Saturday 15, March 2025
Echo Arena, Liverpool, Merseyside, United Kingdom
commission:British Boxing Board of Control
event name:Hard Days Night
promoter:Frank Warren (Queensberry Promotions)
matchmaker:Lee Eaton, Steve Furness
United Kingdom BT Sport
サウジが「(腐った)ボクシング界にかつての威厳を取り戻す」と宣言、その旗頭に任命したのは、ダナ・ホワイト。
「階級の名称もラウンド制も何もかもがボクシングのパクリ」(ボブ・アラム)という非難も虚しいほど、UFCをメジャーとするMMAと、グダグダズブズブのボクシングの米国でのステイタスは完全に逆転してしまっています。
最初にオイルにまみれたのは英国のエディ・ハーンとフランク・ウォーレンでした。そして、いま、彼らはサウジから急な三行半を突きつけられています。
◾️WBAフェザー級12回戦
王者の直近の試合は、28歳のリバプールっ子のボールがフェザー級の門番ロニー・リオスに完勝。
ボールよりちょうど10歳年上の流浪のアイルランド人ドヘニーは、相手がPFPファイターの井上尚弥とはいえ、有明アリーナで醜態を晒して惨敗。
英国でマッチルームに並ぶメジャー、クイーンズベリー・プロモーションズのフランク・ウォーレンは「ニックが何者かを見せる試合。ドヘニーは評価が低いというかもしれないが(井上がストップした)7ラウンドよりも短い時間で(井上ができなかった)ダウンまでさせて勝てばどうかな?」。
この試合は、ボールと井上との決戦前の〝生贄の儀式〟。
ウィリアム・ヒルの見立てはボールの勝利が1/14(1.07倍)、ドヘニー7/1(8倍)と一方的です。
もちろん、ドヘニーは4Belt eraだからストラップにありつけたファイターで、それはボールも同じ。
ただ、ボールには二重のアドバンテージがあります。
一つはもちろん、英国の完全ホームにアイルランドのドヘニーを引っ張り上げる〝地政学〟。
もう一つは、ドヘニーの強さの源泉、というよりもそれしかない驚異的なリバウンド・アドバンテージに不可欠に不可欠な(サウナでの)水抜きを禁じるBritish Boxing Board of Controlルールです。
ドヘニーは、前日計量でもかなり神経質になっていただけに心配です。結局、全裸で秤に乗ってクリア。いつもの水抜きができなかったのは明らかです。38歳ではなく58歳、還暦前にも見えてしまうやつれかたです。
ここから、どこまでリバウンドできるのか。
プロボクシングにおいて、仕組まれた試合は珍しくありません。日本人の世界戦は王者であれ挑戦者であれ、まず国内で開催されるのがデフォルトです。
一方で、ドヘニーやマニー・パッキャオのように母国を離れて〝敵地巡礼〟をヨシとする冒険王もリングに上がってきます。
ドヘニーはパッキャオではありません。
いやなものを見せられそうです。








