♫ お前と会った 仲見世の
煮込みしかない くじら屋で… 〜「浅草キッド」ビートたけし
浅草仲見世に、くじら居酒屋なんてのが、かつて存在していたのですね。
きっと、日本中のあちこちの町々に、そんなくじら屋があったんでしょう。
タイムマシンに乗って、その店の暖簾を是非ぜひ!くぐりたい気分です。
浅草キッドの時代から幾星霜。
今や、くじら料理は高級メニューで、庶民的とは決して言えませんが…。

煮込みしかない くじら屋で… 〜「浅草キッド」ビートたけし
浅草仲見世に、くじら居酒屋なんてのが、かつて存在していたのですね。
きっと、日本中のあちこちの町々に、そんなくじら屋があったんでしょう。
タイムマシンに乗って、その店の暖簾を是非ぜひ!くぐりたい気分です。
浅草キッドの時代から幾星霜。
今や、くじら料理は高級メニューで、庶民的とは決して言えませんが…。

鯨に関して「まあ、そうなるわな」というニュースが入ってきました。
政府が国際捕鯨委員会(IWC)から脱退する方針を固めたそうです。
IWCは「International Whaling(捕鯨) Comission」の名の通り、鯨資源を調査し、絶滅などの危険がない種については商業捕鯨の再開を目指す国際組織でした。
つまり「捕鯨のサステナビリティ」を追求する組織だったのです。
しかし、日本が加盟した1951年から70年近く経ち、その趣旨が「鯨の絶対保護」に変節、多くの加盟国の主張は、シーシェパードが振りかざす独善の剣と変わらない不寛容で刺々しいものになっています。
IWCと協調しながら商業捕鯨再開を目指していた日本にとって、この組織との議論を通してはその目的達成は到底出来ないと判断したのは当然です。
現在、私たちが口にしている鯨は「商業捕鯨」ではなく「調査捕鯨」で捕獲された〝副産物〟です。
IWC脱退により日本は、資源が回復している鯨について、日本近海や排他的経済水域で商業捕鯨を再開することになります。
一方で、IWCを脱退し商業捕鯨に舵を切ることで、現在認められている南極海での調査捕鯨は出来なくなります。
日本がIWCを脱退、商業捕鯨に踏み切ったことが、オーストラリアをはじめ、欧米の反捕鯨国からの反発を招くことは避けられません。
私は大の鯨好きで、その文化が他国の干渉で抹殺されるなんて、考えたくもないです。
当たり前ですが、他国の文化に口出しをするのは間違っています。
しかし、奴らの言い分は「クジラは広く海に生息する野生動物であり、絶滅の危機に瀕している知的動物」だから、みだりに捕獲するのは環境を破壊する行為で、ましてや食べるなんて野蛮人の所業で許せない、ということです。
欧米の「自分たちが許せない文化は駆逐する」という傲慢は、韓国や中国の一部地域で一般的だった犬食文化をほぼ殲滅してしまいました。
食用犬は牛や豚と同じ家畜として管理されていたにも関わらずです。
米国メディアの論調は「〝日本のクジラ〟は〝韓国のイヌ〟よりも許せない」というのは、鯨は野生動物だからですが、それでも反捕鯨国は狂っています。
ジビエはいいのか?
欧州貴族のキツネ狩りはいいのか?
この、気持ち悪いまでの不寛容さは何なんでしょうか?
欧米がこの世界を主導しているのは仕方がありません。
しかし、今回の「クジラ」だけでなく、あらゆる場面で不気味な顔をのぞかせる、想像力の欠落した不寛容さは、邪悪でしかありません。
もし、キリスト教ではなくイスラムが主導する世界になれば豚食文化は抹殺されます。ヒンドューなら牛食が根絶やしにされます。
そんな理屈でいいのですか?
強い奴が嫌悪する文化は世界から抹殺する、それでいいのですか?
「そして誰もいなくなった」という笑い話の世界です。
再開された商業捕鯨も前途多難です。
今の日本で鯨食文化がどれほど根付いているか、はなはだ疑問です。
鯨大好きな私でも、自分が異端であるのは実感しています。
それならば、一部のマニアだけが楽しんでいるような文化ならば、それでも脈々と受け継がれてきた文化だけに、守らなければならないとは思いますが、それを守ることで、これからより世界と密接に繋がっていく国際社会でいきてゆく私たちの子供や孫の将来を考えたとき、このマイナーな食文化を守る必要性、価値はどこまであるのか、考え込んでしまいます。
商業捕鯨再開で大量の鯨肉がスーパーに並び、専門店も続々オープンするなんてことはありえません。
手軽な価格で流通させるだけの大量の鯨肉を確保するのは不可能で、今後も鯨は高級食材、マニアの好むマイナーなメニューのままです。
私たちの子供や孫たちが、これから生きてゆく国際社会の中で要らぬ偏見や、交流の壁になりうるような、鯨食文化なら、しかもそれがもはや風前の灯火の文化なら、ここで、涙を飲んで切り捨てることも必要なのかもしれません。
悔しいですが。
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