村田諒太の初防衛戦の相手が決まりました。

ロンドン五輪で村田に敗れた銀メダリスト、エスキバ・ファルカオが、同じトップランク傘下ということで有力候補でしたが、急転直下ですね。

エマヌエレ・ブランダムラはイタリア、ローマはラツィオを中心に戦う38歳の欧州チャンピオン、WBAランキングは10位です。戦績はというと27勝2敗と立派ですが、27勝のうちKOはわずか5つ、2つの負けはいずれもKO負け、パンチはない、そして打たれ弱い、その印象通りのボクサーです。

嫌味も言えないくらいに、いい選手を選びますね、本当に感心します。

現役の欧州王者ですが、スピードとパンチは世界基準にありません、そしてアゴは弱い。ミドル級ですから一発はあるとはいえ、このイタリアンはアルデンテじゃありません、やわやわな選手です。

電通とフジテレビが大切に孵化させた村田ですから、初防衛戦は安全第一ということですね。

まあ、しかし、絵に描いたようなローリスク・ローリターンです。

4月15日、1万6000人収容の横浜アリーナが舞台ですが…この相手にはどんな圧勝劇でも、東京ドームは遠くになりにけり…ですね。



さて、ローマの伊達男、ブランダムラさんですが、デビューから22連勝で迎えた2014年7月26日、ビリー・ジョー・サンダースと空位の欧州タイトルを争いますが、8ラウンドKO負け。

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【サンダースの右フックでロープまで大きくよろめくブランダムラ。こぢんまりしたボクサーですが、しつこい攻撃はサンダースを手こずらせました。】


再起戦には勝ったものの、2015年6月20日にはジュニアミドル級の強豪、ミッシェル・ソロの拳にやはり8ラウンドKOで散りました。

この2試合を見ると、攻防まとまった手数の多いボクサーですが、けして高度なテクニックは持っていません。パンチの軽さはミドル級とは思えないほどです。

アマチュア経験は33勝8敗3分、村田と比べる対象ではありません。

体格も、村田の身長183㎝リーチ188㎝と比べると、いずれも5㎝は下回ってそうです。

どう考えても、スピード、パワー、テクニック、すべての要素で村田が上回っています。

ブランダムラのパンチが村田のガードを破る、そのアゴが村田の右にも耐えられる、どう悲観的に考えても想像できないですね。

欧州王者の看板で、WBCとIBFでも7位にランクされていますが、世界基準のボクサーではありません。

昨年6月には欧州の強豪アレッサンドロ・ゴディに判定勝ちして評価を上げていますから、油断禁物ですが、この相手には絶対に負けられません。

年内にもう1試合、そこでは東京ドームが近づく相手と戦って欲しいですね。