W杯は、KOステージに突入しました。
グループステージではアジア勢の大苦戦が目立ちました。

自国リーグの〝富国強兵〟を図るサウジアラビアの限界、世界のレベルアップへの危機感が抜け落ちていた韓国、そして日本はグループFの死のグループならぬ〝死のクジ運〟があったとはいえ優勝を狙うには絶望的な実力不足でした。
「外国人監督」「帰化選手」「Jリーガー」で固められた1998年の初出場から、28年。日本サッカーが進めてきた〝脱亜入欧〟は「日本人監督」「帰化選手ゼロ」「先発メンバーは全員が欧州トップ5リーグ所属」と、ほぼ完成しました。
サムライブルーが掲げた「優勝」は、「そうだ!その意気で頑張れ!」と、多くの国民が共感しました。そうです。「そうだ!その意気で頑張れ!」と。もちろん、個人的にもそれを否定するつもりは微塵もありません。
出場する限り、優勝を目指すのはアスリートとして当然です。
しかし、それは大会前の日本が優勝候補の一角ですらなかったように、極めて内向きな優勝宣言でした。
本物の強豪は、騒ぎ立てる周囲をよそに、表向きは「目の前の一戦一戦を戦うだけ」「優勝は意識しない」と「優勝宣言」を控えがちです。
日本をKOしたブラジルは、酸いも甘いも知り尽くした本物の強豪です。王国は、自国の監督と選手で世界をねじ伏せてきました。オールブラジルは、彼らのプライドそのものでした。
しかし、その王国がこの20年もの長きにわたり明らかに輝きを失ってしまいました。もちろん、最強の個の集合体であるブラジル代表に改善の余地はありません。
彼らは、王国のプライドを捨てて、なんと頭(ヘッドコーチ:監督)をすげ替えたのです。
そして、迎えたのがカルロ・アンチェロッティ。
日本戦で解説した本田圭佑をして「(土壇場で決勝ゴールを決めたのに)この落ち着きは何ですか?いや、しかし、百戦錬磨というか…」と言葉を詰まらせた、アンチェロッティです。
「首から下(選手)で怪物を揃えても勝てない。頭も怪物でなければ」という世界の趨勢をいち早く察知したブラジルは柔軟な思考回路を持つ王国でした。
日本サッカー協会が森保一に続投を正式に申請したというニュースが報じられました。これも、個人的には全く否定しません、引き続き応援するだけです。
ブラジルと日本ではステージが違いすぎます。日本はまだ「首から下(選手)で怪物を揃えても勝てない」まで追い詰められていません。もっと残酷な表現をすると、この国はまだたった1人の怪物すら生み出せていないのです。
日本は「怪物をコントロールできる監督」が必要とされる段階ではないのです。
〝アンチェロッティ〟は、今の日本にはまだ早すぎます。
ゴールを決めるたびに選手と喜びを爆発させる監督で、今の日本は良いのです(これは比喩的な意味で、落ち着き払うべきということではありません)。
先制ゴールを決めて選手と歓喜した森保一と、試合を決定するゴールを見ても素っ気なかったカルロ・アンチェロッティ。これも残酷な言い方になってしまいますが、どちらが優勝を渇望しているのか、あの二つのシーンだけで、誰の目にも鮮やかに映りました。
実際に、優勝のプレッシャーが重かったのは67歳のイタリア人の方です。その重さは、比較するのも失礼ですが。
これも、森保を卑下しているわけでは全くありません、彼は進化する日本代表を見事に指揮したと思います。もし、アンチェロッティが監督でも結果は同じかそれ以下だったと思います。

いつの日か、怪物を擁する日本代表を〝アンチェロッティ〟が率いる日が来るでしょう。
そのとき、もし、サムライブルーがオランダ相手にクロスゲームを繰り広げていたなら…〝アンチェロッティ〟は冷たい怒りの視線を選手に送り続けていたでしょう。
「オランダ相手に何をしてるんだ?」と。
それにしても…サッカーの頂の高さよ。
グループステージではアジア勢の大苦戦が目立ちました。

自国リーグの〝富国強兵〟を図るサウジアラビアの限界、世界のレベルアップへの危機感が抜け落ちていた韓国、そして日本はグループFの死のグループならぬ〝死のクジ運〟があったとはいえ優勝を狙うには絶望的な実力不足でした。
「外国人監督」「帰化選手」「Jリーガー」で固められた1998年の初出場から、28年。日本サッカーが進めてきた〝脱亜入欧〟は「日本人監督」「帰化選手ゼロ」「先発メンバーは全員が欧州トップ5リーグ所属」と、ほぼ完成しました。
サムライブルーが掲げた「優勝」は、「そうだ!その意気で頑張れ!」と、多くの国民が共感しました。そうです。「そうだ!その意気で頑張れ!」と。もちろん、個人的にもそれを否定するつもりは微塵もありません。
出場する限り、優勝を目指すのはアスリートとして当然です。
しかし、それは大会前の日本が優勝候補の一角ですらなかったように、極めて内向きな優勝宣言でした。
本物の強豪は、騒ぎ立てる周囲をよそに、表向きは「目の前の一戦一戦を戦うだけ」「優勝は意識しない」と「優勝宣言」を控えがちです。
日本をKOしたブラジルは、酸いも甘いも知り尽くした本物の強豪です。王国は、自国の監督と選手で世界をねじ伏せてきました。オールブラジルは、彼らのプライドそのものでした。
しかし、その王国がこの20年もの長きにわたり明らかに輝きを失ってしまいました。もちろん、最強の個の集合体であるブラジル代表に改善の余地はありません。
彼らは、王国のプライドを捨てて、なんと頭(ヘッドコーチ:監督)をすげ替えたのです。
そして、迎えたのがカルロ・アンチェロッティ。
日本戦で解説した本田圭佑をして「(土壇場で決勝ゴールを決めたのに)この落ち着きは何ですか?いや、しかし、百戦錬磨というか…」と言葉を詰まらせた、アンチェロッティです。
「首から下(選手)で怪物を揃えても勝てない。頭も怪物でなければ」という世界の趨勢をいち早く察知したブラジルは柔軟な思考回路を持つ王国でした。
日本サッカー協会が森保一に続投を正式に申請したというニュースが報じられました。これも、個人的には全く否定しません、引き続き応援するだけです。
ブラジルと日本ではステージが違いすぎます。日本はまだ「首から下(選手)で怪物を揃えても勝てない」まで追い詰められていません。もっと残酷な表現をすると、この国はまだたった1人の怪物すら生み出せていないのです。
日本は「怪物をコントロールできる監督」が必要とされる段階ではないのです。
〝アンチェロッティ〟は、今の日本にはまだ早すぎます。
ゴールを決めるたびに選手と喜びを爆発させる監督で、今の日本は良いのです(これは比喩的な意味で、落ち着き払うべきということではありません)。
先制ゴールを決めて選手と歓喜した森保一と、試合を決定するゴールを見ても素っ気なかったカルロ・アンチェロッティ。これも残酷な言い方になってしまいますが、どちらが優勝を渇望しているのか、あの二つのシーンだけで、誰の目にも鮮やかに映りました。
実際に、優勝のプレッシャーが重かったのは67歳のイタリア人の方です。その重さは、比較するのも失礼ですが。
これも、森保を卑下しているわけでは全くありません、彼は進化する日本代表を見事に指揮したと思います。もし、アンチェロッティが監督でも結果は同じかそれ以下だったと思います。

いつの日か、怪物を擁する日本代表を〝アンチェロッティ〟が率いる日が来るでしょう。
そのとき、もし、サムライブルーがオランダ相手にクロスゲームを繰り広げていたなら…〝アンチェロッティ〟は冷たい怒りの視線を選手に送り続けていたでしょう。
「オランダ相手に何をしてるんだ?」と。
それにしても…サッカーの頂の高さよ。
コメント
コメント一覧 (5)
フシ穴の眼
が
しました
そんな事しなくても試合前から大盛り上がりのスポーツ界の絶対王者サッカーの風格を思い知らされました。
フシ穴の眼
が
しました
我ながらなんで見てるんだろう?競技ではなくwcという舞台装置を見ているのでしょうか?
で、見た結果はやっぱりというか日本のサッカーは個人的にあまり面白くない
強いのとするといいようにボコボコ攻められ、なんとかなんとか隙をつくことしか出来ないというか
自分で見ておいて4年に1回のサッカー観戦がまたこの光景なのかと思います
実際に日本代表が好きじゃない海外サッカーファンの人もいるみたいで
まあ、代表が強くなるのはいいことなのでしょうが、普段からサッカーを見て楽しんでいる人、それこそ国や国籍なんて関係なく試合の面白さで見ている人にはどうでもいいことなのかもしれない
フシ穴の眼
が
しました
フシ穴の眼
が
しました