◉井上自身はインタビューの中で『1ラウンドの出だしはよかった』、『2回に左フックでドネアをぐらつかせた段階で、早い決着になると感じていた』と管理人さんとまったく逆のコメントをしています 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191109-00000501-sanspo-fight 
管理人さん的にはこの井上のコメントにどれだけの信憑性があると思いますか? 
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前半6ラウンドは三者一致が一つもなく、後半6ラウンドは完全一致。ドネアは前半6ラウンド*3人=18の判定で15も失ったことが敗北に直結しました。


▶︎ボクサーはよく嘘をつきます。それは企業が粉飾決算するのに似ています。粉飾決算は重大な犯罪で、ボクサーの言葉はファンがいろいろ想像を巡らせる楽しみの一つですが。

しかし、井上の言葉は本音でしょう。

ただ、ボクサーの本音は時間とともに変質するものでもあります。

過去18戦の相手と何かが違うことは、相当早い段階で気づいていたはずです。体重を乗せた強打を見せつけることで、相手の警戒レベルをマックスまで引き上げてきた井上の常套手段が、ドネアには通用しない、と。

最初の力比べで少なくともリードでは負けてることは思い知ったはずです。

当たり前ですが最も効くのは強いパンチではありません。出所が見えないパンチです。「降りてきた」井上のワンツーに沈んだパヤノは出処どころか全て見えていませんでした。

木曜日の井上は11ラウンドにボディで36歳のフィリピーノを悶絶させましたが、あのパンチもフェイントからの一撃で「降りてきた」ものでも「見えない」パンチでもありません。

ドネアから見ると、井上のパンチは全て見えていたのです。そしてあの夜、井上には何も降りてきませんでした。



◉『その後にもらった左フックですべてが壊れた』、『ドネアが2人いるような状態が最終ラウンドまで続いてしまったので、やむを得ずに左を使ったポイントアウトという作戦に切り替えるしかなかった』と。 

どうやらこの時に眼窩底骨折をしていたようですね。 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191109-11090893-nksports-fight 

もし、この時に不用意に左フックをもらわずに骨折していなければ早い段階での井上勝利がありえたと思いますか? 

▶︎2ラウンド2分過ぎにもらった左フック。「不用意」「一瞬の油断」という表現もありましたが「左フックだけはもらわないように」 というのが唯一のドネア対策だったはずです。

それが、開始たった5分で破綻したのです。

かつて、長谷川穂積は「拍子木の音をゴングと勘違いした」と言い訳しました。 

井上も長谷川もそんな油断や勘違いは一度もしたことがないでしょう。ましてや序盤で。油断や勘違いではありません。二人は、モンティエルとドネアに追い込まれていたのです。 

あのとき、顎ではなく右目周辺にヒットしたのは、むしろ幸運だったのかもしれません。

とはいえ、試合後に傷を診たリングドクターは「筋肉まで達していても不思議じゃなかった。そうだったらもっと出血して診断で筋肉が見えた時点でストップ」と証言しています。

もちろん、一度もチェックが入らなかったことに、ドネアのロングカウント。おあいこです。
 

◉確かに「今」の井上は全盛期のドネアには及ばないと思います  ですが井上のピークが今であるとは限らないとも言えるのではないでしょうか 

個人的には、井上が「ここまで」のボクサーではなく、「ここから」のボクサーであってほしいという期待があるのですが、この期待がかなう可能性はどれくらいでしょうか?
2019-11-09 21:34:21 返信編集

またたび
114.157.221.149


▶︎経年劣化で喪失する「反射」「タイミング」「動体視力(動体視力トレーニングの数値は意味がありません)」「スピード」「パワー」、ドネアは最後に残るパワーを除く全てをとっくの昔に失っています。

「井上との対戦にモチベーションマックスで、ヤング戦から猛練習して全盛期に戻った」と本気で考えてる人はいないでしょう。ドネアの夏はとうの昔に終わっています。

そんな末期劣化ドネアに井上が明白に勝っていたのは、スピードだけです。 打たれ強いプレッシャーファイターのドネアと、まっすぐ下がることしかできない井上。相性も最悪でした。

全盛期のドネアと井上が対決したら…井上はドネアのガウンにも飲み込まれて簡単に粉砕されるのではないでしょうか。 

ドネアもそうですが、強打を食らって重傷を負った経験がその後のキャリアの糧になる、というのは甚だ疑問です。

ボクシングの練習で絶対やらないのはテンプルや耳の後ろ、顎をボディを鍛えるように強く叩かないことです。当たり前です。劣化を進める自殺行為です。

井上は勝ちました。その才能と26歳という年齢を考えると「ここまで」とは考えられません。

ただし、今回の「世代の決闘」。誰もが「ドネアにとって遅すぎた」と確信していましたが「井上にとって早すぎた」と言わざるをえません。さらに劣化が進んだバージョンのドネアに「パワー」と「プレッシャー」「接近戦」の授業をソフトに受けることができるのが、きっとベストでした。

井上のピークは「これから」かどうかはわかりません。「いろんなピークを持つ」パックメイやホプキンスのような妖怪は別にして、ボクサーのプライムタイム、頂点で戦える時間は非常に短いものです。

そして、残念ながら井上は妖怪ではありません。100%断言できます。彼は、才能のある日本人のボクサーの一人です。

10年後、井上尚弥の最高傑作を振り返ったとき1位がパヤノ戦、2位はナルバエス戦、3位がロドリゲス戦…と振り返ることがないよう願うばかりです。

バンタムにとどまる井上の「これから」に注目しましょう。