〝When have you ever known Floyd to say something he didn’t do?〟

俺がやると言ってやらなかったことなんてあったか? 
フロイド・メイウェザーほど嫉妬深い目立ちたがり屋はこの世に存在しません。

今年最大のメガファイト「ゲンナディ・ゴロフキンvsカネロ・アルバレス」の試合当日にInstagramにビデオを投稿しました。しかも、東京お台場から。

ダンスミュージックの祭典 ULTRA JAPN 2018 の会場から「12月にマニー・パッキャオと再戦する。また9桁(1億ドル)の大金を荒稼ぎしてやるぜ」とぶちまけたのです。

なんとそこにはパッキャオの姿も。マネーは「12月にカムバックする」「(メイウェザーvsパッキャオは)簡単な仕事だ」とパッキャオと無造作に握手。

周囲が騒然とする中でパッキャオは腰に手で輪っかを作り〝I havs the belt〟(タイトルマッチをやろうぜ)と答えます。

メイウェザーは“I’m going to take it from you like I did before, We gonna take the belt. We gonna get the payday. And I don’t want no shoulder excuses.”(前みたいにそいつを奪ってやる。また二人で一儲けしようぜ。ただし、今度は肩を怪我してたなんて言い訳はするなよ)と酩酊してるように踊っています。

二人ともめっちゃ楽しそうです。そりゃそうです、36分間で数百億円を簡単に稼ぐ商談をしているのですから。
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それにしても、この二人の再戦ってどうなんですかね。

メイウェザーは「ショウタイムでPPV」と具体的なテレビ局まで挙げています。

7月のルーカス・マティセ戦はESPN+が生中継しましたが、フリーの立場のパッキャオにはどこが放映しようが何の障壁もありません。

2015年の「世紀の対決」のPPVは460万世帯を売り上げ、報酬はメイウェザーが1億8000万ドル、パッキャオが1億2000万ドルと史上最高を記録、翌年のフォーブス・スポーツ番付では3位を桁違いで引き離して二人がワンツー。

しかし、その試合内容は多くのファンを裏切るものでした。

「リングサイドで最高40万ドルの値もついた世界史上最も高額な興行は、二人とも冒険を犯さず36分間が過ぎ、世界史上最も看板倒れの見世物になってしまった」(リング誌)。
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41歳のメイウェザーが言うように12月に試合をするなら、パッキャオはその月で40歳の誕生日を迎えます。

気の早いブックメーカーは、速攻でオッズを叩いています。

開催地の有力候補ラスベガス、MGMグランドのスポーツブックは、メイウェザー勝利が−220、1.45倍に対して、パッキャオ勝利は+180、2.8倍。アバウト2−1でマネー有利です。

そして「KO決着」の掛け率は100倍。試合を煽らなければいけないブッカーの立場でも「再戦もまた塩試合」と決めつけているようです。

「GGG対カネロ2」の当日朝。メガファイトに水を差す、こんなタイミングで目立とうとせずに「今日の試合の勝者と戦う」と宣言したらどんなに盛り上がったことでしょう。

「メイパック2」 よりも「カネロvsメイ2」「カネロvsパックマン」の方が世界中から尊敬されます。

そして何より、ずっと遥かに健康的に稼げますよ…しかも、きっと36分よりもずっと短い時間で。ただし、間違いなく楽には稼げませんが。