共通テストの初日が終わり、今日が二日目最終日。
大学入試センターによると、1月17、18日に実施される「大学入学共通テスト」の志願
者数は49万6237人で前年から約1千人増。
2年連続で前年を上回ったとはいえ、少子化の影響は深刻で50万人を割り込む低空飛行が続いています。
者数は49万6237人で前年から約1千人増。
2年連続で前年を上回ったとはいえ、少子化の影響は深刻で50万人を割り込む低空飛行が続いています。
私立大学の入学者の6割は、学校推薦型選抜、総合型選抜といった「年内入試」で受験を終えることも志願者減の一因ですが瑣末な理由です。
身近に、野球の指導を通して中高生の友だちが多いこともあり、毎週とはいきませんが、月に何度か勉強を教えることもあります。
嬉しいことに、ほとんど全ての子が志望校以上の高校や大学に合格してくれています。
謙遜でもなんでもなく、100%子どもたちの実力です。「飛べない」と思い込んでいる子どもの背中を「押すよ」と言って押すだけです。
教師と生徒、トレーナーとファイターの関係も、基本的に同じことだと思います。
実際「野球でも勉強でも上達する、成績が上がるというけど、何か特別な指導ができるわけじゃなくて、量をこなさせているだけ。そりゃ成績上がるのも当たり前」というような外野の方の声も何度か耳にしました。
何かをやり遂げることを登山に例えると「最短距離」と「よりなだらかな道」のバランスをとって登るのが、その山だけを登るのならベストです。
ただ、私には「最短距離」と「よりなだらかな道」を指し示す能力がありません。
だから、それを無視して麓から山頂まで、縦横無尽にのたうち回って登り切るような教え方しかできません。時間がかかるのは当然です。
ただ、次のより高い山を目指すなら、最初の小さな山を効率だけを考えて登るのはマイナス面も多いと考えています。

Quality or Quantity ?
質か量か?
質を伴わない量は意味がない、量を伴わない質は薄弱。バランスが大切とはいえ…何事にも、顔を出す永遠のテーマです。
年末から火がついているFighter Of The Year 論争も、突き詰めるとQuality or Quantity ?の問題です。
「年間1試合しか戦っていないテレンス・クロフォード」、「年間4試合もこなした井上尚弥」「年間2試合で対抗王者を鮮やかに攻略したバム・ロドリゲス」。

◉クロフォードがカネロ・アルバレスを下したのが最も価値ある勝利。
これは多くの人が賛同するかもしれませんが、果たして本当にそうでしょうか?
事実としては「カネロは現在の米国ボクシング界で傑出した人気を誇るスーパースター」でしたが、その裏側には「カネロは4年にわたって劣化症状を深め、PFPファイターに踏みとどまっていたものの、そのランクはジリ貧だった」という、もう一つの事実も横たわっていました。
階級を超えてミッション・インポシブルを成し遂げたシュガー・レイ・レナードやマニー・パッキャオの偉業と明らかに違うのは、戦前予想が一方的ではなかったということです。
人気階級と不人気階級、スーパースターのカネロという色眼鏡を外して見た場合、井上が準完封したムロジョン・アフマダリエフと、カネロの強敵度はどちらが上でしょうか?

◉井上は最もレベルの高いリング誌タイトルを年間4試合も防衛したが、これはラリー・ホームズが1983年に記録した最多記録に並ぶ偉業。
これは…そもそもホームズが記録を持っていたことを知っていたマニアも、下手すると専門家でも少数派だったでしょう。
井上の4試合、その合わせ技一本で、クロフォードの1試合をひっくり返せるか?…これは、質と量のどちらを重視するか、どちらを選んでも間違いとは言えません。

2025年という枠を取っ払うとーーーリング誌は昨夜遅くに「DON'T TAKE NAOYA INOUE'S BRILLIANCE FOR GRANTED(井上尚弥の業績を無視してはいけない)」という記事をアップしました。
***** Let’s not make the same mistake with Inoue. (井上をホームズのように埋もれさせてはならない)。
おそらく、リング誌のFighter Of The Yearはクロフォードになるだろう。1983年と同じように。
1983年にリング誌タイトルを4度守ったホームズではなく、ロベルト・デュランを含む3試合に勝ったマービン・ハグラーがFighter Of The Yearに選ばれ、ハグラーのデュラン戦は後世も語り継がれているのに、ホームズの1983年を振り返る人はいない。
現代のボクシングで複数階級制覇と、一つの階級で防衛回数を重ねること、この二つが偉大になるための道筋になるが、両立するのは難しい。
しかし、井上はジュニアフライ級で1度、ジュニアバンタム級で7度、バンタム級で6度、ジュニアフェザー級で7度も防衛してきた。
Inoue is one of this generation’s greatest fighters, and perhaps already the finest to ever come out of his country.
このタイトルマッチの勝利数は、2010年以降の15年間で最多。井上は時代を代表するファイターの1人であり、もしかしたら日本史上最高のファイターとも言えるだろう。
ボクシングのFighter Of The Yearはグラミー賞とよく似ている。世界最高のミュージシャンが年間最優秀アーティストや年間最高アルバムの賞に輝くとは限らない。
プリンスは38回もノミネートされ、受賞したのは7回。
ボクシング界でも、ある年に爆発的な印象を残すファイターがいる一方で、長期間安定した業績を残し続けるファイターもいる。
ホームズを埋もれさせた間違いを、井上でも繰り返してはいけない。*****
身近に、野球の指導を通して中高生の友だちが多いこともあり、毎週とはいきませんが、月に何度か勉強を教えることもあります。
嬉しいことに、ほとんど全ての子が志望校以上の高校や大学に合格してくれています。
謙遜でもなんでもなく、100%子どもたちの実力です。「飛べない」と思い込んでいる子どもの背中を「押すよ」と言って押すだけです。
教師と生徒、トレーナーとファイターの関係も、基本的に同じことだと思います。
実際「野球でも勉強でも上達する、成績が上がるというけど、何か特別な指導ができるわけじゃなくて、量をこなさせているだけ。そりゃ成績上がるのも当たり前」というような外野の方の声も何度か耳にしました。
何かをやり遂げることを登山に例えると「最短距離」と「よりなだらかな道」のバランスをとって登るのが、その山だけを登るのならベストです。
ただ、私には「最短距離」と「よりなだらかな道」を指し示す能力がありません。
だから、それを無視して麓から山頂まで、縦横無尽にのたうち回って登り切るような教え方しかできません。時間がかかるのは当然です。
ただ、次のより高い山を目指すなら、最初の小さな山を効率だけを考えて登るのはマイナス面も多いと考えています。

Quality or Quantity ?
質か量か?
質を伴わない量は意味がない、量を伴わない質は薄弱。バランスが大切とはいえ…何事にも、顔を出す永遠のテーマです。
年末から火がついているFighter Of The Year 論争も、突き詰めるとQuality or Quantity ?の問題です。
「年間1試合しか戦っていないテレンス・クロフォード」、「年間4試合もこなした井上尚弥」「年間2試合で対抗王者を鮮やかに攻略したバム・ロドリゲス」。

◉クロフォードがカネロ・アルバレスを下したのが最も価値ある勝利。
これは多くの人が賛同するかもしれませんが、果たして本当にそうでしょうか?
事実としては「カネロは現在の米国ボクシング界で傑出した人気を誇るスーパースター」でしたが、その裏側には「カネロは4年にわたって劣化症状を深め、PFPファイターに踏みとどまっていたものの、そのランクはジリ貧だった」という、もう一つの事実も横たわっていました。
階級を超えてミッション・インポシブルを成し遂げたシュガー・レイ・レナードやマニー・パッキャオの偉業と明らかに違うのは、戦前予想が一方的ではなかったということです。
人気階級と不人気階級、スーパースターのカネロという色眼鏡を外して見た場合、井上が準完封したムロジョン・アフマダリエフと、カネロの強敵度はどちらが上でしょうか?

◉井上は最もレベルの高いリング誌タイトルを年間4試合も防衛したが、これはラリー・ホームズが1983年に記録した最多記録に並ぶ偉業。
これは…そもそもホームズが記録を持っていたことを知っていたマニアも、下手すると専門家でも少数派だったでしょう。
井上の4試合、その合わせ技一本で、クロフォードの1試合をひっくり返せるか?…これは、質と量のどちらを重視するか、どちらを選んでも間違いとは言えません。

2025年という枠を取っ払うとーーーリング誌は昨夜遅くに「DON'T TAKE NAOYA INOUE'S BRILLIANCE FOR GRANTED(井上尚弥の業績を無視してはいけない)」という記事をアップしました。
***** Let’s not make the same mistake with Inoue. (井上をホームズのように埋もれさせてはならない)。
おそらく、リング誌のFighter Of The Yearはクロフォードになるだろう。1983年と同じように。
1983年にリング誌タイトルを4度守ったホームズではなく、ロベルト・デュランを含む3試合に勝ったマービン・ハグラーがFighter Of The Yearに選ばれ、ハグラーのデュラン戦は後世も語り継がれているのに、ホームズの1983年を振り返る人はいない。
現代のボクシングで複数階級制覇と、一つの階級で防衛回数を重ねること、この二つが偉大になるための道筋になるが、両立するのは難しい。
しかし、井上はジュニアフライ級で1度、ジュニアバンタム級で7度、バンタム級で6度、ジュニアフェザー級で7度も防衛してきた。
Inoue is one of this generation’s greatest fighters, and perhaps already the finest to ever come out of his country.
このタイトルマッチの勝利数は、2010年以降の15年間で最多。井上は時代を代表するファイターの1人であり、もしかしたら日本史上最高のファイターとも言えるだろう。
ボクシングのFighter Of The Yearはグラミー賞とよく似ている。世界最高のミュージシャンが年間最優秀アーティストや年間最高アルバムの賞に輝くとは限らない。
プリンスは38回もノミネートされ、受賞したのは7回。
ボクシング界でも、ある年に爆発的な印象を残すファイターがいる一方で、長期間安定した業績を残し続けるファイターもいる。
ホームズを埋もれさせた間違いを、井上でも繰り返してはいけない。*****
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