前日計量は王者ロッキー・フィールディングが167.6ポンド、挑戦者カネロ・アルバレスが167.4ポンドで一発クリアしました。
賭けられるタイトルはリング誌やESPNが認めていないWBAの〝secondary champion〟。
いかに腐敗承認団体といえども「同一団体で二人の王者を認定するのは明らかにおかしい」という立場から〝上位〟タイトルであるスーパー王者が存在する場合は、欧米の多くのメディアが日本で〝正規〟王者と表現されることが多い regular champion を王者とは認めていません。
リング誌などが WBA世界スーパーミドル級王者と認めているのは、ズーパー王者のカラム・スミスです。
この正義のロジックは、バンタムやヘビー、ミドル、ウェルター級などでもスーパー王者(ノニト・ドネア/アンソニー・ジョシュア/カネロ・アルバレス/キース・サーマン)が存在しているため、井上尚弥やマニー・パッキャオは世界王者とは認めていません。
これは主要4団体が承認している interim(暫定)王者でも同じです。日本ではドネアは「5階級制覇」ですが、ジュニアバンタム級は暫定タイトルだったため、世界的には4階級制覇です。
王者を粗製乱造する理由はたった一つ、承認料を稼ぐ機会を増やすためです。「王者が一定期間試合から離れる場合、チャンピオン制度が停滞してしまうことを防ぐため」なんていうのは腐敗団体の屁理屈でしかありません。
メディアが認めないと、ファンも疑問視します。ファンから反発されたら腐敗団体も襟を正さざるをえません。WBAが「王者を減らす」と方針転換を発表した背景には、リング誌やESPNの糾弾キャンペーンの大きな影響・貢献があります。
腐敗団体に寛容な日本のコミッションやプロモーター、メディアの姿勢は、明らかに間違っています。
日本での興行で高額の承認量を荒稼ぎして、そのカネで勝手なベルトを作ってスーパースターに献上しているWBAやWBCには「承認料を下げろ」と正式に抗議すべきでしょう。
団体がカネロのようなスーパースターに擦り寄るのは、ビジネスとしては当然です。
サッカーの人気選手が勝手な振る舞いをしたらFIFAがその選手の出場機会を制限するだけです。メッシもロナウドもそんなことはしません。スター選手よりも統括団体FIFAの方が、権威的にも経済的にもはるかに強い立場だからです。
しかし、統括団体が存在せず、零細企業の承認団体がひしめくボクシング界の構図は全く異なります。
スーパースターの方が権威もカネもはるかに持っているのですから〝朝貢ビジネス〟になるのは仕方がありません。
この、腐敗零細の承認団体がベルトを買ってもらいたいスターの頂点に立っているのがカネロです。
この他のスポーツではありえないヒエラルキーが、団体がジャッジを決める日本はもちろん、各州の統括団体(体育協会)がジャッジを決める米国でも、スターに忖度したスコアが生まれる土壌になっているのです。
王者ゲンナディ・ゴロフキンの通常の防衛戦は、村田諒太の興行にも及ばないショボいものになりますが、カネロ相手となるとその1試合だけで世界スポーツ番付にランクインされるマネーインパクトがあるのです。
承認団体だけでなく、テレビ局もプロモーターもカジノもスポンサーも、そしてファンも興行に関わるあらゆる人が幸せになるのですから「カネロに負けられたら困る」というのは当然です。
企業活動でも、大の得意先には高額接待も当たり前、忖度なんて呼吸するようにやってます。
統括団体がなく、いくつもの承認団体が蔓延る状況は改善されることはないでしょう。
この仕組みを破壊しながらスターダムにノシ上がったマニー・パッキャオの軌跡は痛快でしたが、今度は玉座に就いたパッキャオが好き勝手やり放題するだけです。
******
フリオ・セサール・チャベスやルーベン・オリバレスですら手の届かなかった「世界一人気のあるボクサー」の座に就いたカネロですが、その実力はまだ「メキシコ10傑に入らない」と多くの識者が見ています。
ただ、どの識者も好意的な目で見ています。それはそうです、カネロに気に入ってもらえると得することが多くあるでしょうから。
★ルーベン・オリバレス★
カネロがトップ10?いくらなんでも早過ぎる。
彼は強い、非常に強いけどテクニックはまだ未熟だ。ただ、彼は若い、十分に若い。トップ10に入り込むまでの時間は十分に残されている。
彼はこれから、いくつもの大勝負に直面するだろう。
With time we will know. カネロの偉大さは、時間が教えてくれるだろう。
★ファン・マヌエル・マルケス★
今の段階ではトップ10には数えられない。
PFPにその名を連ねる、正真正銘の強豪に勝ち続けなければならない。 その意味ではゴロフキンに勝った意味は限りなく大きい。
これからもっとすごい相手から勝利することで、トップ10の扉が開かれるだろう。
カネロは、その素質と時間を十分持っているのだ。
★エリック・モラレス★
私の(自分を除いた)10傑はチャベス、バレラ、マルケス兄、オリバレス、ロペス、サラテ、ウンベルト・ゴンザレス、サラゴサ、サルジバル、ラファエル・エレラだ。 ←サンチェスを失念していますね。
Erik Morales believes people need to wait until Canelo Alvarez finishes his career to rank him.
現時点のカネロは誰が考えても10傑には入らない。こうした評価は、引退するまで待つべきだ。
彼がこのランク入りするためには、記録的なメガファイトやPPVの興行をいくつ成功しても無駄だ。
★ルペ・ピントール★
彼はゴロフキンに勝った。この時点で、トップ10だろう。
ゴロフキンを凌ぐような価値ある相手は、現時点で見当たらない。あの勝利はとてつもなく大きい。
メキシコは数多くの偉大なファイターを生み出してきたが、その中でも彼は最も人気がある。どういうことか?つまり、彼は最も重い勝利の十字架を背負ってリングに上がっているということ。
彼は最も大きな重圧を受けながら戦っているのだ。あの若さで大したものだ。
★カルロス・サラテ★
私の評価ではすでにトップ10だ。
もちろん、1位ではない。これから先に進むには、まだまだ大きな勝利が必要だ。
あれだけ大金を稼いでチヤホヤされても、彼は懸命に練習して真摯にボクシングに打ち込んでいる。中々できることではない。彼を尊敬しているよ。
★ピピノ・クエバス★
10傑に入るのは、まだまだ。
ただ、カネロは順調に勝ち進んでいる。ゴロフキンに勝ったのは大きい。ああいう大試合で勝利を重ねれば、自然とトップ10に入ることになるだろう。
彼は若く、これから大試合をいくつも経験するだろう。
*****
カネロは、現時点ではメキシコのグレートと肩を並べる存在ではありません。
しかし、すでに、世界一の人気を手に入れて、その素質も証明しています。 そして何よりも、10月に28歳になったばかりの若さです。
万一、明日の試合で蹉跌を味わっても、まだ十分な時間が残されています。
今では遠い夢になりますが、この世界一の人気者に、村田諒太が一太刀浴びせて欲しいですね…。
賭けられるタイトルはリング誌やESPNが認めていないWBAの〝secondary champion〟。
いかに腐敗承認団体といえども「同一団体で二人の王者を認定するのは明らかにおかしい」という立場から〝上位〟タイトルであるスーパー王者が存在する場合は、欧米の多くのメディアが日本で〝正規〟王者と表現されることが多い regular champion を王者とは認めていません。
リング誌などが WBA世界スーパーミドル級王者と認めているのは、ズーパー王者のカラム・スミスです。
この正義のロジックは、バンタムやヘビー、ミドル、ウェルター級などでもスーパー王者(ノニト・ドネア/アンソニー・ジョシュア/カネロ・アルバレス/キース・サーマン)が存在しているため、井上尚弥やマニー・パッキャオは世界王者とは認めていません。
これは主要4団体が承認している interim(暫定)王者でも同じです。日本ではドネアは「5階級制覇」ですが、ジュニアバンタム級は暫定タイトルだったため、世界的には4階級制覇です。
王者を粗製乱造する理由はたった一つ、承認料を稼ぐ機会を増やすためです。「王者が一定期間試合から離れる場合、チャンピオン制度が停滞してしまうことを防ぐため」なんていうのは腐敗団体の屁理屈でしかありません。
メディアが認めないと、ファンも疑問視します。ファンから反発されたら腐敗団体も襟を正さざるをえません。WBAが「王者を減らす」と方針転換を発表した背景には、リング誌やESPNの糾弾キャンペーンの大きな影響・貢献があります。
腐敗団体に寛容な日本のコミッションやプロモーター、メディアの姿勢は、明らかに間違っています。
日本での興行で高額の承認量を荒稼ぎして、そのカネで勝手なベルトを作ってスーパースターに献上しているWBAやWBCには「承認料を下げろ」と正式に抗議すべきでしょう。
団体がカネロのようなスーパースターに擦り寄るのは、ビジネスとしては当然です。
サッカーの人気選手が勝手な振る舞いをしたらFIFAがその選手の出場機会を制限するだけです。メッシもロナウドもそんなことはしません。スター選手よりも統括団体FIFAの方が、権威的にも経済的にもはるかに強い立場だからです。
しかし、統括団体が存在せず、零細企業の承認団体がひしめくボクシング界の構図は全く異なります。
スーパースターの方が権威もカネもはるかに持っているのですから〝朝貢ビジネス〟になるのは仕方がありません。
この、腐敗零細の承認団体がベルトを買ってもらいたいスターの頂点に立っているのがカネロです。
この他のスポーツではありえないヒエラルキーが、団体がジャッジを決める日本はもちろん、各州の統括団体(体育協会)がジャッジを決める米国でも、スターに忖度したスコアが生まれる土壌になっているのです。
王者ゲンナディ・ゴロフキンの通常の防衛戦は、村田諒太の興行にも及ばないショボいものになりますが、カネロ相手となるとその1試合だけで世界スポーツ番付にランクインされるマネーインパクトがあるのです。
承認団体だけでなく、テレビ局もプロモーターもカジノもスポンサーも、そしてファンも興行に関わるあらゆる人が幸せになるのですから「カネロに負けられたら困る」というのは当然です。
企業活動でも、大の得意先には高額接待も当たり前、忖度なんて呼吸するようにやってます。
統括団体がなく、いくつもの承認団体が蔓延る状況は改善されることはないでしょう。
この仕組みを破壊しながらスターダムにノシ上がったマニー・パッキャオの軌跡は痛快でしたが、今度は玉座に就いたパッキャオが好き勝手やり放題するだけです。
******
フリオ・セサール・チャベスやルーベン・オリバレスですら手の届かなかった「世界一人気のあるボクサー」の座に就いたカネロですが、その実力はまだ「メキシコ10傑に入らない」と多くの識者が見ています。
ただ、どの識者も好意的な目で見ています。それはそうです、カネロに気に入ってもらえると得することが多くあるでしょうから。
★ルーベン・オリバレス★
カネロがトップ10?いくらなんでも早過ぎる。
彼は強い、非常に強いけどテクニックはまだ未熟だ。ただ、彼は若い、十分に若い。トップ10に入り込むまでの時間は十分に残されている。
彼はこれから、いくつもの大勝負に直面するだろう。
With time we will know. カネロの偉大さは、時間が教えてくれるだろう。
★ファン・マヌエル・マルケス★
今の段階ではトップ10には数えられない。
PFPにその名を連ねる、正真正銘の強豪に勝ち続けなければならない。 その意味ではゴロフキンに勝った意味は限りなく大きい。
これからもっとすごい相手から勝利することで、トップ10の扉が開かれるだろう。
カネロは、その素質と時間を十分持っているのだ。
★エリック・モラレス★
私の(自分を除いた)10傑はチャベス、バレラ、マルケス兄、オリバレス、ロペス、サラテ、ウンベルト・ゴンザレス、サラゴサ、サルジバル、ラファエル・エレラだ。 ←サンチェスを失念していますね。
Erik Morales believes people need to wait until Canelo Alvarez finishes his career to rank him.
現時点のカネロは誰が考えても10傑には入らない。こうした評価は、引退するまで待つべきだ。
彼がこのランク入りするためには、記録的なメガファイトやPPVの興行をいくつ成功しても無駄だ。
★ルペ・ピントール★
彼はゴロフキンに勝った。この時点で、トップ10だろう。
ゴロフキンを凌ぐような価値ある相手は、現時点で見当たらない。あの勝利はとてつもなく大きい。
メキシコは数多くの偉大なファイターを生み出してきたが、その中でも彼は最も人気がある。どういうことか?つまり、彼は最も重い勝利の十字架を背負ってリングに上がっているということ。
彼は最も大きな重圧を受けながら戦っているのだ。あの若さで大したものだ。
★カルロス・サラテ★
私の評価ではすでにトップ10だ。
もちろん、1位ではない。これから先に進むには、まだまだ大きな勝利が必要だ。
あれだけ大金を稼いでチヤホヤされても、彼は懸命に練習して真摯にボクシングに打ち込んでいる。中々できることではない。彼を尊敬しているよ。
★ピピノ・クエバス★
10傑に入るのは、まだまだ。
ただ、カネロは順調に勝ち進んでいる。ゴロフキンに勝ったのは大きい。ああいう大試合で勝利を重ねれば、自然とトップ10に入ることになるだろう。
彼は若く、これから大試合をいくつも経験するだろう。
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カネロは、現時点ではメキシコのグレートと肩を並べる存在ではありません。
しかし、すでに、世界一の人気を手に入れて、その素質も証明しています。 そして何よりも、10月に28歳になったばかりの若さです。
万一、明日の試合で蹉跌を味わっても、まだ十分な時間が残されています。
今では遠い夢になりますが、この世界一の人気者に、村田諒太が一太刀浴びせて欲しいですね…。
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