タイトル承認料を稼ぐこと、ベルトを販売すること。

それが生業の承認団体に対して「これ以上珍妙なタイトルを作るな!」と怒っても仕方がありません。タイトルとベルトをせっせと作るのが彼らの仕事なのですから、ハイエナに「死肉を食うな」というのと同じです。

WBCは、カネロ・アルバレスに続いてワシル・ロマチェンコも「フランチャイズ チャンピオン」に〝格上げ〟すると発表しました。

世界中のメディアがこの愚行を一斉に非難しています。当然です。

現在、WBCが「世界王者」 と認定しているタイトルは、承認料の安い順に「ユース」「シルバー」「interim(暫定)」「フル(通常の王位)」「Recess(休養)」「Emeritus (名誉)」「ダイアモンド」が存在します。

マニー・パッキャオvsミゲール・コットを起源とするダイアモンドは「ビッグネームが覇を競うメガファイト」にステイクされていますが、このベクトルで「ダイアモンドを超越する」のが「シンコ・デ・マヨ ベルト」と「マヤ ベルト」です。
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「制作費が最も高額なのはシンコ・デ・マヤ ベルト」だそうですが、そんなもんどーでもええわッ!!!

彼らは「もう何を言ってるのかわからない」状態です。特にWBAとWBCは、ファンやメディアとまともなコミュニケーションが出来ない段階に入っています。

「フランチャイズ」については「エリートレベルを極めたファイターに贈られる」としています。具体的には「複数階級制覇と団体統一を成し遂げ、PFPでも5位以内」が目安だそうです。

嫌な予感がしてきますね。

井上尚弥はすべての要件を満たしています。11月7日に勝利するとWBC作成のWBSSチャンピオンベルトも買わされることになります。まさか、もう1本売りつける気かもしれません。

そうなると、西岡利晃が「タイソンやメイウェザーに並んだ」と名誉王者に認定されたときのように、日本のメディアは「カネロとロマチェンコと井上しか持っていない最高評価のベルト」とどこまでもポジティブに報道するんでしょう。

リング誌は「フランチャイズの意味がわからない。我々も三種類のベルトを用意しているが、それは世界王者とPFP、Fighter of the Year (年間最高選手)で世界王者以外の二つはリングの中で獲得したり防衛するものではない、記念品。そして3本とも無償であることが腐敗した承認団体と全く異なる」と批判しています。

リング誌のPFPとFighter of the Year のベルトは、王者ベルト以上に価値があると思いますが、フランチャイズやらシンコ・デ・マヨはいただけません。