那須川天心がプロボクシングのデビュー戦に挑んだのは、2023年4月8日。ちょうど、3年前の一昨日のことでした。
当時は「日本王者にもなれない」という意見もあり、日本バンタム級4位の与那覇勇気との試合は格好のリトマス紙とも見られていました。それでも、オッズは天心人気を反映して、天心が1/8(1.13倍)、与那覇11/2(6.5倍)。
天心が「どう勝つか?」が焦点の試合は、現在まで続く「スペクタクルの香りが希薄な6ラウンド18分間」に終わってしまいます。

今回の試合にも、不利の予想が多いことについて「そんなのクソ食らえで、本当にアッカンベーです」と反発してました。辰吉丈一郎も同じように挑発的で饒舌でしたが、2人の差は決定的に違います。
辰吉の言葉の多くは誰に向けられたものか、攻撃の矛先をはっきりさせていました。天心の言動が無名のヤフコメなどのSNSだけでないのは明らかで、たとえボクシング界の先輩であってもそこで実名を挙げて言ったればいいのです。そこを遠慮しているようでは「ボクシング界を変える」なんて大言壮語は空虚にしか聞こえません。
ここまでの3年間の天心はリングの中でも外でも、個人的には遠慮しながら戦い続けているようにしか見えません。
悪い意味でも自由だったキック時代と違って、悪い意味でいろいろ煩わしことが溢れているボクシング界ですが、天心ならと、まだ期待しています。
前日計量はあと1時間後。
気になるのは、公開練習で不自然な大汗をかいていたエストラーダ。規律の高いファイターで知られていますが、時差や気温・湿度などの小さな事象がプロ50戦目を迎える激闘型の35歳の肉体に大きな歪みをもたらしてしまっているとしたら、残念です。
エストラーダ本人が認めているように「反射をはじめ加齢の影響はある」のは、試合を見れば誰にでもわかります。
4年前の「ローマン・ゴンサレスⅢ」とまではいかないまでも、2年前の「バム・ロドリゲス戦」レベルのコンディションに仕上げてきたら、天心にとっては非常に厳しい戦いになるのは間違いありません。
当時は「日本王者にもなれない」という意見もあり、日本バンタム級4位の与那覇勇気との試合は格好のリトマス紙とも見られていました。それでも、オッズは天心人気を反映して、天心が1/8(1.13倍)、与那覇11/2(6.5倍)。
天心が「どう勝つか?」が焦点の試合は、現在まで続く「スペクタクルの香りが希薄な6ラウンド18分間」に終わってしまいます。

あれから、ちょうど3年。デビュー戦から細かい技術面と対戦相手の質は4団体時代とはいえ世界ランカー級まで向上しました。
しかし、パフォーマンスを排除して「魅せるボクシング」という一点に絞り込むと、キャリアは浅いことを差し引いても神童の輪郭線は残酷なまでにハッキリと浮かび上がっています
それでも、です。8戦7勝2KO1敗でクルーズした元キックボクサーの評価は、普通に「excellent」で良いでしょう。
キックの頂点からボクシングに転向して、ここまで大きな成功を収めたのは、武居由樹と天心が頭抜けたトップ2です。「昔なら絶対無理。日本でも世界でも異業種に食い散らかされるのはボクシングのレベルが下がっているから」という声も一理ありますが、まず天心と武居にあっぱれです。
「(元々あった攻撃・防御パターンを)拳二つに減らす」ことは出来ても「拳二つから増やす」のは至難の業という両競技の性格があるとはいえ、これ逆(ボクシングのトップ➡︎キックや総合格闘技でもトップ)は絶対に考えられません。
キックを猛練習した井上と、天心がミックスマッチするとしたら、奇数ラウンドをボクシングに与えても、天心のKO勝ちが確実。井上が第1ラウンドで仕留めなければジ・エンドです。奇数ラウンドをキックしにたら、奇跡的に3分生き延びても、ノーダメージでは済みません。
至難の業をやってのけているのに、天心への反発が多いのは(わずか8戦ですが)スペクタクルな試合が1度もないことだけではなく、リング外での言動にも原因があります。
しかし、パフォーマンスを排除して「魅せるボクシング」という一点に絞り込むと、キャリアは浅いことを差し引いても神童の輪郭線は残酷なまでにハッキリと浮かび上がっています
それでも、です。8戦7勝2KO1敗でクルーズした元キックボクサーの評価は、普通に「excellent」で良いでしょう。
キックの頂点からボクシングに転向して、ここまで大きな成功を収めたのは、武居由樹と天心が頭抜けたトップ2です。「昔なら絶対無理。日本でも世界でも異業種に食い散らかされるのはボクシングのレベルが下がっているから」という声も一理ありますが、まず天心と武居にあっぱれです。
「(元々あった攻撃・防御パターンを)拳二つに減らす」ことは出来ても「拳二つから増やす」のは至難の業という両競技の性格があるとはいえ、これ逆(ボクシングのトップ➡︎キックや総合格闘技でもトップ)は絶対に考えられません。
キックを猛練習した井上と、天心がミックスマッチするとしたら、奇数ラウンドをボクシングに与えても、天心のKO勝ちが確実。井上が第1ラウンドで仕留めなければジ・エンドです。奇数ラウンドをキックしにたら、奇跡的に3分生き延びても、ノーダメージでは済みません。
至難の業をやってのけているのに、天心への反発が多いのは(わずか8戦ですが)スペクタクルな試合が1度もないことだけではなく、リング外での言動にも原因があります。
今回の試合にも、不利の予想が多いことについて「そんなのクソ食らえで、本当にアッカンベーです」と反発してました。辰吉丈一郎も同じように挑発的で饒舌でしたが、2人の差は決定的に違います。
辰吉の言葉の多くは誰に向けられたものか、攻撃の矛先をはっきりさせていました。天心の言動が無名のヤフコメなどのSNSだけでないのは明らかで、たとえボクシング界の先輩であってもそこで実名を挙げて言ったればいいのです。そこを遠慮しているようでは「ボクシング界を変える」なんて大言壮語は空虚にしか聞こえません。
ここまでの3年間の天心はリングの中でも外でも、個人的には遠慮しながら戦い続けているようにしか見えません。
悪い意味でも自由だったキック時代と違って、悪い意味でいろいろ煩わしことが溢れているボクシング界ですが、天心ならと、まだ期待しています。
前日計量はあと1時間後。
気になるのは、公開練習で不自然な大汗をかいていたエストラーダ。規律の高いファイターで知られていますが、時差や気温・湿度などの小さな事象がプロ50戦目を迎える激闘型の35歳の肉体に大きな歪みをもたらしてしまっているとしたら、残念です。
エストラーダ本人が認めているように「反射をはじめ加齢の影響はある」のは、試合を見れば誰にでもわかります。
4年前の「ローマン・ゴンサレスⅢ」とまではいかないまでも、2年前の「バム・ロドリゲス戦」レベルのコンディションに仕上げてきたら、天心にとっては非常に厳しい戦いになるのは間違いありません。
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