
コロナ禍に再注目された「コレラの時代の愛」(1985年)に、やはりリバイバルでベストセラーになっている「百年の孤独」(1967年)。
そして、おそらくこれからクローズアップされるであろう「戒厳令下チリ潜入記ーある映画監督の冒険ー」。
いずれもガブリエル・ガルシア=マルケスの作品です。
以下、岩波新書の紹介HPより。
ヨーロッパ亡命中のチリ反政府派の映画監督ミゲル・リティンは1985年、変装して戒厳令下の祖国に潜入。「チリに関する全記録」の撮影に成功した。
スラム街や大統領府内の模様,武装ゲリラ幹部との地下会見,母や旧友との劇的な再会……。
死の危険を遂にくぐりぬけるまでの奇跡の6週間がノーベル賞作家によって見事に記録された。
ーーー1月2日に起きたベネズエラ大統領夫妻の拉致と、1973年9月11日のチリのクーデターには「米国による中米の国家転覆」「ノーベル賞受賞者」という共通のキーワードがあります。
しかし、米国は53年前のチリでピノチェト将軍のクーデターという「内戦」の体裁をとったのに対して、今回のベネズエラでは公然と特殊部隊を送り込み「侵略」、大統領夫妻を「拉致」したという点で大きく異なります。
半世紀以上前の方が、米国にもまだデリカシーのカケラがあったということです。
そして、チリのときはノーベル賞作家が米国に対して批判の矛先を向けたのに対して、今回のベネズエラでは米国とノーベル平和賞の受賞者が懇ろという醜悪。
「リメンバー・パールハーバー」と宣戦布告せずに太平洋戦争の火蓋を切った日本を「国際法を無視した卑怯者」と非難している米国ですが、今回の作戦で宣戦布告したとは思えません。
いや、しかし、それにしても、今は20世紀前半の帝国主義の時代ではありません。
半世紀以上も前の1970年代でもありません。
https://fushiananome.superknova.org/archives/23091010.html
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