コレがいつ生まれたのか誰も知らない。


暗い(いや、めっちゃ明るいけど下品にギラギラの)音の無い(いやこれ以上騒がしい場所などないほどやかましい)世界で……

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世の中には、同じ日本でも誰にも理解されない摩訶不思議な世界が確かに存在する。

そして、そのほとんど全てが、日本でも卓越して民度が低い阪神地区に集中している。尼崎中央三番街もまた、そんな摩訶不思議な異空間である。

先日、京都大学が東北大、東京科学大に続いて3校目の国際卓越大に認定されたところだが、民度の低さを競う国際卓越エリアに日本で最初に認定されるのはここになるはずだ。


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このあたり一帯は、ある特定のプロ野球チームだけを崇める偏狭にもほどがある一神教が支配している。他の宗教は一切認められない。

価値観が多様化しているはずの21世紀だが、ここでは他の価値観が完全に排除されているのだ。


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さて…商店街のアーケード天井に電動ケーブルで吊るされ、不気味に往来しているのが⬆︎コレである。〝アレ〟ではない、コレである。

全国ニュースでも「日本一早いマジックナンバー」でときどきネタにされているコレだが、信者たちは至って真剣なのだ。

マジックナンバーとは「他の全チームに自力優勝の可能性がなくなった時点であと何勝したら優勝が確定するかという数字」だから、上の画像のような「75」なんて大きな数字はありえない。

しかし、このあたり一帯に住む人々は算数が苦手というか、おそろしいほど頭が悪いので、ある特定の野球チームの「残り試合の数」を電光掲示板に点灯させ「マジック75やーッ!やーッ!!やーッ!!!」と喜んでいるのである。

開幕前はレギュラーシーズンの総試合数「143」が表示され、信者たちはそれを見上げて「もうマジック143か、早いなあ。今年も強いなあ」と呪文を唱えている。

マジックは点灯したり消滅するからマジックと呼ばれるのだが、ここのマジックは点灯したまま、減る一方だ。あらゆる意味で、コレはマジックではないのだが、そんな疑問を口にしようものなら、この街では生きていけない。異端と見なされ、火あぶりの刑にされる。


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世の中には、同じ日本でも誰にも理解されない摩訶不思議な世界が確かに存在する…。