リング誌のアニバーサリーから、ボクシングの風景を駆け足で眺めていきます。

1972年2月号は創刊50周年特集号。
WBAからWBCが1960年代末に分離独立してから間もなく、当時はオリジナル8にジュニアミドル級、ジュニアウエルター級とジュニアライト級が加わった11階級。両団体のランキングも、現代のように大きく乖離したデタラメではなく「世界ランカーに弱い奴はいない」と言えた時代です。
「WBAとWBCを合わせて世界王者が20人もいるなんて気が狂いそうだ」なんて、今のボクシングファンが聞いたら耳を疑うような記事が踊っていた時代です。
せっかくの節目の号ですが、当たり前のようにPFPランキングなどありません。まだ、まともなランキングとチャンピオンシップが存在していましたから、「階級を関係なしに」なんてヘンテコ妄想がわく土壌はありませんでした。
当時、リング誌の王者はジュニアミドル級は認めず、ジョー・フレイジャー(ヘビー級)、ボブ・フォスター(ライトヘビー級)、カルロス・モンソン(ミドル級)、ホセ・ナポレス(ウエルター級)、アルフォンソ・フレイジャー(ジュニアウェルター級)、ケン・ブキャナン(ライト級)、アルフレド・マルカーノ(ジュニアライト級)、柴田国明(フェザー級)、ラファエル・ヘレラ(バンタム級)、エルビト・サラバリア(フライ級)の10人。
ランキングに入った日本人ファイターは輪島功一(ミドル級6位)、門田新一(ライト級)、岩田健二(ジュニアライト級)、西城正三(フェザー級)、大場政夫(フライ級2位)。日本人の平均的な体格は今よりもずっと貧弱だったはずなのに、どうですか?このバランスの良さ。
当時はストロー級もジュニアフライ級もジュニアバンタム級もジュニアフェザー級もなかったとはいえ、現代のボクシング界は「獲りやすいレベルの低い超軽量級狙い」にあまりにも傾倒しすぎです。「それ、欧米では無視されてる階級ですよ」と言えるメディアがいないのも問題で、ボクシングだけがどんどん栄養失調になってしまうのです。

1982年2月号は60周年。⬆︎
この翌年、北米ボクシング連盟(NABF)がWBAから分離独立してIBFが発足することになります。
前述の11階級からジュニアフライ級、ジュニアフェザー級、ジュニアバンタム級が追加され14階級制に。
「人気のない軽量級の細分化は風当たりが少ないからといって無茶苦茶するな」というファンの怒りは認定団体に届くはずもなく、翌年にはIBFがスタート、団体と階級の増殖がますます加速、各団体のランキングはデタラメ沼にハマり込み、ボクシングのステイタスがさらに失墜してしまうことを多くのファンはまだ知りません。
リング誌が認めたのはジュニアフライ級とジュニアバンタム級を除く12階級。
王者はラリー・ホームズ(ヘビー級)、ドワイト・ブラクストン(ライトヘビー級)、マービン・ハグラー(ミドル級)、シュガー・レイ・レナード(ジュニアミドル級)、シュガー・レイ・レナード(ウエルター級)、アーロン・プライアー(ジュニアウエルター級)、アレクシス・アルゲリョ(ライト級)、サムエル・セラノ(ジュニアライト級)、サンバドール・サンチェス(フェザー級)、ウィルフレド・ゴメス(ジュニアフェザー級)、ジェフ・チャンドラー(バンタム級)、アントニオ・アベラル(フライ級)。
三原正(ミドル級10位)、上原康恒(ジュニアライト級6位)、村田英次郎(バンタム級6位)、ハリケーン照(バンタム級10位)、渡嘉敷勝男(フライ級4位)。

1972年2月号は創刊50周年特集号。
WBAからWBCが1960年代末に分離独立してから間もなく、当時はオリジナル8にジュニアミドル級、ジュニアウエルター級とジュニアライト級が加わった11階級。両団体のランキングも、現代のように大きく乖離したデタラメではなく「世界ランカーに弱い奴はいない」と言えた時代です。
「WBAとWBCを合わせて世界王者が20人もいるなんて気が狂いそうだ」なんて、今のボクシングファンが聞いたら耳を疑うような記事が踊っていた時代です。
せっかくの節目の号ですが、当たり前のようにPFPランキングなどありません。まだ、まともなランキングとチャンピオンシップが存在していましたから、「階級を関係なしに」なんてヘンテコ妄想がわく土壌はありませんでした。
当時、リング誌の王者はジュニアミドル級は認めず、ジョー・フレイジャー(ヘビー級)、ボブ・フォスター(ライトヘビー級)、カルロス・モンソン(ミドル級)、ホセ・ナポレス(ウエルター級)、アルフォンソ・フレイジャー(ジュニアウェルター級)、ケン・ブキャナン(ライト級)、アルフレド・マルカーノ(ジュニアライト級)、柴田国明(フェザー級)、ラファエル・ヘレラ(バンタム級)、エルビト・サラバリア(フライ級)の10人。
ランキングに入った日本人ファイターは輪島功一(ミドル級6位)、門田新一(ライト級)、岩田健二(ジュニアライト級)、西城正三(フェザー級)、大場政夫(フライ級2位)。日本人の平均的な体格は今よりもずっと貧弱だったはずなのに、どうですか?このバランスの良さ。
当時はストロー級もジュニアフライ級もジュニアバンタム級もジュニアフェザー級もなかったとはいえ、現代のボクシング界は「獲りやすいレベルの低い超軽量級狙い」にあまりにも傾倒しすぎです。「それ、欧米では無視されてる階級ですよ」と言えるメディアがいないのも問題で、ボクシングだけがどんどん栄養失調になってしまうのです。

1982年2月号は60周年。⬆︎
この翌年、北米ボクシング連盟(NABF)がWBAから分離独立してIBFが発足することになります。
前述の11階級からジュニアフライ級、ジュニアフェザー級、ジュニアバンタム級が追加され14階級制に。
「人気のない軽量級の細分化は風当たりが少ないからといって無茶苦茶するな」というファンの怒りは認定団体に届くはずもなく、翌年にはIBFがスタート、団体と階級の増殖がますます加速、各団体のランキングはデタラメ沼にハマり込み、ボクシングのステイタスがさらに失墜してしまうことを多くのファンはまだ知りません。
リング誌が認めたのはジュニアフライ級とジュニアバンタム級を除く12階級。
王者はラリー・ホームズ(ヘビー級)、ドワイト・ブラクストン(ライトヘビー級)、マービン・ハグラー(ミドル級)、シュガー・レイ・レナード(ジュニアミドル級)、シュガー・レイ・レナード(ウエルター級)、アーロン・プライアー(ジュニアウエルター級)、アレクシス・アルゲリョ(ライト級)、サムエル・セラノ(ジュニアライト級)、サンバドール・サンチェス(フェザー級)、ウィルフレド・ゴメス(ジュニアフェザー級)、ジェフ・チャンドラー(バンタム級)、アントニオ・アベラル(フライ級)。
三原正(ミドル級10位)、上原康恒(ジュニアライト級6位)、村田英次郎(バンタム級6位)、ハリケーン照(バンタム級10位)、渡嘉敷勝男(フライ級4位)。
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フシ穴の眼
が
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