薩長土肥である。

鹿児島、山口、高知…そして佐賀。ときたま間違われるが、「肥」は肥後(熊本)ではなく、肥前(佐賀)を指す。



「肥後もっこす」という人種がある。

強烈な信念を持ち、筋が通らないことをとにかく嫌うのが熊本人…というと聞こえが良いが、悪く言うと融通が効かない、忖度ができない、ただの頑固者だ。

個人的な感想だが、かの土地にはそんな性格のやつが多い。



融通が効かない、忖度ができない、ただの頑固者…仕事をするのに一番面倒なタイプだ。肥後もっこすは男のことだが、女の肥後もっこすも生息しているからますます面倒で厄介だ。

面倒で厄介なはずなのに、それはそれで実にわかりやすい、仕事がやりやすい、付き合いやすい。本当に面倒で厄介なのは、あれこれ融通が効いて、あれこれ忖度する相手だと気づかせてくれる。


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肥後もっこすは年が明けると不知火(デコポン)⬆︎を贈ってきてくれる。



個人的な感想だが、男の肥後もっこすは「あんたがたどこさ」を唄い「これ、熊本の歌じゃなく埼玉の歌」と、さりげなく蘊蓄をたれる。

女の肥後もっこすは森高千里の「この街」を唄い、2〜3倍くらいありそうな体重をゆらせて「(森高に)似てるってよう言われた」と、のたまって周囲を凍り付かせる。

わかりやすい人が住んでいる酒も食べ物もおいしい街の風景に超絶的に溶け込んでいるのが熊本城だ。

彼らが送ってくれたライトアップされた熊本城の美しさに、思わずこみ上げてしまった。






でも この街が好きよ

生まれた街だから

空は まだ青く 広いわ