WBA/IBF/WBO/IBO四団体統一ヘビー級王者:アンソニー・ジョシュアvsアンディ・ルイスJr. 


こっちも早く終わりそうな試合です。

ルイスが立っている時間よりも、試合終了後にデオンティ・ワイルダーが リングに上がってトラッシュトークを応酬する時間の方が長くなりそうな気配濃厚のミスマッチ。

大会場に流れるは「Sweet Caroline」。もはや、ここは英国です。

「Seven Nation Army」も合唱してますね。英国から何千人も来てるんでしょう。

フランク・ブルーノ、ナジーム・ハメド、カール・フロッチ …英国のスラッガーたちのビデオが流れます。トップランクの「THIS IS BOXING」の英国版みたいな感じです。

 ジョシュア入場。後ろのエディ・ハーンの方が表情固いです。IBOベルトが先頭ですね、これもヨーロッパです。

ヘビー級の試合で聞くメキシコ国歌、違和感ありまくりです。 

そして、これでもか!のユニオンジャックとGod Save the Qeen。 

リングアナはデビッド・ディアマンテからマイケル・バッファーへマイクが変わり、こっちも真打登場です。

まさか、まさかの展開です。

序盤の2ラウンドで不吉な予感。ジョシュアのスピードとパワーがルイスにプレッシャーとなっていません。

それでも3ラウンド、先にダウンを奪ったのはジョシュア。しかし、トドメを刺せずに乱打戦で逆にダウンを返されてしまいます。

このダメージからついに回復できませんでした…。

3ラウンド終了時点でオッズは53/100(1.53倍)と13/8(2.62倍)。これがオッズ動きの面白いところです。ジョシュアの方が不利のはずなのですが、それでも結果は予定調和すると考えてしまうんですね。

ジョシュアは鼻血を出しながら耐えますが、完全に動きは鈍っています。4、5ラウンドも相打ちで効くのはジョシュアの方。危険な状態です。ルイスはジョシュアを完全に見切りました。

山中は「ジョシュアは回復してる」と見ましたが、とんでもない。頭を動かせない、棒立ちで状態で、足元もふらつく、ルイスが攻撃を加速したらそこで崩れる状態です。

6ラウンド終了時点でジョシュア勝利は4/5(1.8倍)、ルイス23/20(2.15倍)。オッズはまだジョシュアやや有利の数字ですが、戦前の両者の情報がバイアスになっているだけです。

7ラウンドにジョシュアがこの試合2度目のダウンを奪われた時点で、ブックは閉じられます。
i
i-1
ヘビー級過去45年間で3番目の大番狂わせでした。

そして、このラウンド2度目のダウンから立ち上がったジョシュアがファイティングポーズを取らないのを見て、レフェリーが試合を止めました。

INCREDIBLE UPSET!!!

信じられない大番狂わせです。

ジョシュアの顎がガラス製だということはウラジミール・クリチコらが証明書を発行していましたが、まさかルイスJr.がそこを叩けるとは誰も予想していませんでした。

座り込んだまま立ち上がれないエディ・ハーンの呆然自失の表情が全てを物語っています。

マッチルーム帝国の最初の一歩、ニューヨーク上陸は大失敗に終わりました。

ルイスが打ち砕いたのはジョシュアとジョシュアvsワイルダーを決勝戦とするヘビー級頂上決戦のシナリオです。

これ、ワイルダーとフューリーもガッカリでしょう。