El destino es Caracas〜行き着く先はカラカス

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2010年3月25日、エドウィン・バレロは病院に乱入すると、ストレッチャーに横たわって救急病室に運ばれようとしていた妻のカロリーナに「警察に話したら殺す」と威嚇した。

拳を振り上げるバレロを看護婦たちは必死で止めた。

妻は肺が破裂、肋骨がほとんど折られる重傷を負っていただけでなく、銃で撃たれた痕まであった。カロリーナはバレロを見ると恐怖で泣き叫んだ。

「彼は何もしていない。私が悪いの、私が階段から転がり落ちてしまったの」。

駆けつけた警官はバレロを病院関係者への脅迫容疑で現行犯逮捕した。バレロは警官の前ではおとなしく、協力的だった。

バレロに殴られて大怪我を負っていた母親も「階段から落ちた」と主張したため、バレロは釈放される。

裁判所でもおとなしかったバレロは、指示された通りに薬物とアルコール依存の治療のために6ヶ月のリハビリに入るが、無抵抗で弱いものを痛めつける快感に取り憑かれた悪魔は部屋を抜け出して、妻を捕まえた。

4月18日、カラボボ州バレンシアのホテルでバレロは妻を殴り殺した。ホテルから通報を受けた警察はバレロを殺人罪で逮捕、警察署内の牢屋で留置した。

そこで、バレロはスウェットパンツを紐状にして首吊り自殺、28年の生涯を自ら閉じた。




エドウィン・アントニオ・バレロ・ビバスは1981年12月3日、メリダ州の州都メリダに生まれた。

メリダは学園都市で、治安は良い方だ…といっても、これはベネズエラ基準の話だ。世界基準では、ベネズエラに治安の良い町など存在しない。

そこで、バレロは生まれた。