日本人がリング誌のTHE FIGHTER OF THE MONTH 選出される時代になりました。
それ以上に特筆すべきは、井上尚弥が昨年度のリング誌年間PFPで6位にランクインしたことです。
今夜はリング誌が 1980年から実施している年間PFPトップ10(BEST FIGHTER POLL)の重くて分厚い扉のお話です。
BEST FIGHTER POLL は過去37年間、日本人に一度も門戸を開放してくれませんでした。
井上尚弥がついにブチ破った「世界評価」という欧米主導のドアは、井上の実力だけでコジ開けたのではありません。
リング誌が、やれウェルターだ、やれヘビー級だと、欧米に偏重するのは仕方がありません。対抗しなくてはいけない日本のメディア、特に専門誌がジャーナリズムを完全放棄した貧弱な発想と提灯記事にどっぷりつかっているのが問題です。忖度に怯えないでマガジンやビートにも「ファイティング原田vs井上尚弥」や、帝拳や井上への注文・批判も向けるべきです。「広告主の悪口は書けない」のはわかりますが、それだと一般の読者が離れるだけです。
偉大な先人がコツコツと、ノックを続けてきた頑迷なドアを、井上が最後にコジ開けたのです。
2017年、日本人として初めてこのランキングに食い込んだ井上尚弥ですが、そもそもアジアに対しては非常に高いバイアスがかけられたランキングでした。
アジアからこの独善的な10傑に入ったのは張正九(1988年:8位)、カオサイ・ギャラクシー(1991年:8位)、ユーリ・アルバチャコフ(1996年:10位)、ノニト・ドネア(2009年:8位/2010年:6位/2011年:6位/2012年:5位)、ポンサクレック・ウォンジョンカム(2011年8位タイ)、井上尚弥(2017年:6位)の5人だけです。 ※3度1位に輝き、ランキング常連のマニー・パッキャオは除外しています。
40年弱の間に、アジアからはたったの5人しか選ばれていないのです。
ちなみに1位に輝いたボクサーもロベルト・デュラン、トーマス・ハーンズ、シュガー・レイ・レナード、マービン・ハグラー(4)、マイク・タイソン、フリオ・セサール・チャベス(3)、パーネル・ウィテカ(2)、ロイ・ジョーンズ(6)、オスカー・デラホーヤ、フェリックス・トリニダード、シェーン・モズリー、バーナード・ホプキンス、フロイド・メイウェザー(7)、マニー・パッキャオ(3)、ローマン・ゴンザレス、ゲンナディ・ゴロフキン、テレンス・クロフォードの17人しかいません。 ※( )内は選出回数。
このBEST FIGHTER POLL の〝予備選〟とも言われるのが「BEST FIGHTERS IN THE WORLD 100」で、この〝100傑〟で、日本人ボクサーはジリジリと評価を上げていき、そのバトンが井上尚弥に渡されたのです。
そして、そのバトンは21世紀になってから、世界評価に飢えた日本のエースたちによってリレーされてきました。
アジアにとって不当に重くて分厚い〝世界評価〟の扉は、彼らの激しくノックを経て、井上尚弥がブチ破ったのです。
敗れざる者たち、の物語です。
誰かが、このバトンを、お山のテッペンまで運ぶまで、この物語は続きます。
それ以上に特筆すべきは、井上尚弥が昨年度のリング誌年間PFPで6位にランクインしたことです。
今夜はリング誌が 1980年から実施している年間PFPトップ10(BEST FIGHTER POLL)の重くて分厚い扉のお話です。
BEST FIGHTER POLL は過去37年間、日本人に一度も門戸を開放してくれませんでした。
井上尚弥がついにブチ破った「世界評価」という欧米主導のドアは、井上の実力だけでコジ開けたのではありません。

偉大な先人がコツコツと、ノックを続けてきた頑迷なドアを、井上が最後にコジ開けたのです。
2017年、日本人として初めてこのランキングに食い込んだ井上尚弥ですが、そもそもアジアに対しては非常に高いバイアスがかけられたランキングでした。
アジアからこの独善的な10傑に入ったのは張正九(1988年:8位)、カオサイ・ギャラクシー(1991年:8位)、ユーリ・アルバチャコフ(1996年:10位)、ノニト・ドネア(2009年:8位/2010年:6位/2011年:6位/2012年:5位)、ポンサクレック・ウォンジョンカム(2011年8位タイ)、井上尚弥(2017年:6位)の5人だけです。 ※3度1位に輝き、ランキング常連のマニー・パッキャオは除外しています。
40年弱の間に、アジアからはたったの5人しか選ばれていないのです。
ちなみに1位に輝いたボクサーもロベルト・デュラン、トーマス・ハーンズ、シュガー・レイ・レナード、マービン・ハグラー(4)、マイク・タイソン、フリオ・セサール・チャベス(3)、パーネル・ウィテカ(2)、ロイ・ジョーンズ(6)、オスカー・デラホーヤ、フェリックス・トリニダード、シェーン・モズリー、バーナード・ホプキンス、フロイド・メイウェザー(7)、マニー・パッキャオ(3)、ローマン・ゴンザレス、ゲンナディ・ゴロフキン、テレンス・クロフォードの17人しかいません。 ※( )内は選出回数。
このBEST FIGHTER POLL の〝予備選〟とも言われるのが「BEST FIGHTERS IN THE WORLD 100」で、この〝100傑〟で、日本人ボクサーはジリジリと評価を上げていき、そのバトンが井上尚弥に渡されたのです。
そして、そのバトンは21世紀になってから、世界評価に飢えた日本のエースたちによってリレーされてきました。
アジアにとって不当に重くて分厚い〝世界評価〟の扉は、彼らの激しくノックを経て、井上尚弥がブチ破ったのです。
敗れざる者たち、の物語です。
誰かが、このバトンを、お山のテッペンまで運ぶまで、この物語は続きます。
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