今週末は中量級と軽量級で大きな試合が行われます。

IBFウェルター級王者エロール・スペンスJr.にフェザー級上がりのマイキー・ガルシアが挑戦するメガファイト。

そして、WBO世界フライ級王者・田中恒成vs田口良一、この試合は間違いなく今年の軽量級最高のビッグファイトです。

しかし、井上尚弥のバンタム最強トーナメントもそうですが、一般のスポーツメディアでの注目度は物足りないまま。

ボクシングファンとしては忸怩たる思いを募らせています。

無敗のまま世界最短で三階級制覇した田中も「世界チャンピオンになっても、2階級、3階級制覇しても、認められている感じがしない」と一般の知名度が低いのは実感しています。

もちろん、これは田中の責任ではありません。 

田中はファンが歓迎する相手を求めて、ファンが喜ぶファイトを見せ続けてきました。 

最近では田中だけではなく、井上も木村翔も面白い試合を作ってくれています。

しかし、一般のスポーツファンの眼からはバッシングも含めた「亀田フィーバー」が冷めてからのボクシングは、盛り上がりに欠けていると映っています(村田諒太のケースはあまりにも例外的なのでここでは俎上に乗せません)。

エースの井上ですらテレビ視聴率は10%を割り込み、亀田興毅の2009年11月29日:内藤大助戦の43.1%はもちろん2006年8月2日:ファン・ランダエタ戦(42.4%)、2006年5月5日:弟大毅とのダブル戦(なんとノンタイトル)の33.0%の4分の1の視聴率すらも獲得できていないのが現状です。

人気は報酬に比例しますから、井上のファイトマネーは亀田の3〜4分の1と推定するのは、あながち見当外れではないでしょう。

この10年でボクシングファンが最も熱視線を送った2010年4月30日:長谷川穂積vsフェルナンド・モンティエルでさえ12.4%でした。
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もはやボクシングは、キワモノ的な存在でなければ世間の注目を集められないほどまでにニッチなスポーツに転落してから、本当に長い時間が経ってしまいました。

もちろん、これは日本だけではなく米国に目を向けても2017年8月26日:メイウェザーvsコナー・マクレガーが史上2位の興行規模をマークするなど、ハイレベルな試合が正当に評価されているとは言い難い面もあります。
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階級の増殖に世界王者の粗製濫造が、このスポーツの権威や価値を著しく貶めてきました。

世界を統括する団体が立ち上がり、階級を絞り込み、一つの階級に一人の世界王者しかいないという至極真っ当で健康的な状態を取り戻すことが出来れば、世間の見方も変わるのでしょうが…。

ボクシングが一般の関心を呼ぶのは、次のキワモノ登場を待つしかないのでしょうか…。