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現役時代にどれほど偉大な選手だったかは、いまさら語る必要はないでしょう。

幼い頃、三輪トラックに激突され、焚き火の中に右手を付いてしまい指が内側に曲がったまま、まっすぐ伸びなくなりました。「棒きれをやっと持てる状態」でした。

1981年に引退、そのことを初めて人に明かしたのは川上哲治。打撃の神様は「うっ、おまえ、こんな手で…」と、涙ぐんだそうです。左利きの張本にとってグローブをはめる手、そして打者としては最も大切な手でした。

大谷翔平の二刀流を「出来るわけがない」と斬り捨てたのは「どちらかにしないともったいない」とその才能を最大級に評価していた裏返しでした。MLBでも大きな花を咲かせた大谷には、一人のファンのように応援していました。

カズの現役にこだわる姿勢を「みっともない」と批判したときも物議を醸しましたが、カズの「偉大な先輩からの貴重な助言。これからも頑張る」という答えに「男らしい。腹がすわっている」と〝あっぱれ〟。あれは老害の手のひら返しなどではなく、二人の偉大なアスリートの世代を超えたエール交換でした。



「原爆」「朝鮮」という戦後の闇を背負い、「力道山」「長嶋茂雄」「王貞治」という光に抱擁されたまさに伝説の86年。


まだまだ、炎上発言をお聞きしたかったです。