30日(日本時間12月1日)に予定されていたWBCスーパーフェザー級の指名挑戦者決定戦でオスカル・バルデスと対戦予定だったアンドレ・グティエレス(ジョニー・ゴンザレスを破ったトマス・ロハスに勝利して今回の世界挑戦者決定戦に進出)が前日計量で、なんと11ポンドもオーバーしました。

11ポンドの超過。もはや減量失敗とかいうレベルではありません。


「彼のウエイトが141と聞いたときは何かの間違いだと思った。間違いでないとわかっても私は戦うつもりだった。この3ヶ月間、この日のためにあらゆることを犠牲にして全身全霊で練習してきた。それが全部無駄になってしまうなんて耐えられない」。

あの屈強顔つきのバルデスが泣きそうになって訴えかけています。

「やる、絶対に戦う」と主張したバルデスは当初、ボブ・アラムとチームの反対にも耳を貸そうとしなかったそうです。

バルデスのキャリアでは、去年3月10日にスコット・クイグも3ポンド体重超過されています。

このときは負ければWBO王座を失うリスクを恐れず、リングに上がり判定勝ちを収めました。しかし、リングインウェイトで142.2ポンド、ウェルター級まで膨張していたクイグの重い攻撃に顎を割られてしまい、治療のためにブランクを余儀なくされてしました。

今回のグティエレスは前日計量で141ポンド、明日のリングインはどこまで増量しているか未知数です。しかも、バルデスは130ポンドのデビュー戦。

「奴はプロじゃない。奴が140だろうが150だろうが戦う」と信念を曲げないバルデスにエディ・レイノソ(カネロ・アルバレスの長年のトレーナー)が「私の一生のお願いだ。一緒に厳しいキャンプを過ごしてきた私はお前の気持ちが一番よくわかっている。私だって、明日のリングでグティエレスを叩きのめしたい、その気持ちは一緒だ。でも今は代役のアダム・ロペスに集中してくれ」と何とか説き伏せました。

 
アラムは「こんな馬鹿げた話はない。少なくともトップランクはグティエレスとは今後一切永久に関係を持つことはない」と激昂。

それにしても、酷い。あまりにも酷い。 
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代役のロペスは前戦でプエルトリコのホープ、ジャン・カルロス・リベラと空位の北米ジュニアフェザー級王座を争い、逆転の7回 TKO勝ちを収めたラッキーボーイ。

ロペスは「人生が変わる大チャンスだ。実は10年前に父親がこんなことを言ったんだ。バルデスはいい選手だ、世界王者になるだろう、でもお前が彼を倒すことになる」と父親の予言が現実になったと、いきなり舞い込んだビッグネームとの対戦にやる気満々です。

バルデスはしっかり勝って、ミゲール・ベルチェルトの王座に挑んでもらいたいです。