英国開催の試合は、日本時間早朝になるので…寝坊してしまうことが多々あります。今朝もそうでした。
完全統一世界クルーザー級タイトルマッチ。
王者オレクサンダー・ウシクvs挑戦者トニー・ベリュー。
日本DAZN、先週のライアン・バーネットvsノニト・ドネアは放送しなかったのに、こっちはやるんですね。
日本のファンのニーズから考えたら圧倒的にバンタム級なのですが、DAZNも大看板の村田諒太が負けてしまってボクシングをどう扱っていいのか戸惑っているのかもしれません。
リング上空の大型モニターにはスカイスポーツ、ウィリアムヒルとマッチルームのロゴが入ったロープに、胸にウィルアムヒルのプリントを入れたリングガール…英国テイストに染め上げられた会場ですが、マイケル・バッファーが" Let's get ready to rumble!" と叫ぶと、そこはアメリカになっちゃいます。魔法の言葉ですね。
WBSSでリング誌を含めて5つのベルトを束ねたウシクですが、この試合に負ければ全てを失います。
一方のベリューはデビッド・ヘイに大番狂わせの二連勝で世界に名前を売り出した35歳、遅咲きの人気者。
試合は様子見の1ラウンドから、2ラウンドはベリューが何事か怒ったように叫び、両者の手数が増えます。アンダードッグのベリューですが、動きは悪くありません。
3ラウンドからはウシクの正確なパンチが目立ち、ウクライナ人がプレッシャーをかける展開に。サウスポーを苦手としないベリューですが、これは技術の問題ですね。
4ラウンド、強い左右フックを織り交ぜて攻撃を加速するウシクに、ベリューはトリッキーな動きで挑発しますが劣勢は明らか。ウクライナ人の右で一瞬腰を落とす場面もありました。
5ラウンドもウシク。ベリューは真綿で締めつけられるようにジワジワ追い詰められて行きます。
スカイスポーツの解説も「ベリューは難しい展開になった。一発大きなのを当てたい」と早くも諦めムードですが、決定的なダメージはまだ負っていません。
6ラウンド。「リング中央で戦え」とコーナーの指示が飛びますが、ベリューはコーナー、ロープに詰まる時間が長くなります。必死の反撃でウシクのプレッシャーに対抗しますが、ウクライナ人は笑みを浮かべる余裕も。
7ラウンド、ウシクが微笑みながらコーナー、ロープへ、ベリューを追い詰め、有効打を集めます。
そして8ラウンド、ウシクの強烈な左フックが何度もベリューの顎を叩きます。耐えるベリュー、しかし、タイミングと角度を巧妙に変えながら繰り出すウシクの左フックの軌道が見えていません。
2分過ぎにピンポイントで顎を打ち向かれたベリューは棒のように硬直して、後頭部をロープに打ち付ける痛烈なダウン。
ゲームオーバーです。
冷徹なスナイパーの一撃でした。
リング上でのインタビュー。
ベリューが「オレクサンダーは偉大な偉大な王者だった。言い訳はしない。素晴らしいPFPファイターだ。過去最高の相手だった。彼とは誰もが難しい戦いを強いられるだろう。私はこれで引退する」と、潔く何度も勝者を称えました。
ウシクへのインタビューは注目のヘビー級転向についてに集中。
「ヘビー級で戦うことになる。相手でもいい、私が決めることじゃない。すぐそこに立っているエディー・ハーンにも聞いてくれ」。
ウシクの最終目標はアンソニー・ジョシュアです。いきなりジョシュアはありえませんから、どういうガイダンスでヘビー級に参戦するのか注目です。
クルーザー級はヨーロッパでは人気階級の一つですが、重量級3階級の中では日陰のクラスです。
しかし「クルーザーはすぐ上がヘビー級。クルーザー級王者にとってヘビー級制覇は他のどの階級の二階級制覇よりも大きな価値がある」(イベンダー・ホリフィールド)のです。
ウシクのヘビー級挑戦は、体格的にも非常に厳しい戦いになるのが必至ですが、それはホリフィールドも同じでした。
ホリフィールドの不撓不屈の勝負根性が、ウシクにもあるか?…なんかありそうですね。
楽しみです。
井上尚弥のバンタム級も世界的には全く需要のない不人気階級ですが、フェザー級は違います。
井上にも是非、ウシクの道を選択して欲しいですね。普通の才能なら「バンタム級トーナメント優勝がゴール」ですが、井上にはその先を、世界が注目するクラスを目指して欲しいのです。
完全統一世界クルーザー級タイトルマッチ。
王者オレクサンダー・ウシクvs挑戦者トニー・ベリュー。
日本DAZN、先週のライアン・バーネットvsノニト・ドネアは放送しなかったのに、こっちはやるんですね。
日本のファンのニーズから考えたら圧倒的にバンタム級なのですが、DAZNも大看板の村田諒太が負けてしまってボクシングをどう扱っていいのか戸惑っているのかもしれません。
リング上空の大型モニターにはスカイスポーツ、ウィリアムヒルとマッチルームのロゴが入ったロープに、胸にウィルアムヒルのプリントを入れたリングガール…英国テイストに染め上げられた会場ですが、マイケル・バッファーが" Let's get ready to rumble!" と叫ぶと、そこはアメリカになっちゃいます。魔法の言葉ですね。
WBSSでリング誌を含めて5つのベルトを束ねたウシクですが、この試合に負ければ全てを失います。
一方のベリューはデビッド・ヘイに大番狂わせの二連勝で世界に名前を売り出した35歳、遅咲きの人気者。
試合は様子見の1ラウンドから、2ラウンドはベリューが何事か怒ったように叫び、両者の手数が増えます。アンダードッグのベリューですが、動きは悪くありません。
3ラウンドからはウシクの正確なパンチが目立ち、ウクライナ人がプレッシャーをかける展開に。サウスポーを苦手としないベリューですが、これは技術の問題ですね。
4ラウンド、強い左右フックを織り交ぜて攻撃を加速するウシクに、ベリューはトリッキーな動きで挑発しますが劣勢は明らか。ウクライナ人の右で一瞬腰を落とす場面もありました。
5ラウンドもウシク。ベリューは真綿で締めつけられるようにジワジワ追い詰められて行きます。
スカイスポーツの解説も「ベリューは難しい展開になった。一発大きなのを当てたい」と早くも諦めムードですが、決定的なダメージはまだ負っていません。
6ラウンド。「リング中央で戦え」とコーナーの指示が飛びますが、ベリューはコーナー、ロープに詰まる時間が長くなります。必死の反撃でウシクのプレッシャーに対抗しますが、ウクライナ人は笑みを浮かべる余裕も。
7ラウンド、ウシクが微笑みながらコーナー、ロープへ、ベリューを追い詰め、有効打を集めます。
そして8ラウンド、ウシクの強烈な左フックが何度もベリューの顎を叩きます。耐えるベリュー、しかし、タイミングと角度を巧妙に変えながら繰り出すウシクの左フックの軌道が見えていません。
2分過ぎにピンポイントで顎を打ち向かれたベリューは棒のように硬直して、後頭部をロープに打ち付ける痛烈なダウン。
ゲームオーバーです。

リング上でのインタビュー。
ベリューが「オレクサンダーは偉大な偉大な王者だった。言い訳はしない。素晴らしいPFPファイターだ。過去最高の相手だった。彼とは誰もが難しい戦いを強いられるだろう。私はこれで引退する」と、潔く何度も勝者を称えました。
"Usyk is pound-for-pound material, the best I've ever fought. Anyone who fights him is in trouble.That's definitely the end."
「勝っても負けてもこの試合で引退する。おれの全てをこの試合で見せる」と決意を語っていたベリューは、これで引退でしょう。完敗でしたが、相手が悪かった。ウシクへのインタビューは注目のヘビー級転向についてに集中。
「ヘビー級で戦うことになる。相手でもいい、私が決めることじゃない。すぐそこに立っているエディー・ハーンにも聞いてくれ」。
ウシクの最終目標はアンソニー・ジョシュアです。いきなりジョシュアはありえませんから、どういうガイダンスでヘビー級に参戦するのか注目です。
クルーザー級はヨーロッパでは人気階級の一つですが、重量級3階級の中では日陰のクラスです。
しかし「クルーザーはすぐ上がヘビー級。クルーザー級王者にとってヘビー級制覇は他のどの階級の二階級制覇よりも大きな価値がある」(イベンダー・ホリフィールド)のです。
ウシクのヘビー級挑戦は、体格的にも非常に厳しい戦いになるのが必至ですが、それはホリフィールドも同じでした。
ホリフィールドの不撓不屈の勝負根性が、ウシクにもあるか?…なんかありそうですね。
楽しみです。
井上尚弥のバンタム級も世界的には全く需要のない不人気階級ですが、フェザー級は違います。
井上にも是非、ウシクの道を選択して欲しいですね。普通の才能なら「バンタム級トーナメント優勝がゴール」ですが、井上にはその先を、世界が注目するクラスを目指して欲しいのです。
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