リング誌とESPN、ボクシング2大メディアでオレクサンダー・ウシクがPFP10傑に斬り込んできたことで、この脳内ランキングにさざ波が立っています。
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 WBSSで優勝、現代ボクシングでは至難のUndisputed Champion(他の誰も王者と名乗れない状況を作った議論する余地のない王者)となったウシクがリング誌で4位、ESPNで8位と、いずれもランク外から飛び入りしました。

恐るべきテクニックをまざまざと見せ続けているワシル・ロマチェンコ、ジュニアウェルター級でUndisputed Championの座に就きウェルター級も制圧したテレンス・クロフォード、Undisputed Championまであと一つのベルトまで漕ぎ着けたゲンナディ・ゴロフキン(指名試合を履行出来なかったことでIBFを放棄したため現在はあと二つ)。

ウクライナの新星がリング誌PFPでトップ3の牙城を崩せなかったのは仕方がないにせよ、ESPNの8位は「本物の王者は私一人なのに不思議だね。でもリングの外で決まるランキングなんて興味ないよ」という言葉そのままに、過小評価の感があります。

最新のPFPシーンはウシクの登場だけでなく、長らくこのランキングにその名をとどめていたカネロ・アルバレス(ドーピング問題)、ギレルモ・リゴンドー(昨年12月のロマチェンコ戦での敗北、2013年のノニト・ドネア戦から強豪に勝っていない)、セルゲイ・コバレフ(アンドレ・ウォードに連敗、先日は格下のエレイデル・アルバレスにKO負け)ら常連がフェイドアウト。

リング誌ではアブナル・マレスとの再戦に勝ったレオ・サンタクルスが10位に再登場、四階級制覇を狙うドニー・ニエテスが9位に食い込んでいます。

一方、ウシクを8位と低く見積もったESPNでもアンソニー・ジョシュアとデオンティ・ワイルダーというヘビー級の二つ星を9、10位に数えました。

さて、両メディアで共に6位に評価されている我らが井上尚弥が、上位5人を叩き落とすにはどうしたらいいのか?

WBSS初戦のファン・カルロス・パヤノを圧倒的な内容で沈めても、5位以上に浮上するのは難しいかもしれません。

すぐにランクアップするには、上位5人が番狂わせに敗れるという他力本願になりそうです。

もっとも、WBSS2戦目(準決勝)でライバル王者を駆逐して王座のピースを増やせば4位までに上がるでしょう。

そして、決勝戦も勝つようなことがあれば…日本史上初のPFPキングが誕生している可能性が十分にあります。