!
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前置きが長くなりました。


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今日の試合は試合内容が最高だったこと、そしてクロンクの血が沸騰したことでも非常に興味深いものでした。

エマニュエル・スチュワードの薫陶を受けたマーク・ブリーランドやジョナサン・バンクスの話は、すでに何度か書いていましたが、ここではクロンクの隆盛と滅亡、そして再生にスポットを当ててゆきます。
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細身の選手がリードの手を下げる。その時点でデトロイト・スタイルは破綻している。

トーマス・ハーンズもマーク・ブリーランドも素晴らしいタレントだったが、クロンクが潰した。勝負弱い選手の工場だ。

クロンク・ジムに激しい逆風が吹いた時期がありました。

確かに、トーマス・ハーンズとミルトン・マクローリーが、もしあの大勝負で勝利を収めていたら、クロンクの評価が暴落するなんてことはありえませんでした。

「ボクシングは結果論」(今日のジョー小泉)というのは、まさしくその通りです。

敗者には何も与えられないのです。敗北は罪でしかないのです。

“Javan (SugarHill) is now a training star. Brilliant plan brilliantly executed.”

「フューリーは素晴らしい。台本通りに実行できるボクサーはほとんどいない。そして、今夜はその台本も本当に素晴らしかった。シュガーヒルの作戦が最高だった」と新トレーナーを絶賛したジム・ランプリーは、鬱病に苦しんでいたフューリーをスチュアードが「大丈夫。あいつは絶対に自分の力で立ち上がる」と信頼していた言葉を紹介。

それにしても、幼馴染で兄弟同然だったベン・ダビソンからシュガーヒルにスイッチしたフューリーの判断は普通は出来ません。

もはや〝霊感〟です。

フューリーが幼い時から悩み続けている心の病、それと引き換えに神様が贈ったギフトが、恐るべき感性なのかもしれません。
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左からシュガーヒル、フューリー、スチュワード、アンディ・リー。今日の大勝負でスチュワードだけがリングにいませんでした…いいえ、いました。彼は確かに、あのリングにいました。

「一度、ダメになるかもしれないが、そこからも立ち上がる。そしてきっと最強になる」。

フューリーについてどうしてそこまで思い入れがあったのか、残念ながらもうそれを確認する術はありません。

しかし、その言葉は預言のようにピッタリ当たっているのです。