7月11日(日本時間12日)にサンフランシスコ市庁舎前広場で開催される「History In The Making(ここで歴史が作られる)」で、WBOフライ級王者アンソニー・オラスクアガの6度目の防衛戦がメインイベントに抜擢、リヤドシーズンともタイアップしているプロモーターのiVisit Boxing(IVB)が米国の最多動員記録の更新を目指しています。
その記録というのが、今から85年前の1941年8月16日、ウィスコンシン州ミルウォーキーのジュノー公園に詰めかけた13万5,132人。
その記録というのが、今から85年前の1941年8月16日、ウィスコンシン州ミルウォーキーのジュノー公園に詰めかけた13万5,132人。
Saturday 16, August 1941
Juneau Park, Milwaukee, Wisconsin
promoter:Billy Mitchell
ミルウォーキーといえば、MLBのブルワーズを出すまでもなく世界3大ビール産地の一つ。つまり酔っ払いの聖地です。ちなみに、残る二つはベルリンと札幌。
このビッグイベントをスポンサーどしたのがミルウォーキーで創業したthe Pabst Brewing Company(現在の本社はロスアンゼルス)の有名ブランドはPabst Blue Ribbon。
85年前の盛夏、ボクシングファンはビールを片手に観戦していたのでしょう。
リング誌1954年4月号のPabst Blue Ribbon ビールの広告。毎週水曜日にテレビ放送されていた「Thrilling Blue Ribbon Bouts」の冠スポンサーになっていたようです。
1941年に行われた「ゼールvsプライヤー」がテレビ放送されたかどうか、時代的に微妙です。
1941年に行われた「ゼールvsプライヤー」がテレビ放送されたかどうか、時代的に微妙です。
ジュノー公園に特設されたリング、その周囲は関係者で埋まりましたが、後方は完全無料。
ノンタイトル戦でしたが、ゼールはNational Boxing Association (NBA=WBAの前身)ミドル級王者。当時はもちろん、オリジナル8の時代、そしてNBA王者ということはUndisputed champion のはずですが、もうひとつ世界王者を認定する有力団体がありました。
主に1920年代から1940年代にかけて世界タイトルを認定していたニューヨーク州アスレティック・コミッション(NYSAC)です(公式ジャッジはニューヨークタイムズ紙)。ライト級とヘビー級は1970年までNYSACが認定していました。
ニューヨーク州タイトルは連綿と続くLineal title ではありませんでしたが、ニューヨークは世界最大の都市というだけでなく、最大のボクシング市場でもありNYSACは一定の権威を持っていたようです。
〝鋼鉄の男〟ゼールはこの年の11月28日、NYSACミドル級王者ジョージー・エイブラムスを15ラウンド判定で下し、文句なしのUndisputed(他の誰にも王者を名乗らせない=議論する余地のない championと認められるのでした。
1941年、競馬と並んでボクシングがメジャースポーツだった時代から85年の歳月が流れ、ボクシングはマニアが支えるマイナースポーツの坂を転がり落ち続けています。
そんな現代だから〝鋼鉄の男〟の時代を思い焦がれてしまうのかもしれません。
7月11日のサンフランシスコ市庁舎前、スポンサーのビール会社はどこで、どんな銘柄のビールが提供されるのでしょうか?
そんな現代だから〝鋼鉄の男〟の時代を思い焦がれてしまうのかもしれません。
7月11日のサンフランシスコ市庁舎前、スポンサーのビール会社はどこで、どんな銘柄のビールが提供されるのでしょうか?

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